「中国では、国産の「J-10(殲-10)」戦闘機の墜落事故が、しばしば発生している」
と述べている。
やはり、中国の戦闘機は品質的に安定していないらしい。
ために、スクランブルもできないようだ。
スクランブルで飛び立った後、時に相手しだいではエンジンに強大な負荷がかかるドッグファイト形式での飛行を行わねばならなくなる。
そこで何らかの問題を起こして失速でもして海洋上に墜落でもしたら、メンツがたたない。
だから、中国は旅客機のように飛び立って降りることはしても、スクランブルはやらない。
「J-10」は単発エンジン、「J-11」は双発エンジンである。
もし、ロシアのエンジンが「Al-31FN」が欠陥だとすると、
当然のことながらそれをパクッて中国が自主開発したと言う「WS-10(渦扇-10)」は
ロシア製ほどの性能や品質がないとされるから、更に悪い。
イランへの輸出がとりざたされている「J-10」だが、イラン側はロシアのエンジンを載せろと言ってきているという。
中国軍自身が「WS-10搭載型のJ-10」を運用しない限り、イランは「Al-31FN搭載型」のJ-10しか受け入れない
という。
当たり前のことであろう。
中国産戦闘機は実戦に使うにはほとんど無理。
また「J-20」は試作機が4機作られただけで、これは紙上の戦闘機である。
まだまだ、中国空軍はフィギアを並べるだけのものでしかないようである。
欠陥エンジンを載せた戦闘機でも、飛んで戻ってくるくらいはできる。
つまり、
見た目スーパーカー仕様で「F1コースを回る」ことはできても、「F1レースにはとても参加できない」
ということである。
『
サーチナニュース 2015-08-08 07:31
http://news.searchina.net/id/1584494?page=1
中国空軍に「進攻力」はない、
旧型機での出撃は「自殺行為」=中国メディア
中国の大手ポータルサイト「新浪網」は6日、
「中国空軍は進攻タイプの空軍とどれだけ距離があるか。
第2世代機で出撃するのは自殺と同じ」
と題する記事を掲載、自国空軍の能力に対する過大な評価を批判した。
文章は冒頭で、中国空軍はかつての国土防衛に目的を絞る存在から、周辺への出撃も念頭に置くタイプに発展してきたと説明。
「進攻作戦こそ勝利を得る唯一の方式」
と主張した上で、現在の自国空軍の能力を考察した。
まず、かつての主力戦闘機で、現在も現役機が多い「J-7(殲-7)」と「J-8」では日本列島、沖縄、台湾、フィリピンを結ぶ第一列島線の基地や日本本土、インド、南シナ海など中国本土から1000キロメートル以上ある目標を攻撃するのは「非常に厳しい」と指摘。
新型の「Su-27」や「J-11」ならば攻撃能力はあるが、空中給油には依然として問題が残ると指摘。
中国が空中給油機の主力として使っている「HY-6(轟油-6)」では、燃料の搭載量や給油速度で「要求を満たせない」と論じた。
交戦状態になった場合、Su-27や-11などの保有数が600機を超えているなど、米国以外に対しては「数で有利」になったが、質の面ではF-15、F-22、F-35と比べて、「まだ差をつけられている」と主張した。
対地攻撃能力では、「Su-30MKK」と「J-16」ならば「完全に任務遂行能力がある」と主張。
ただし、相手側の地上の重要な施設を爆撃するために使用する「H-6(轟-6)」爆撃機では、
「小国が相手なら適している。
大国相手では古くて原始的で、生存率が低すぎる。
爆撃能力も制限が極めて大きい」
と論じた。
情報収集、偵察能力については「一定程度は敵軍の状態を把握できる」と紹介。
ただし、情報収集衛星の使用では劣ると論じた。
文章は最後の部分で、中国で「J-7やJ-8でも進攻が可能」との論法があることについて
「自殺と同じ」、
「非常に幼稚で笑い話」
などと批判した。
』
『
サーチナニュース 8月10日(月)8時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150810-00000017-scn-sci
