2015年8月9日日曜日

中国の教育:未来の英国紳士・淑女は中国人風?・・・中国式「偉大な教育法」を導入

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サーチナニュース 2015-08-09 09:33
http://news.searchina.net/id/1584508?page=1

未来の英国紳士・淑女は中国人風?
・・・中国式「偉大な教育法」を導入=中国メディア



 中国メディアの参考消息網は6日、英国メディアが、
 中国の教育は英国教育よりも優れているとの「偉大なる神話を宣伝しつづけている」
と紹介する記事を配信した。

 英国放送協会(BBC)は4日放送の番組で、中国人の教師が同国ハンプシャー州の学校の映像記録を見て、生徒らが無秩序で、挑発的で怠惰であることを知り、驚く様子を紹介した。
 番組は言外に、中国人の子が国際試験で英国の子よりも成績がずっとよい理由を示したという。

 しかし、参考消息網は、中国の教育の問題点を、より多く指摘した。
 「点数を取りさえすればよい」という教育の背後に、子どもらがその後、どのような状況になるかの考えはないと指摘。
 米国や英国は国際的な試験において、半世紀あまりひどい状況が続いているが、学術研究、科学の特許、発明、刷新、繁栄、創造力、実力、そして民主的な活力で世界の最前列にあると論じた。

 英国でも「中国式教育」への強い疑問の声がある。
 思想を硬直化させ、「機械的な共産主義者」を生み出すだけだとの指摘だ。
 一方では、学力を向上させるためには、中国の教育を見習うべきだとの主張もある。

 皮肉なのは、中国人の間で自国の教育方法に対する不満の声が出ていることだ。
 在学中は丸暗記に長じるが、その後は知的能力を発揮できなくなることについて「どうして、そうなるのだ」との批判的だ。
 そのため、中国でも英国のパブリックスクールのような教育機関の設立を望む声が出ているという。

 さらに、米国や英国に留学する中国の若者も多い。
 国外に出て活力に満ちた経済や開放された社会に接し、強制された機械的な教育は、長期的な視点からは、創造力やチャレンジ精神、あるいは人としての幸福をもたらすことはないと気づくという。

 記事は最後の部分で、
 「点取り本位の教育は、最も容易な管理方法。
 数字の独裁でもある。
 中国人はそのことに気づきはじめた。
 しかし英国人は気づいていない」
と主張した。

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◆解説◆
 中国では、「試験で高得点を取らせる」ことは、人格形成に悪影響があるとの指摘もある。
 親が子に「机に向かって勉強する」ことだけを求めるので、子は家事の手伝いもせず、「勉強以外は、すべてのことを、やってもらうのが当たり前」、「よい成績さえ確保できれば、それ以外は何でも許される」との考えに染まってしまうからという。



レコードチャイナ 配信日時:2015年8月9日(日) 9時45分
http://www.recordchina.co.jp/a115970.html

日本と中国の教育の違い
=「息子の飲み物にだけバニラアイスが付いていた」―在日中国人

 2015年8月7日、羊城晩報は、ある在日中国人女性について紹介した。

 私は家族とともに日本に住む中国人の母親である。
 仕事の関係で、私たち一家は上海でも3年近く暮らした。
 息子が日本で3、4年のサッカークラスを受けていたので、上海滞在中も、日本人が上海で設立したサッカークラブで引き続き練習させることにした。
 このサッカークラブの指導方針は日本とほぼ同じだった。
 中国人の生徒向けのグラウンドもあり、家から近かったため、私たちも毎週1回このグラウンドに通い、中国人の子どもたちと一緒に練習することとなった。

 このサッカークラブはあくまで趣味を育てるためのクラブだったが、日本の同じようなクラブと比べると、練習内容がずっと簡単なのが気になった。
 私はコーチに、
 「もう1年以上通っている子どもがなぜまだ簡単なドリブルの練習をしているのか」
と聞いた。
 日本人のコーチは私に、
 「中国の子どもは言うことを聞かない。
 日本の子どもはコーチが言うことを1から10まで聞くが、中国の子どもの多くは3まで聞くともう我慢できなくなってしまう。
 そのため複雑な技術指導はなかなかできない」
と答えた。

 私はこの話を上海の小学校の校長に話し、どうしてなのか尋ねてみた。
 この校長は、日本の基礎教育にとても興味を持ち、日本人学校の授業の視察にもよく出かける人である。
 校長によると、
★.日本は「忍耐」が一番大事な社会であり、
 どの大人も忍耐力が強く、子どもも我慢強い
のだという。

 これを聞いて、息子が3、4歳のころ、休暇を過ごしに上海に連れて行ったときのことを思い出した。
 ある時、何人かの友人と集まって食事をした。
 みんな子どもを連れていた。
 大人は料理を頼み、子どもには自分で飲み物を注文させた。
 息子はほかの子どもよりずっと小さかったが、ウエイターのメニューの説明を最後まで聞いてから頼んだのは息子だけだった。
 ほかの子どもは聞き終わる前に頼むか、聞きもせずに頼んでいた。
 飲み物がやってくると、息子の飲み物にだけバニラアイスが付いていた。
 ほかの子どもたちが騒ぎ始めて、やっと大人たちも息子がどれだけ真剣に注文していたかに思い当たった。

