● JNNニュース
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ロイター 2015年 08月 20日 15:29 JST
http://jp.reuters.com/article/2015/08/20/china-bla-idJPKCN0QP0GB20150820
中国天津市、シアン化合物の水中濃度が基準値の最大277倍
[上海 20日 ロイター] -
12日に大規模な爆発が起きた中国天津市の環境保護当局は20日、港湾周辺における水中のシアン化合物濃度が基準値の最大277倍に達していたことを明らかにした。
事故現場周辺の避難区域で実施した水質検査で河川、海や汚水のシアン化合物濃度が急上昇していたという。
ただ保健当局は、同市の飲料水については国家基準を満たしており安全だとしている。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年8月21日(金) 10時42分
http://www.recordchina.co.jp/a117151.html
事故現場近くの海岸で魚が大量死、
原因を当局が調査中=
中国ネット「魚の集団自殺だ!」
「調査結果は『爆発と無関係』で決まり」
「天津市の爆発事故現場から約6キロ離れた海岸で魚が大量死している」
との国内メディアの報道を受け、天津市当局はすでに調査を開始したと発表した。
中国メディア・新浪が伝えた。
20日午後に開かれた天津市政府の記者会見で、同市環境観測センター主任の●小文(デン・シャオウェン、●は登におおざと)氏は
「魚が大量死する原因はさまざまだ。
すでに漁業・水産などの関係部門の専門家を現場に派遣し、調査を開始している。
結果がわかればすぐに公表する」
と述べた。
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時事ドットコム (2015/08/19-11:40)
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20150819033130a
中国・天津爆発事故現場に雨、
広がる汚染への不安
【天津AFP=時事】大規模な爆発事故によって壊滅的な被害を受けた中国・天津は18日、雨が降り、片付け作業が困難になるとともに、毒物汚染拡大への不安が広がっている。
当局によれば、事故が起きた天津北部の港湾地区には、毒性の強いシアン化ナトリウムが約700トン保管されていたため、雨で広範囲に流出する可能性があるという。
当局は、天津の大気と水は安全だと主張しているが、地元住民や犠牲者の遺族は不信感をあらわにし、国際環境保護団体グリーンピースも、当局に透明性を要請した。
天津市環境保護局によると、17日は封鎖された地域内にある40か所の水質検査地点のうち8か所でシアン化物が基準を上回り、最も高い数値は基準の28.4倍だったことを明らかにした。
シアン化物は他に21か所の検査地点でも検出されたという。
天津市環境保護局によれば、汚染物質の流出を防ぐために、「爆心地」の10万平方メートル周辺を土砂でせき止め、雨水がたまらないよう、パイプラインなどで排水を行っているという。
シアン化ナトリウムは毒性のある白色の結晶、または粉末で、金鉱などさまざまな場所で工業用に使用されている。
シアン化水素ガスが発生することもあるため、米国ではガス室による死刑執行に使われていたこともある。
米環境保護局(EPA)によれば、濃度が比較的低い場合でも急性暴露した場合は、脱力感や吐き気、目や肌の炎症を起こす恐れがあり、慢性暴露の場合は、心臓血管や中枢神経系に影響を与える恐れがあるという。
■犠牲者114人の追悼式典
18日には天津市内で114人の犠牲者を追悼する式典が開かれた。
式典では、当局者や兵士らが頭を下げて犠牲者をしのんだ。
18日までに死者、行方不明者の数はそれぞれ114人、57人に上り、31人の遺体の身元がまだ判明していない。
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サーチナニュース 2015-08-20 15:39
http://news.searchina.net/id/1585926?page=1
天津の爆発事故、「神経ガス発生」をめぐる情報の真相は?=中国メディア
中国メディアの人民網は19日、天津市の港湾部で12日に起きた大規模な爆発事故において、「神経ガスが検出された」との一部報道を否定し、
「環境保護局の観測では今まで神経ガスのような物質は検出されていない」
と伝えた。
米国の華字メディアである新唐人は18日、中国中央電視台(CCTV)が「爆発事故の発生後、北京化工大学の門宝博士が事故現場で神経ガスを検出した」と報じたことを紹介。
さらに、中共公安部消防局の牛躍光副局長が、爆発を起こした倉庫には危険性のある化学物質が約3000トン保管されていたと述べていたことを紹介した。