「J-10」戦闘機をイランに売却へ
・・・油田採掘権と「バーター」?=台湾メディア
台湾メディアの中時電子報は5日、中国が戦闘機「J-10(殲-10)」24機をイランに売却すると報じた。
支払いはイランのアザデガン油田からの20年間の原油採掘権という。
国連安保理は7月下旬、安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国とイランの間で合意に達した「包括的共同行動計画」を承認した。
イランは今核開発能力の制限と査察・監視を受け入れ、引き換えにイランに対する武器禁輸措置は5年後までに、ミサイル開発禁止は8年後までに解除される。
中国はイランの核開発には反対したが、良好な関係は維持した。
経済面でもイランに配慮し、各国がイランからの原油輸入を削減する中で、中国はイラン原油の最大の輸入国になった。
イランとの「合意成立」でも、中国の説得が大きく貢献したとされる。
イランの武器は相当に老朽化しており、国防の立て直しは急務だ。
中時電子報によると、J-10の売却価格は10億ドル(約1244億円)程度と見られる。
イランは対価として、同国西部国境地帯にあるアザデガン油田の20年間にわたる採掘権を中国に引き渡すという。
★.J-10の開発が始まったのは1980年代。
西側諸国は当初、改革開放を始める一方でソ連との対立は続けていた中国を歓迎し、中国の戦闘機開発を支援した。
しかし1989年の天安門事件により、支援を打ち切った。
★.中国はその後、イスラエルから、同国が開発したが大量生産は見送った「ラビ」戦闘爆撃機の技術を導入し、関係を改善したロシアから電子装置やエンジンを導入することでJ-10を完成したとされる。
中時電子報は、イランがJ-10を入手した場合、理論的にはイスラエル領内の攻撃も可能になると指摘した。
**********
◆解説◆
中国は「バーター方式」による戦闘機の輸出入で実績がある。
1990年代にはロシアから、ソバなど農産物とのバーターで戦闘機を輸入した。
ロシアではソバをかゆ状にして食べ、重要が高まっていた。
1990年代に、日本のソバの輸入の8割以上は中国からだった(現在は6割台)。
日本のソバ業界関係者によると、戦闘機と引き換えに大量のソバがロシアに輸出されたことで、ソバの品薄と価格上昇に拍車がかかり、日本の業界も大きな影響を受けたという。
輸入・輸出と立場は違うが、中国にとってバーターによる外国との大規模な武器取り引きは「経験済み」だったと言える。
』
『
サーチナ 8月14日(金)8時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150814-00000019-scn-sci
中国空軍、弱点のひとつは「電子戦の対応能力」=中国メディア
中国の大手ポータルサイト「新浪網」は10日、戦闘爆撃機の「JH-7(殲轟-7)」を電子戦機に改造するのに必要な技術的問題は基本的に解決済みとする記事を配信した。
中国空軍の弱点の1つが、電子戦への対応能力の低さとされる。
記事は自国空軍の現状として
★.「(電子戦機の)プラットフォームとして使える機体が少ない。
★.技術が低い。
★.作戦に投入しても有効性に乏しい」
などを挙げた。
中国はこれまで爆撃機の「H-6(轟-6)」を土台に「HD-6(轟電-6)」を、輸送機の「Y-8(運-8)」を土台に「YG-8(運干-8)」を開発した。
しかし、HD-6には
「燃料消費が大きく対空時間が短い。
鈍重な機体。
電子装置が互いに干渉しあう」
問題があって使い物にならなかった。
YG-8には
「防御力が弱い。
速度が遅い」
などの問題がある。
相手側のレーダーを妨害するには相当に接近せねばならず、相手に接近しすぎれば自分が容易に捕捉されてしまう。
その場合、逃げのびることができないという。
記事は、中国には米海軍の「EA-18G」のような、
