『
サーチナニュース 2015-07-09 08:37
http://news.searchina.net/id/1580654?page=1
日本は「中国空軍パワー」を恐れている・・・=中国メディア
中国のウェブサイト・趣聞解密は6日、中国の国力強化により日本が中国空軍のパワーに恐れを抱いているとし、その理由に戦闘機数の差や日本の戦闘機の老朽化などを挙げて解説する記事を掲載した。
記事はまず
1点目として、
日中での軍事衝突が想定される尖閣諸島(中国名:釣魚島)の第一線で戦える日本の軍備力が、中国空軍に及ばない点を挙げた。
その理由として、中国側は浙江、上海、安徽、福建といった空港から戦闘機を出せる一方で、日本は大部分の戦闘機を同島から遠く離れた日本本土から出撃させなければならない点を示した。
2点目は、
そもそも空軍の戦闘機数に大きな差がある点を挙げた。
中国空軍の戦闘機は700-800機に及ぶのに対して、日本の航空自衛隊は「F15」が200機、「F2」が75機、「F4」が91機の合わせて366機程度であり中国のほぼ半分であるとした。
また、「JH-7」爆撃機を120機有する中国に対し、日本は専用爆撃機を持っていないこともポイントとして論じた。
3点目に挙げたのは、
日本に空中給油能力が不足している点。
中国はイリューシン給油機と「HY-6」給油機を10-20機備えているのに対して、日本は2008年末までに2機しか確保しておらず「釣魚島上空での戦いになれば、日本の戦闘機の滞空能力は不足する」と分析した。
4点目は、
日本の戦闘機が老化している点。
日本の主力戦闘機であるF2とF15は「すでに老朽化している」と評価し、なかでもF15はすでに就役から24年が経過していると紹介した。
一方で、中国の戦闘機軍は「ほとんどすべて働き盛りである」とし、
「Su-27」、「Su-30」などは1992年製もしくはその後リニューアルされたものであり、
「J-10」、「J-8D/F」などはすべて2003年以降の新型機である
と解説した。
』
『
サーチナニュース 2015-07-16 06:17
http://news.searchina.net/id/1581561?page=1
「F-15」戦闘機の空自パイロットは
・・・「『Su-27』を恐れている」=中国メディア
中国共産党機関紙「人民日報」系のニュースサイト人民網は14日、
「日本のパイロットは中国の『Su-27』戦闘機を恐れている。
離陸を見れば緊張」
と題する記事を掲載した。
同記事は航空自衛隊の主力戦闘機である「F-15」の接近戦についての性能は「S-27」より「全面的に劣る」との見方を示した。
記事は、2014年における自衛隊機の緊急発進(スクランブル)は943回で、冷戦時期の1984年に記録した944回にほぼ並んだと紹介。
うち中国機に対する緊急発進は464回で、2001年に統計を取り始めてから最多で、同年中の緊急発進の半数近くに達したという。
記事は続けて、那覇基地に配備されているF-15の「戦闘中隊隊長」の話として、
「パイロットが最も緊張するのは中国のSu-27戦闘機に対して」、
「緊急発進の際には極めて緊張し、全神経を集中させ、絶対に警戒を緩めることをしない」
などと紹介した。
さらに、
「米露が冷戦終結後、Su-27とF-15の模擬空戦を行ったが、近接戦でF-15の性能はSu-27に全面的に劣るとの見方が一般的」
などと主張。
「したがって、日本人パイロットは、F-15がSu-27に比べて劣勢ということが分かっている」
などと論じた。
なお、中国は自国でライセンス生産した
Su-27を「J-10(殲-10)」などと呼び、さらに独自に改良することで「J-11」などの「Jシリーズ」を次々に登場させている。
上記記事のSu-27は、Jシリーズ全般を指す可能性がある。
**********
◆解説◆
同記事にある那覇空港の空自関係者の談話だが、中国メディアのチャイナネットが2011年3月に報じた記事と、発言者氏名も言い回しもほぼ同じだ。そのため、「古い話」をそのまま使った可能性がある。
また、スクランブルに際して、パイロットが「緊張する」のは任務の性質上、当然だ。
まして相手が戦闘機ならば、特に自衛隊には
「ミスや誤解による戦闘突入は絶対に許されない」との大前提
が課せられている。
上記記事は、自衛隊パイロットの「緊張」を故意または無理解により「恐れ」にすり替えていると解釈できる。
F-15の初飛行は1972年、一方のSu-27は「空戦性能でF-15を上回る」などの目標のもとに開発され、1977年に初飛行した。
そのため、
「F-15の初期型とSu-27が空戦をしたら、Su-27の方が有利である可能性が高い」
との見方がある。
航空自衛隊が保有しているのは、F-15の初期型を改良した「日本仕様」のF-15J。
優秀な基本性能に加え、独自の近代化改修を施して、性能を大幅に向上させたとの評価がある。
初飛行は1980年。
なお、中国がロシアから輸入したSu-27は輸出仕様であり、ロシア軍の保有機より性能を落としたタイプとされる。
』
『
サーチナニュース 2015-07-07 08:35
http://news.searchina.net/id/1580320?page=1
日本が開発した「P-1」哨戒機が凄いらしい!=中国メディア警戒
中国では6月下旬から、海上自衛隊が運用する哨戒機「P-1」にかんする記事が急増した。
海自が6月25日に報道陣に初めて公開したことが影響しているようだ。
「革命的進歩。中国の潜水艦の脅威になる」、
「中国の『運-8Q』はかなわない」、
「軽視できない。南シナ海で(中国にとって)苦境をもたらすかも」
