2015年7月26日日曜日

ハイテク化する日本の農業:

_


サーチナニュース 2015/07/26(日) 14:04
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0726&f=business_0726_005.shtml

農業の「ハイテク化」目指す日本=中国メディア 

 中国メディア・中関村在線は20日、世界をリードする科学技術を有する日本が、従事者の平均年齢が約67歳と高齢化している農業の状況をインターネットを利用して挽回しようと取り組んでいるとする記事を掲載した。

 記事は、国際社会経済研究所の加藤竹彦主任研究員が
 「今後インターネット技術を含む情報技術が日本の農業の新たな潮流をリードする。
 農業の『グリーンデジタル革命』を実現する」
と語ったことを紹介。
 インターネットなどの技術を利用するメリットとして、熟練した農家が蓄積した技術や知識をデータ化でき、次世代の農家や農業企業へと継承できる点であるとしたことを伝えた。

 その例として、
★.高精度のセンサーで集めた気象関係のビッグデータや農作物の成長データなどをリアルタイムに農家や管理者に送ることで、合理的な灌漑や施肥ができるようになること、
★.消費者の動向をリアルタイムにチェックすることでベストのタイミングで農作物を生産販売できること、
★.GPSを利用した無人トラクターで大規模農場の?24時間耕作の実現、
★.気象条件と病害虫が発生するの関連性についての発見
などといった点を挙げた。

 さらに、
★.スマートフォンやタブレット端末の普及により農場の管理や耕作の効率を高めることができること、
★.生産過程のデータを食品情報の一部として消費者に提供できること、
★.完全なトレーサビリティの実現による安心、安全なかつ品質の安定した食品が提供可能になること
を示した。

 記事は、日本政府がハイテク農業の発展を重視し続けており、農林水産省がロボットや情報技術を利用した農業を「スマート農業」と称して2015年度に1153億円の専門予算をとったことを紹介。
 日本政府が「スマート農業」実現のロードマップ作成を急いでいるとした。

 また、日本政府が5月に改訂した「日本復興戦略」中の「科学技術イノベーションとロボット革命の推進」という章で、農業を支援するウェアラブルデバイスが紹介されていること、多くの企業や団体からなる「スマート農業実現研究会」が農業機械の自動走行システム、イチゴの収穫ロボット、除草ロボット、畜産飼育施設の自動洗浄ロボットなどといったプロジェクトを打ち出していることを併せて紹介した。



サーチナニュース 2015-04-26 10:27
http://news.searchina.net/id/1571336?page=1

日本の「ハイテク農業」に驚愕の中国ネット民
・・・「未来の農業だ」の声も=中国版ツイッター

 中国中央テレビ(CCTV)の経済チャンネルは22日、中国版ツイッター・微博上で、タブレット端末1つで作物を栽培するハイテク農業について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本のある野菜栽培企業が物流ネットワークの技術を利用して作物を栽培していると紹介。
 栽培者はタブレット端末1つでビニールハウス内の生態環境をベストの状態に調節することができ、現場にいない時でもハウスの換気扇や天窓の開閉を遠隔操作し、リアルタイム監視することができるとした。
 そして、
 「農地がインターネットと出会ったことで、生産量は5倍以上増加した」
と解説した。

 記事は、実際に野菜を育てているビニールハウスの様子や、タブレット端末画面が映った画像も併せて掲載した。
 記事を見た中国ネットユーザーからは
 「すごい」、
 「美しい」、
 「未来の農業の発展方向だ」、
 「ハイテクは、現代の農民にとって必須」、
 「本当に収穫が5倍になるの?」、
 「中国側は日本に強い非難の意を示す!」、
 「ちょっと家帰って種まきしてくる」
などといったコメントが寄せられた。

 また、
 「われわれのところにはいつになったらやって来るだろうか」、
 「日本だもの。中国人で誰がこんなことできるっていうんだ」、
 「差が大きすぎる」
という声も。
 一方で、
 「われわれには日本を追い越す能力もあるし、方法もある。
 ほどなくわが国にも登場するさ」
とするユーザーもいた。

 このほか
 「作物の栽培にもインターネットか! 
 世界のすべてがインターネット化されるのももはや時間の問題のように感じる」、
 「もはや時代の歩みについて行けなくなったよ!」
と嘆じるコメントも見られた。

 中国のネット上では、日本の農村の発展ぶりに対して感嘆したり賞賛したりする声がしばしば聞かれる。
 紹介された取り組みは日本全国の農村に普及している訳ではないが、この情報からも日本の農業に対する感銘と、中国の農村の現状に対する不安を抱いた中国ネットユーザーが少なからずいるかもしれない。




中国の盛流と陰り



_