「生存率が高く、作戦能力がある電子戦機」になる可能性があるのがJH-7の改良機
と主張した。
JH-7が有利な点は搭載重量が大きなことで、中国製の電子装置が米軍のものより重いことに対応できる。
ただし「技術的な制限」により、
★.用途の異なるレーダーアンテナを米軍機のように1つにまとめることはできず、
機体の外により多くのアンテナを突き出した形になる
という。
記事は、JH-7は武器の搭載も可能として、
「対レーダーミサイル、中距離空対空ミサイルと、強大な電子装置の組み合わせで、
EA-18Gと同様にステルス機を打ち落とす」
と主張した。
また、JH-7は巡航速度がマッハ0.8であるため、「J-10」、「J-11」などの主力戦闘機と編隊行動をとることも可能と主張した。
記事は、空力性能、電力供給、ソフトウェア、電磁両立性などの問題について「すでに解決済み」と主張。
ただし、
「航空機設計とは、総合的なバランスの問題であり、
一部の性能が他の性能を犠牲にすることも多い」
と指摘。
自国の現状について
「すぐにでもEA-18Gに匹敵する電子戦機を作れると期待することはできない」
と論じた。
』
『
サーチナニュース 2015-08-16 06:17
http://news.searchina.net/id/1585352?page=1
「J-10」戦闘機をイランが大量購入か!?
・・・高性能機だと周囲と問題出るから=中国メディア
中国の大手ポータルサイト「新浪網」はこのほど、イランが中国製戦闘機「J-10(殲-10)」を150機購入するとの情報があるとして、同問題を分析する記事を掲載した。
国連安保理が7月下旬、イランが核開発の制限と査察・監視を受け入れることで、イランに対する武器輸出が5年内に解禁される見通しとなったことで、中国ではイランへの武器輸出、とりわけ戦闘機輸出が関心の的になっている。
「新浪網」はロシアで、
★.中国が戦闘機「J-10」150機をイランに売却することで双方が合意との報道があった
として、同問題を分析した。
まず、
★.「JF-1」戦闘機(中国国内での名称はFC-1、梟龍)について考察。
ただし、同機は中国とパキスタンの共同開発であり、イランとパキスタンの関係が極めて険悪であり、2013年には武力衝突も発生していることから、可能性は低いと主張した。
記事はロシアの
★.「Mig29」について、「性能は本来、悪くない」としながらも、これまでの輸出でさまざまな問題を出していることから、考慮の対象になならないと主張。
記事は続けて、イランの武器購入については、米国や周辺国家との「政治的関係」も問題になると指摘。
★.ロシアの「Su-27」は改良も容易で性能を向上させやすいことから、米国の干渉で実現が難しいとの見方を示した。
★.中国製の「J-10」ならば、周辺国家なども受け入れられる程度の性能
なので、可能性が相当にあるという。
問題は、
★.中国が自国で開発したエンジンの「WS-10(渦扇-10)」をJ-10に搭載できない
でいることだ。
性能や信頼性に問題があるとされる。
現在のところJ-10にはロシア製エンジンの「Al31FN」を搭載している。
記事は、
★.中国軍自身が「WS-10搭載型のJ-10」を運用しない限り、イランは「Al-31FN搭載型」のJ-10しか受け入れない
と指摘。
ロシアにとっては自国製戦闘機の輸出よりも利益は減るが、エンジン輸出だけでも収入になるので、イランのJ-10購入に干渉することはないとの見方を示した。
』
『
サーチナニュース 2015-08-17 08:31
http://news.searchina.net/id/1585366?page=1
「J-10」戦闘機の相次ぐ墜落
・・・ロシア製エンジンは欠陥だ!=中国メディア
●写真は新浪網の上記記事掲載頁キャプチャー。
記事内の使用画像は、エンジンが停止したにもかかわらず、奇跡的に帰還に成功したJ-10という)
中国では、国産の「J-10(殲-10)」戦闘機の墜落事故が、しばしば発生している。
