『
サーチナニュース 2015/07/27(月) 06:02
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0727&f=business_0727_002.shtml
韓国造船メーカー「つぶし合い」
・・・競争過剰で首絞め合う=韓国華字メディア
韓国メディア・中央日報の中国語版は22日、韓国の現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋という3大造船メーカーが苦境に直面していることについて、
「韓国の造船業の危機はサムスンと現代の競争によるもの」
であると主張する記事を掲載した。
記事は、現代重工業の2014年における営業損失が3兆2500億ウォン(約3500億円)に達し、サムスン重工業の15年第2四半期における営業損失は1兆ウォン(約1100億円)前後に達する見通しだと紹介。
また、大宇造船海洋は2兆ウォン(約2100億円)以上の損失隠しが発覚したことを紹介し、「
まるで韓国造船業界は心理的なパニック状態に陥ったかのようにも見える」
と論じた。
続けて、世界の海洋プラント建造において、
★.発注されたプロジェクトのうち韓国の造船メーカーは全体の70%以上を受注している
と伝える一方、韓国の3大造船メーカーが苦境に直面している理由もまさに「海洋プラント」が原因であり、
★.設計能力の不足および過度な競争による受注単価の下落が最大の理由
だと論じた。
さらに専門家の発言として、過度な競争こそ最大の問題であり、韓国以外の企業が存在しないプロジェクトにおいても韓国企業同士が受注競争を展開したことで受注単価が下落したと伝え、結果として損失を計上することになったと疑問を呈した。
また、韓国企業同士で過度な競争が行われた背景として、「サムスンと現代の間における過度な競争意識」があることはもはや「公然の秘密である」と指摘。
競争意識によって自社にとって不利な条件でも甘んじて受ける結果になり、損失につながってしまったとの見方を示した。
また、世界的に造船市場が冷え込みつつあるなかで韓国の造船メーカーは過度な競争に終止符を打つべきだとし、競争意識ではなく、企業としての競争力を高める努力をすべきだと論じた。
』
『
朝鮮日報 記事入力 : 2015/07/21 08:15
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/07/21/2015072100591.html
韓国造船業界、「花形」海洋プラントが一転「厄介者」に
一時韓国造船業界の業績を支える孝行息子だった海洋プラントが巨額の損失を出す厄介者に転落している。
韓国の造船会社が2010年以降、世界初、世界最大の海洋プラントを相次いで受注した当時、経営難に「恵みの雨」という歓呼の声が上がったが、建造過程での頻繁な設計変更や工程管理の失敗で予想よりも建造費用が大きく膨らんだためだ。
■造船3社、昨年だけで損失8600億円
造船業界と金融業界は、造船大手の相次ぐ大規模な損失に心理的なパニック状態に陥っている。
大宇造船海洋が最近5年間、海洋プラント部門で発生した約2兆ウォンの損失を隠してきた事実が確認され、サムスン重工業も第2四半期(4-6月)の業績発表時に1兆ウォン以上の損失を一括計上するとされる。
その余波で造船業界はもちろん、資金を貸し付けた市中銀行の株価も相次いで暴落した。
現代重工業が昨年3兆ウォン以上の損失を処理したのを含めると、韓国造船大手3社が過去1年間に海洋プラント部門で出した損失だけで8兆ウォン(約8600億円)に達する見通しだ。
海洋プラントは2010年に発生した欧州発の財政危機の影響で商船受注が急減した韓国造船業界を下支えする役割をしてきた。
シェル、BP、トタルなど世界の石油メジャーが原油高サイクルの時期に原油の掘削、生産のための海洋プラントを大規模に発注。韓国造船業界はそれを大量に受注し、業容を拡大した。
海洋プラント発注がピークを迎えた2012-13年には、大宇造船海洋とサムスン重工業の受注全体に占める海洋プラントの割合は90%に迫った。
しかし、現在韓国造船業界は、2010年以降に受注した海洋プラントで発生した多額の損失に頭を痛めている。