 日本人は、小さいころから選ぶ権利を子ども自身に与え、選んだ結果の責任を子ども自身に負わせる。
 選択が間違っていたら後悔することになるから、選ぶということは簡単にできることではない。
 そのため日本の子どもは小さいころから、限りある資源を利用して最大の利益を得ることを知っている。
 サッカーの練習も同じだ。
 日本人の子どもはコーチの話を聞いてから練習した方が、自分で勝手にボールを蹴るよりもおもしろいと知っているのである。

 日本の小学校でも、授業で話を聞かない子どもは少なくない。
 だがグラウンドでコーチの話を聞かない子どもはほとんどいない。
 理由は簡単である。
 学校の勉強は義務だが、サッカーの練習は自分で選んだことだからだ。

 日本の育児書もそのように保護者に教えている。
 子どもを連れておもちゃを買うとすれば、保護者は2つか3つの候補を選んでもいいが、最後は子どもに選ばせる。
 小さい頃から自分で選ぶ習慣を身につけさせるためである。

 息子が最初に自分で「選択」をしたのは3カ月のときだった。
 息子を連れて日本の病院に予防注射を打ちに行った時のことだった。
 注射を終えた医師は、大声で泣く息子のために、キャラクターの絵の入った2枚の絆創膏を取り出した。
 両手で2枚とも取ろうとする息子に、医師は辛抱強く、1枚だけだと言って聞かせた。
 息子はそれを理解したようで、少し迷ってから1枚を選んだ。
 この小児科医師がこうしたのは、実際には保護者の私に見せ、保護者を教育するためだったと考えられる。

 日本人がこうしたしつけをするのは、小さいころから選択の余地を子どもに与えなければ、子どもが自分は本当は何が必要で、何をしたくて、何に興味があるのかがわからなくなってしまうからなのである。

(提供/人民網日本語版・翻訳/MA・編集/武藤)



サーチナニュース 2015-08-19 11:31
http://news.searchina.net/id/1585716?page=1

中国は「恥を並べるだけ」、
日本は「大国主義」と「愛国主義」
・・・歴史教育に違い=中国メディア 

 中国メディア・中華網は17日、
★.中国の歴史教育は「恥」を並べるだけの教育であり、
★.国民教育で成功を収めたのは日本の教育だった
とする評論記事を掲載した。

 記事はまず、日本が中国に対して日清戦争や日中戦争を仕掛けた理由が「中国の身体が不調をきたしていたこと」にあると主張。
 ここでいう
 国の「身体」とは軍事力や科学技術力などを含む総合的な国力によって表わされるもの
であるとした。
 そして、
★.中国は軍事面において理論と実力がかみ合わないという「欠陥」を抱えており、現在しっかり考えなければいけない問題である
と指摘した。

 さらに、日本が中国に戦争を仕掛けようとするもう1つの背景として、
★.「中国国民の素養や国民教育が過去にしろ現在にしろ、
 日本に比べて欠けている部分があること」
を挙げた。
 そして、
★.戦争教育において
 日本が「日清戦争にしろ、第2次世界大戦にしろ、国民を洗脳し熱狂化させたことは、
 日本が国民教育のうえで成功を収めた
と言わざるを得ない」
と評した。

 また、
★.日本は「もし新たに日清戦争が起きた場合に、われわれはどうやって勝つか」といったような「啓発的な教育」を進めてきた
のに対して、
★.中国が実施している教育は「詰め込み式の記憶教育」である
とし、日中間の歴史教育には実際あまりにも大きな差が存在すると解説した。

★.中国の歴史教育について記事はさらに、「屈辱という点からしか扱っていない」
と指摘。
★.中国国内にある多くの記念館や博物館は「屈辱の歴史の展示場所」となっている
とし、
 「みんなに恥を知ってほしいとは思うが、単に日本がどれほどの中国人を殺してどれほどの地を占領したかしか学べないという状況は望まない」
と論じた。
 そして、
 「日本がそのような行動に出た意図は何だったのか、
 歴史を再び繰り返すことになるのか、
 われわれは深く分析しなければらならないのだ」
と呼び掛けた。

 記事はこのほか、9月3日に北京の天安門で行われる戦勝70周年閲兵式についても言及。
★.中国の目標は「先進の武器装備を見せることにある」
とする一方、
★.「武器装備は単なる一側面に過ぎず、
 国民の素養がどうか、
 愛国主義教育がどのレベルかといった事柄が、
 その国が持つ戦争に向けた潜在力の強さを示すのだ」
と評論した。

 そして、この点において
 安倍首相が政権掌握以降「大国主義教育」と「愛国主義教育」という2つの教育を強調し続けている
ことを指摘。
★.「この点においては、彼のやっていることはちっとも悪くない。
 第2次大戦の歴史遺産が国連に承認されない可能性があることは承知の上で、一種の愛国主義教育として、自分たちの先人がどんなことをしてきたかを国民に知らしめようとしたのだ」
と論じた。



中国の盛流と陰り



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