中国の大手ポータルサイト「新浪網」は、ロシア製のエンジンの欠陥とする記事を発表した。
J-10の初飛行は1998年で中国空軍が運用を開始したのは2005年。
当初は西側諸国が同機開発に協力的だったが、1989年の天安門事件で関係が悪化。
中国はイスラエルからひそかに技術を購入したとされる。
また、ロシアからも技術を導入し、エンジンもロシアから購入することになった。
採用されたのが、ロシアの「リューリカ=サトゥールン AL-31F」ターボファンエンジンだった。
同エンジンは「Mig-29」シリーズなどに搭載された「クリーモフ RD-33」を改良したものだ。
ターボファンエンジンは、低圧タービンと低圧コンプレッサーを結ぶ軸、高圧タービンと高圧コンプレッサーを結ぶ軸(同心円状に配置)などを持つ。
高温で高速回転をして、強大な力学エネルギーの伝達という役割りを担うこれらの軸と軸受けに、まんべんなく潤滑油を行き渡すことが、技術上の難点とされる。
★.中国軍で1985年に発生した、飛行中における軍用機のエンジン停止事故の43%が、潤滑性の損失のよるもの
だったとされる。
★.米軍では「ゼネラル・エレクトリックTF-34」で83年に発生したエンジン停止事故の23%が、同じ原因
だったという。
ターボファンエンジンでは一般に、回転軸の潤滑性が低下すると、警報が出る設計になっている。
しかし「AL-31F」では警報が出た時点で潤滑性が相当に失われており、直後に停止してまう場合が多い。
これまでにも、潤滑性が低下の警報が出たために飛行中のJ-10がエンジン回転数をできるかぎり絞って飛行場に引き返したが、たどりつく前にエンジンが停止したことがあった。
中国軍側はロシアに対して、AL-31シリーズの潤滑システムには欠陥があるとして改善を求めている。
ロシア側は「設計を改善する」と回答したが、資金不足のために作業は進んでいないという。
J-10はこれまでに、操縦士が空間感覚を喪失して墜落した事故が1回あったが、それ以外はすべて、エンジン停止による墜落だ。
ロシアの「Su-27」および同機をベースにした「J-11」シリーズは双発機なので、エンジン1基が停止しても飛行を続けることができるが、J-10は単発なので、エンジン停止がそのまま墜落事故になるという
』
『
サーチナニュース 2015-08-21 13:45
http://news.searchina.net/id/1586062?page=1
米兵は「精神力」も劣る! 中国軍は空も陸も米軍に「恐れるに足りず」=中国メディア主張
中国の軍事情報サイト「軍事区」は19日「解放軍戦闘機2200機が明らかに。米軍戦力は恐れるに足りず」と題する文章を掲載した。
文章は、最近米国で、
「中国軍は出撃可能な軍用機を2200機保有」、
「空軍力はかつてとは異なり米国のような大国に対抗できる状況」
との見解が示されたとして、自国航空兵力が急成長と強調した。
中国の航空兵力についてよく言われるのが
「大量の航空機を保有するが、旧型機がほとんど」
ということだ。
記事は、
「4分の1は現代機と言える」
と主張。
戦闘機としては
「J-10(殲-10)」、
「J-11」、
「Su-27」、
「S-30」
を保有し、米軍の米軍の「F/A-18」の脅威になっていると論じた。
記事はさらに、ロシアから中国への「Su-35」の輸出が決まったことで、中国はさらに高性能で、航続距離もはるかに長いマルチロール機を入手することになったと主張した。
さらに、中国が
「J-20」と「J-31」を保有することになれば、「ステルス機はもはや、米国の独占ではなくなる」
と主張。
中国が短期間のうちに、ステルス機分野で米国を追い抜くとの見方があると紹介した。
記事は陸軍分野でも
「台湾人や日本人は米陸軍が世界一と思っているが、米国には中国陸軍が世界一と考えるシンクタンクがあり、中国人もそう思っている」
と紹介。
軍の実力を決める要素は
「武器の先進性」、
「兵力と装備の量」、
「人員のレベル」
と指摘。