海洋プラントは当初の受注額が一般的な船舶の数十倍に達するが、それだけ工期が長く、建造過程も複雑だ。
1億ドル前後の超大型タンカーは受注から引き渡しまで通常約2年だが、最高で7億ドルに達する同じ大きさのドリルシップ(掘削船)は最短でも建造に3年かかる。
■能力不足で過剰受注も
こうした状況に至った
最大の理由は、韓国の造船会社の実力不足だ。
一般商船は韓国の造船会社が独自に設計可能で、船舶資材もほぼ100%国産化されている。
これに対し、
海洋プラントは韓国企業に独自の設計能力がない上、
資材の50%以上を海外からの輸入に依存
している。
自主的な問題解決能力がなく、
専門的人材も不足
している状況で受注競争にばかり没頭した結果、工期が遅延するプロジェクトが続出している。
一部海洋プラントは全世界で過去に建造例がないため、試行錯誤が繰り返される。
業界関係者は
「韓国造船業界が受注した海洋プラントのうち、世界初、世界最大という修飾語が付いたプロジェクトは100%損失が出ていると言っても過言ではない。
建造能力をまともに持たない状態で過剰に受注した結果の惨状だ」
と話した。
専門家は設計能力がないため、コスト分析がしっかり行えない点を最大の問題点として挙げた。
基本設計を外国企業に100%依存しているため、建造費用や工期を正確に予測することができない。
「海洋プラントは工程が延びるほど損失が膨らむ」
と言われるのもそのためだ。
■高付加価値の商船受注に集中を
建造費用が膨らんだ例としては、2010年に現代重工業が欧州から受注した円筒形の浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)が挙げられる。
当初2013年末の引き渡しを目標に11億ドル(約1370億円)で受注したが、数回の設計変更の末、納期が1年4カ月遅れ、建造費用が当初の受注額の2倍を超える26億ドル(約3230億円)に達した。
大宇造船海洋の「ソンガ・プロジェクト」の同様の失敗例だ。
同社は本来リグ(半潜水式掘削装置)の建造に強みを持っていたが、11-12年にノルウェーのソンガ・オフショアから受注した極地用リグ4隻(1隻当たり約6000億ウォン)の建造過程で約1兆ウォン(約1075億円)の損失を出した。
ハナ大投証券のパク・ムヒョン研究員は
「海洋プラントの比率を避けないと、韓国造船業界はやっていけない。
無理に海洋プラントを受注するのではなく、付加価値が高い商船を受注し、実質を重視することが韓国造船業の活路になる」
と述べた。
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サーチナニュース 2015/08/01(土) 06:06
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0801&f=business_0801_006.shtml
韓国の潜在成長率、
OECD加盟国で「最速の低下」=韓国華字メディア
韓国メディアの亜洲経済の中国語版は7月30日、韓国の潜在成長率の低下速度が経済開発協力機構(OECD)加盟国中でもっとも速いことがわかったと伝え、韓国の2015年における潜在成長率は3.66%だが、7年後には2.94%となり、
2060年には1.29%まで落ち込む見通し
と報じた。
記事は、
潜在成長率について「各資源が最適に分配された場合における仮定の成長率」
を指すと伝え、2000年から07年における韓国の潜在成長率は平均4.6%だったが、約10年で1%ほども低下したと紹介し、
低下速度は「世界でもっとも速い水準」と論じた。
続けて、
★.OECDの34カ国の加盟国の今後10年間における平均の潜在成長率は2.06%から「2.3%」に増加する
見込みだとし、米国やオーストラリア、日本、フランスなどの先進国の潜在成長率はいずれも増加すると予測されていることを紹介した。
さらに、韓国の潜在成長率が急速に低下することで、
★.1人あたり国内総生産(GDP)が2万ドル(約248万円)を超えられない「2万ドルの罠」
にかかり、
一流の先進国への入り口で長期にわたって停滞する
おそれがあるなどと主張した。