一方で中国共産党機関紙の人民網は、天津市環境保護局の温局長が19日に記者会見を行い、「神経ガスが検出された」との報道を否定したことを紹介。
記者会見前には権威ある専門家が事故現場から神経ガスが検出される可能性は低いと判断したことを伝え、温局長が
「環境保護局も神経ガスは検出していない」
と述べたことを紹介した。
続けて、温局長の話として、事故発生後の13日早朝から環境保護局は事故発生現場の隔離地域の外側に17カ所の大気観測所を設置したと紹介。
さらに、中国政府が派遣した専門組織が事故現場に到着して以降は大気の質が改善したと述べたと紹介した。
また記事は、温局長が
「爆発事故によって環境に悪影響をもたらす汚染物質が放出されたのは事実」
としながらも、
★.汚染物質の濃度は人体に多大な影響を与えるほどではない
と述べたことを紹介、
★.神経ガスの発生についてはあくまでも「誤報」である
との見解を示した。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年8月21日(金) 9時43分
http://www.recordchina.co.jp/a116931.html
天津の爆発地域、シアン化合物の濃度が基準の356倍に―中国メディア
●20日、新華社によると、天津の爆発現場のシアン化合物の濃度が最大で基準の356倍に達することがわかった。写真は事故現場。
2015年8月20日、新華社によると、天津の爆発現場のシアン化合物の濃度が最大で基準の「356倍」に達することがわかった。
天津市環境観測センターの●小文(デン・シャオウェン。●=「登」におおざと)主任は同日の記者会見で、19日に行った検査の結果、爆発区域内の8つの観測地点で基準値を上回るシアン化合物が検出され、最大で356倍に達していたことを明かした。
一方で、環境保護部緊急センターの田為勇(ティエン・ウェイヨン)主任は、
「事故後、大気中から8種類の有害物質が検出され、ベンゼン、トルエン、キシロールなど一時基準値を上回った物質もあるものの、16日以降は基準値を超えるものは出ていない」
と話し、
「爆発事故の中心地域の環境汚染は、全体としてはコントロールされている」
と述べた。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年8月21日(金) 14時21分
http://www.recordchina.co.jp/a117178.html
中心部の水たまりから、基準値の800倍超えのシアン化合物―中国
2015年8月21日、新聞晨報によると、天津市の爆発事故現場にできた巨大な水たまりから、基準値の800倍を超える濃度のシアン化合物が検出された。
爆発の中心地点に出現した巨大な穴には、直径約60メートル、深さ6~7メートルの水たまりができている。
20日朝、環境保護局緊急対策本部の専門家が1回目とは異なる地点で2回目の水質サンプル調査を実施。
水たまりの周囲で50メートルおきにサンプルを採取して調査を行ったところ、最高で基準値の800倍以上、最低で2倍の濃度のシアン化合物が検出された。
専門家によると、水たまりには現在5万トンほどの水がある。
★.穴の大きさから50万トンの水が貯まる可能性を指摘しており、
その場合は1日に5000トンの処理で3カ月はかかる
とみている。
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ロイター 2015年 08月 21日 18:41 JST
http://jp.reuters.com/article/2015/08/21/china-blast-idJPKCN0QQ0IO20150821
北京で化学物質扱う85社に安全上の問題、天津爆発受け検査
● 8月21日、中国・天津市の大規模爆発事故を受けて北京市当局が危険な化学物質を扱う企業を検査したところ、85社の計124カ所で安全上の問題が確認された。国営の新華社が伝えた。写真は20日、天津爆発現場から6キロ程度離れた川でみつかった大量の死んだ魚(2015年 ロイター)
[上海 21日 ロイター] -
中国・天津市の大規模爆発事故を受けて北京市当局が危険な化学物質を扱う企業を検査したところ、85社の計124カ所で安全上の問題が確認された。
国営の新華社が21日までに伝えた。
中にはアジア最大の石油精製企業である中国石油化工(シノペック)の施設も含まれていた。
新華社が北京市安全生産監督管理局の話として伝えたところによると、シノペック施設の安全管理担当者は石油タンク火災の対処方法に詳しくなかったという。
また、複数の従業員が施設近くの宿舎で喫煙しているのも確認された。
同局の銭山・副局長は
「検査に引っ掛かった企業は生産停止が命じられ、倉庫は常時監視されることになる」
と述べた。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年8月22日(土) 11時22分
http://www.recordchina.co.jp/a117228.html
爆発区域内に人は住めるのか?