中国陸軍は兵員数や装備数で米国を大きく上回っており「装備のレベルも米軍に劣らない」と主張。
中国人の身体的条件は欧米人よりも劣っているが、
「膨大な人口を利用して優秀な兵士を選抜すれば、米兵に劣ることはない」
などと主張。
また兵士の戦闘精神でも
「米軍を超越している。米兵は戦闘意志が極めて劣っている」
と主張した。
**********
◆解説◆
中国では多くの軍事関連記事が発表されている。
好んで読む読者も相当に多いと想像できる。新華社系の新華網、人民日報系の人民網の、一流とされるニュースサイトも、軍事カテゴリーに大きな力を割いている。
中国の軍事情報記事は、「玉石混交」が目立つ状況だ。
戦力、技術力、政治情勢を冷静に分析し、紹介する記事がある一方で、上記記事のように
「読者の溜飲を下げる」ことを目的に
ような記事も多い。
根拠もなしに「米兵は戦闘意志が極めて劣る」との主張は、戦前の日本の風潮を見るようだ。
』
==========
資 料
==========
『
●現代の驚異 「F 14 トムキャット 艦上戦闘機」
2015/07/21 に公開
』
『
●戦闘するデザイン 「制空戦闘機 F 15 イーグル」
2015/07/20 に公開
』
サーチナ 8月14日(金)8時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150814-00000019-scn-sci
中国空軍、弱点のひとつは「電子戦の対応能力」=中国メディア
中国の大手ポータルサイト「新浪網」は10日、戦闘爆撃機の「JH-7(殲轟-7)」を電子戦機に改造するのに必要な技術的問題は基本的に解決済みとする記事を配信した。
中国空軍の弱点の1つが、電子戦への対応能力の低さとされる。
記事は自国空軍の現状として
★.「(電子戦機の)プラットフォームとして使える機体が少ない。
★.技術が低い。
★.作戦に投入しても有効性に乏しい」
などを挙げた。
中国はこれまで爆撃機の「H-6(轟-6)」を土台に「HD-6(轟電-6)」を、輸送機の「Y-8(運-8)」を土台に「YG-8(運干-8)」を開発した。
しかし、HD-6には
「燃料消費が大きく対空時間が短い。
鈍重な機体。
電子装置が互いに干渉しあう」
問題があって使い物にならなかった。
YG-8には
「防御力が弱い。
速度が遅い」
などの問題がある。
相手側のレーダーを妨害するには相当に接近せねばならず、相手に接近しすぎれば自分が容易に捕捉されてしまう。
その場合、逃げのびることができないという。
記事は、中国には米海軍の「EA-18G」のような、
「生存率が高く、作戦能力がある電子戦機」になる可能性があるのがJH-7の改良機
と主張した。
JH-7が有利な点は搭載重量が大きなことで、中国製の電子装置が米軍のものより重いことに対応できる。
ただし「技術的な制限」により、
★.用途の異なるレーダーアンテナを米軍機のように1つにまとめることはできず、
機体の外により多くのアンテナを突き出した形になる
という。
記事は、JH-7は武器の搭載も可能として、
「対レーダーミサイル、中距離空対空ミサイルと、強大な電子装置の組み合わせで、
EA-18Gと同様にステルス機を打ち落とす」
と主張した。
また、JH-7は巡航速度がマッハ0.8であるため、「J-10」、「J-11」などの主力戦闘機と編隊行動をとることも可能と主張した。
記事は、空力性能、電力供給、ソフトウェア、電磁両立性などの問題について「すでに解決済み」と主張。
ただし、
「航空機設計とは、総合的なバランスの問題であり、
一部の性能が他の性能を犠牲にすることも多い」
と指摘。
自国の現状について
「すぐにでもEA-18Gに匹敵する電子戦機を作れると期待することはできない」
と論じた。
』
『
サーチナニュース 2015-08-16 06:17
http://news.searchina.net/id/1585352?page=1
「J-10」戦闘機をイランが大量購入か!?