また記事は、韓国経済研究院がこのほど発表した報告書として、「潜在成長率の低下は1人あたりGDPの増加速度の低下につながる」と伝えた。
また、
★.韓国の潜在成長率が低下すると分析されている主な理由は低出生率と高齢化だ
と指摘したほか、
★.主力産業の競争力の低下や
★.非合理的な産業構造、
★.消費の低迷
なども理由であると指摘した。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年8月3日(月) 13時46分
http://www.recordchina.co.jp/a115562.html
韓国10大企業グループ、
昨年の海外売上高が前年割れ
=サムスンの減少額最大―中国メディア
2015年8月2日、韓国の10大企業グループの昨年の海外売上高の合計が、前年比で減少したことが分かった。
中国・新浪財経が韓国メディアの報道として伝えた。
2日付の韓国・聯合ニュースによると、
★.韓国の10大企業グループの昨年の海外売上高は、計546兆4000億ウォン(約58兆1000億円)で、前年から26兆7000億ウォン(2兆8000億円)減少した。
売上高全体に占める海外売上高の割合も、
13年の53.3%から昨年は51.1%に落ち込んだ。
10大企業グループのうち、海外売上高が前年比で減少したのは、サムスン、LG、ロッテ、GS、現代重工業、韓進、ハンファの7グループ。
サムスンの減少額が最大だった。
サムスン電子の昨年の海外売上高は122兆5000億ウォン(約13兆円)で、13年の141兆2000億ウォン(約15兆円)から18兆7000億ウォン(13.2%)減少した。
この影響で、グループ全体の海外売上高は13年の215兆5000億ウォン(約22兆9000億円)から189兆1000億ウォン(約20兆1000億円)と12.3%減少した。
ポスコ、現代自動車、SKの海外売上高は前年比でそれぞれ、16.4%、4.0%、1.6%増加した。
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サーチナニュース 2015/08/06(木) 06:02
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0806&f=business_0806_005.shtml
韓国造船「ビッグ3」が業績不振で大赤字!=韓国華字メディア
韓国メディア・中央日報の中国語電子版は3日、韓国造船業の「ビッグ3」である大宇造船海洋、サムスン重工業、現代重工が今年第2四半期にいずれも大規模な赤字を出し、
3社の赤字総額が約5兆ウォン(約5320億円)
に達したと報じた。
記事は、第2四半期に大宇造船が3兆3180億(約3540億円)ウォン、サムスン重工業が1兆5481億ウォン(約1650億円)、現代重工が1710億ウォン(約183億円)の赤字を出したと紹介。
もっとも大きな赤字を出した大宇造船は、幹部の大規模なリストラのほか、業務と関係性の薄い資産の売却、新たな本社、研究開発センター建設計画の中止といった立て直し策を余儀無くされるとした。
また、赤字が想定されていた大宇造船とは異なり、予想外の大規模な赤字となったサムスン重工業について「非常事態に突入した」と説明。
造船分野において世界ランキング1位を誇る現代重工についても、第2四半期の業績が発表されると幹部の人事異動が行われ、「事実上、経営不振を招いた事に対する問責人事」との評価が出ていることを伝えた。
記事はさらに、昨年11月に現代重工の幹部81人が退職し、今年初めには課長クラス以上の社員1500人あまりに対して希望退職制度を実施したことを紹介。
造船業の業績不振を受け、サムスン重工業、大宇造船も近い将来同様の希望退職制度を実施する可能性があるとの見方が業界関係者から出ていることを併せて伝えた。
韓国造船業界のトップ企業が相次いで赤字を出した一因には、低価格で受注してきた海洋プラントプロジェクトの成長が鈍化していることがあるとみられる。
各企業は、経営体制立て直しを進めるとともに、より付加価値の高い船舶の建造へと重点をシフトする必要に迫られているようだ。
』
【中国の盛流と陰り】
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