小動物を入れた檻を放置して実験―天津市
●19日、中国天津市の爆発があった中心地域で、人間が居住できる環境かを確認するために小動物が入った檻を置いて実験することになった。
2015年8月19日、中国天津市の爆発があった中心地域で、人間が居住できる環境かを確認するために小動物が入った檻(おり)を置いて実験することになった。
チャイナフォトプレスが伝えた。
報道によると、今回の実験は対策本部の専門家の提言によるもの。
北京軍区の部隊がニワトリやウサギ、ハトなどの小動物を檻に入れ、爆発の中心区域に置いた。
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TBS系(JNN) 8月22日(土)11時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150822-00000015-jnn-int
天津爆発現場にウサギ・ニワトリ、不安和らげる意図か
中国・天津で起きた化学工場の爆発で、現地メディアは、現場近くに檻に入れたウサギやニワトリが置かれている写真を掲載しました。
汚染への不安を和らげようとの意図があるとみられます。
廃墟の前に置かれた檻の中で窮屈そうにしているウサギ。
こちらの写真には鳩やニワトリも映っています。
一連の写真は、先週、中国・天津で起きた爆発現場付近で撮影されたもので、現地メディアは
「2時間放置しても問題なかった」
と報じています。
ロイター通信は、爆発による化学物質汚染への不安が拡大する中、これを抑えようとする意図があるものとみられるとしています。
ただ、同時に公開された写真ではガスマスク姿の作業員が映っていて、住民らの不安は簡単には払拭されそうにありません。
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NNA 2015/8/24 08:30
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150824-00000001-nna_kyodo-nb
【中国】《安全》汚水処理に3カ月か、天津の爆発中心地
天津市で12日に発生した爆発事故の後処理は、爆心地にたまった汚染水の無害化に最大3カ月を要する見通しだ。
周辺の土壌や地下水の汚染対策も必要とみられ、現場の完全復旧に向けた作業は長期化が予想される。
21日付新聞晨報、京華時報などが伝えた。
爆心地には直径約60メートル、深さ6~7メートルの巨大な穴が開き、危険化学品で汚染された大量の水がたまっている。
政府の環境対策チームがこれまで3度にわたり実施した水質検査によると、水中のシアン化合物は平均で基準値の約40倍を超え、最も濃度の高い場所では800倍余りを記録した。
酸性とアルカリ性の度合いを示すPH値は10~11のアルカリ性を示し、化学的酸素要求量(COD)や硫化物、アンモニア態窒素などは基準値の範囲内という。
専門家の推定では、穴の中の汚水量は5万トン前後に上るとみられる。
ポンプで少しずつ引き揚げ、シアン化合物の無害化処理を行った上で汚水処理場に流す方針で、全ての処理を完了するには2~3カ月が必要と見積もっている。
地元ニュースサイトの22日付北方網によると、同日行われた記者会見で環境保護省応急センターの田為勇主任は、警戒区域内にたまった汚染水の処理について、パイプラインの敷設などに着手しており、23日から汚染水をポンプでくみ上げて処理する作業を始めるとの見通しを示した。
またタンクカー24台を使用して爆発中心地周辺に100回往復し、排水溝などに溜まっていたシアン化合物を含む高濃度の汚水3,000トンをすでに回収したことも明らかにした。
■周辺住宅地の粉末は炭酸ナトリウム
21日の記者会見では、天津市浜海新区の張勇区長が爆発現場周辺の住宅から発見された化学物質の8割が炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)だったと明らかにした。
当局は15日から3日間、爆心地周辺の650棟を対象に900カ所余りを調査。白色の粉末や顆粒など危険化学品の疑いがある物質60キログラムを収集・鑑定し、その80%以上が無害な炭酸ナトリウムだったという。
ただ、その他の残り20%の物質の詳細は明らかにしていない。<天津>
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