・・・高性能機だと周囲と問題出るから=中国メディア
中国の大手ポータルサイト「新浪網」はこのほど、イランが中国製戦闘機「J-10(殲-10)」を150機購入するとの情報があるとして、同問題を分析する記事を掲載した。
国連安保理が7月下旬、イランが核開発の制限と査察・監視を受け入れることで、イランに対する武器輸出が5年内に解禁される見通しとなったことで、中国ではイランへの武器輸出、とりわけ戦闘機輸出が関心の的になっている。
「新浪網」はロシアで、
★.中国が戦闘機「J-10」150機をイランに売却することで双方が合意との報道があった
として、同問題を分析した。
まず、
★.「JF-1」戦闘機(中国国内での名称はFC-1、梟龍)について考察。
ただし、同機は中国とパキスタンの共同開発であり、イランとパキスタンの関係が極めて険悪であり、2013年には武力衝突も発生していることから、可能性は低いと主張した。
記事はロシアの
★.「Mig29」について、「性能は本来、悪くない」としながらも、これまでの輸出でさまざまな問題を出していることから、考慮の対象になならないと主張。
記事は続けて、イランの武器購入については、米国や周辺国家との「政治的関係」も問題になると指摘。
★.ロシアの「Su-27」は改良も容易で性能を向上させやすいことから、米国の干渉で実現が難しいとの見方を示した。
★.中国製の「J-10」ならば、周辺国家なども受け入れられる程度の性能
なので、可能性が相当にあるという。
問題は、
★.中国が自国で開発したエンジンの「WS-10(渦扇-10)」をJ-10に搭載できない
でいることだ。
性能や信頼性に問題があるとされる。
現在のところJ-10にはロシア製エンジンの「Al31FN」を搭載している。
記事は、
★.中国軍自身が「WS-10搭載型のJ-10」を運用しない限り、イランは「Al-31FN搭載型」のJ-10しか受け入れない
と指摘。
ロシアにとっては自国製戦闘機の輸出よりも利益は減るが、エンジン輸出だけでも収入になるので、イランのJ-10購入に干渉することはないとの見方を示した。
』
『
サーチナニュース 2015-08-17 08:31
http://news.searchina.net/id/1585366?page=1
「J-10」戦闘機の相次ぐ墜落
・・・ロシア製エンジンは欠陥だ!=中国メディア
●写真は新浪網の上記記事掲載頁キャプチャー。
記事内の使用画像は、エンジンが停止したにもかかわらず、奇跡的に帰還に成功したJ-10という)
中国では、国産の「J-10(殲-10)」戦闘機の墜落事故が、しばしば発生している。
中国の大手ポータルサイト「新浪網」は、ロシア製のエンジンの欠陥とする記事を発表した。
J-10の初飛行は1998年で中国空軍が運用を開始したのは2005年。
当初は西側諸国が同機開発に協力的だったが、1989年の天安門事件で関係が悪化。
中国はイスラエルからひそかに技術を購入したとされる。
また、ロシアからも技術を導入し、エンジンもロシアから購入することになった。
採用されたのが、ロシアの「リューリカ=サトゥールン AL-31F」ターボファンエンジンだった。
同エンジンは「Mig-29」シリーズなどに搭載された「クリーモフ RD-33」を改良したものだ。
ターボファンエンジンは、低圧タービンと低圧コンプレッサーを結ぶ軸、高圧タービンと高圧コンプレッサーを結ぶ軸(同心円状に配置)などを持つ。
高温で高速回転をして、強大な力学エネルギーの伝達という役割りを担うこれらの軸と軸受けに、まんべんなく潤滑油を行き渡すことが、技術上の難点とされる。
★.中国軍で1985年に発生した、飛行中における軍用機のエンジン停止事故の43%が、潤滑性の損失のよるもの
だったとされる。
★.米軍では「ゼネラル・エレクトリックTF-34」で83年に発生したエンジン停止事故の23%が、同じ原因
だったという。
ターボファンエンジンでは一般に、回転軸の潤滑性が低下すると、警報が出る設計になっている。
しかし「AL-31F」では警報が出た時点で潤滑性が相当に失われており、直後に停止してまう場合が多い。
これまでにも、潤滑性が低下の警報が出たために飛行中のJ-10がエンジン回転数をできるかぎり絞って飛行場に引き返したが、たどりつく前にエンジンが停止したことがあった。
中国軍側はロシアに対して、AL-31シリーズの潤滑システムには欠陥があるとして改善を求めている。
ロシア側は「設計を改善する」と回答したが、資金不足のために作業は進んでいないという。
J-10はこれまでに、操縦士が空間感覚を喪失して墜落した事故が1回あったが、それ以外はすべて、エンジン停止による墜落だ。
ロシアの「Su-27」および同機をベースにした「J-11」シリーズは双発機なので、エンジン1基が停止しても飛行を続けることができるが、J-10は単発なので、エンジン停止がそのまま墜落事故になるという
』
『
サーチナニュース 2015-08-21 13:45
http://news.searchina.net/id/1586062?page=1
米兵は「精神力」も劣る! 中国軍は空も陸も米軍に「恐れるに足りず」=中国メディア主張
中国の軍事情報サイト「軍事区」は19日「解放軍戦闘機2200機が明らかに。米軍戦力は恐れるに足りず」と題する文章を掲載した。
文章は、最近米国で、
「中国軍は出撃可能な軍用機を2200機保有」、
「空軍力はかつてとは異なり米国のような大国に対抗できる状況」
との見解が示されたとして、自国航空兵力が急成長と強調した。
中国の航空兵力についてよく言われるのが
「大量の航空機を保有するが、旧型機がほとんど」
ということだ。
記事は、
「4分の1は現代機と言える」
と主張。
戦闘機としては
「J-10(殲-10)」、
「J-11」、
「Su-27」、
「S-30」
を保有し、米軍の米軍の「F/A-18」の脅威になっていると論じた。
記事はさらに、ロシアから中国への「Su-35」の輸出が決まったことで、中国はさらに高性能で、航続距離もはるかに長いマルチロール機を入手することになったと主張した。
さらに、中国が
「J-20」と「J-31」を保有することになれば、「ステルス機はもはや、米国の独占ではなくなる」
と主張。
中国が短期間のうちに、ステルス機分野で米国を追い抜くとの見方があると紹介した。
記事は陸軍分野でも
「台湾人や日本人は米陸軍が世界一と思っているが、米国には中国陸軍が世界一と考えるシンクタンクがあり、中国人もそう思っている」
と紹介。
軍の実力を決める要素は
「武器の先進性」、
「兵力と装備の量」、
「人員のレベル」
と指摘。
中国陸軍は兵員数や装備数で米国を大きく上回っており「装備のレベルも米軍に劣らない」と主張。
中国人の身体的条件は欧米人よりも劣っているが、
「膨大な人口を利用して優秀な兵士を選抜すれば、米兵に劣ることはない」
などと主張。
また兵士の戦闘精神でも
「米軍を超越している。米兵は戦闘意志が極めて劣っている」
と主張した。
**********
◆解説◆
中国では多くの軍事関連記事が発表されている。
好んで読む読者も相当に多いと想像できる。新華社系の新華網、人民日報系の人民網の、一流とされるニュースサイトも、軍事カテゴリーに大きな力を割いている。
中国の軍事情報記事は、「玉石混交」が目立つ状況だ。
戦力、技術力、政治情勢を冷静に分析し、紹介する記事がある一方で、上記記事のように
「読者の溜飲を下げる」ことを目的に
ような記事も多い。
根拠もなしに「米兵は戦闘意志が極めて劣る」との主張は、戦前の日本の風潮を見るようだ。
』
資 料
==========
『
●現代の驚異 「F 14 トムキャット 艦上戦闘機」
2015/07/21 に公開
』
『
●戦闘するデザイン 「制空戦闘機 F 15 イーグル」
2015/07/20 に公開
』
【中国の盛流と陰り】
_