など、警戒する記事が多い。
人民日報系のニュースサイト「人民網」は1日付で、
「日本のP-1哨戒機には革命的進歩。中国の水下武器(潜水艦を指す)に脅威になる」
と題する記事を配信した。
同記事はまず、海自がこれまで運用してきた「P-3C」に比べ、P-1は潜水艦探知能力が向上したと指摘。
さらに、光ケーブルの使用で機密保持性が向上したことや、ターボファンエンジンの採用で速度が向上し、目的海域に迅速に到達できるようになったことにも注目した。
P-1は沖縄など日本の南西地区に大量に配備されるとして、
「中国およびその他の国の海中目標の活動にとって巨大な脅威」
と論じた。
中国メディアの環球網は英誌「ジェーン・ディフェンス・ウィークリー」によるとして、中国の新型哨戒機「Y-8Q(運-8Q)」が就役したと紹介。
中国海軍の最大の弱点の1つは対潜能力であり、「Y-8Q」は中国海軍にとって重要な意味を持つが、在日米軍が運用する「P-8」、日本の「P-1」と比べて「Y-8Qは差をつけられている」と論じた。チャイナネットも同記事を掲載した。
「Y-8Q」は1974年初飛行の輸送機「Y-8」の機体を用いたものだ。
「Y-8」は1957年生産開始のソ連(現ロシア)の「An-12」の「外観だけでは見分けがつかない」ほどのデッドコピーとされる。
環球網は、「Y-8Q」がターボボプロップ機であるのに対し、「P-8」と「P-1」はジェット機と指摘した。
環球網は7月6日、改めてP-1の「脅威」を強調する記事を掲載。
「偵察機」の分野では
「総合的に、世界で最も優れている機体の1つ」
と紹介した。
さらにP-1は中国にとって南シナ海情勢で
「極めて大きな苦境をもたらす可能性がある」
と主張。
同機は輸出される可能性があり、特に南シナ海に面する国がP-1を購入した場合、
「中国にとって相当に面倒なことになる」
と指摘した。
』
『
サーチナニュース 2015-07-09 08:21
http://news.searchina.net/id/1580652?page=1
「P1」哨戒機に驚愕と戒心!
・・・技術の進歩が「革命的」=中国メディア
中国メディアの人民日報は1日、海上自衛隊がこのほど神奈川県厚木基地で次期哨戒機「P1」の内部を報道陣向けに公開したことについて、中国の軍事専門家である杜文龍氏が
「『P1』は『P3C』哨戒機を基礎とし、技術は“革命的”な進歩を遂げている」
と警戒心を示したことを伝えた。
記事はまず日本メディアの報道を引用したうえで、P1には音響探知機を投下する装置があり、探知機が得たデータを分析するシステムも搭載されていると紹介。
さらに、P1の巡航速度はP3Cの1.3倍、航続距離は約1.2倍に達すると紹介し、巡航高度も高いため積乱雲より上空の巡航が可能だと伝え、天気の影響を受けにくいと伝えた。
続けて、杜文龍氏の話として「P1はP3Cの次期哨戒機として“革命的な”進歩を遂げている」と伝え、その一例として操縦系統には光ファイバーが採用され、安全性が高まったと指摘。
さらに、ジェットエンジンによって巡航速度が上昇したうえに行動半径も拡大したとした。
さらに、杜文龍氏が
「P1に採用された技術はいずれも成熟した技術だが、エンジンをはじめ機体は日本国産だ」
と伝え、日本は将来的にP1を他国に販売することもできるとし、
「日本の武器輸出を支える存在になるかも知れない」
と主張したことを伝えた。
また記事は、日本が2020年までに80機のP1を配備する計画との報道もあると伝え、杜文龍氏の発言として
「日本が沖縄周辺での監視任務にP1を投入すれば、日本の当該区域における監視能力は大幅に向上する見込み」
と伝えた。
さらに、日本が沖縄周辺の監視に向けてP1を大量に投入すれば、中国をはじめとする国の潜水艦にとっては大きな脅威になると論じた。
』
『
サーチナニュース 2015-07-11 08:37
http://news.searchina.net/id/1580993?page=1
「P-1」哨戒機
・・・中国メディア「売れるかどうかは米国の胸先三寸」
中国メディア・北京晩報は4日、「P3C」哨戒機の後継機とされる日本の最新国産哨戒機「P-1」について、
「日本の『ポセイドン』の戦力はどれほどか」
とする記事を掲載した。
記事は、
「P-1のエンジンは見たところ米国の「P-8A」ポセイドン哨戒機より強壮な印象を受けるが、実際はそうではない」
と説明。
そのうえで、日本がP-1を開発、公開したことについて
「南シナ海の局面を撹乱する以上に、航空軍需工業市場への参入というより現実的な目標を持っている」
と論じた。
そして、P-1が風防、主翼外縁、水平尾翼、予備電源、インジケーター、飛行制御コンピューターなどにおいて「C-1」輸送機の技術を数多く利用していると解説。
C-1やP-1のような中型・大型の軍用ジェット機のプラットフォームを研究開発した背景には、自らの航空軍需工業の地位を確保することに加えて、「憲法改正の状況下で、航空機を輸出する目的もある」と評した。
そのうえで、日本が戦後に武力の再構築を図るなかで、国産装備の研究開発を非常に重視し、高いコストを掛けたとしても可能な限り国産品を研究開発し、自衛隊に導入してきたと説明。
P-1のような航空設備を積極的に開発することには
「軍用飛行機開発における自らの地位を証明したいという思惑もある」
とした。
記事は、日本が戦闘機市場に参入する可能性は高くないとする一方、
哨戒機、輸送機といった戦場支援機市場に進出する能力は有しており、
最高のものを作らなくても、今のP3Cを作り直すだけで大きなシェアを獲得できる状況ですらあると分析。
その例として、フィリピンが先日改良版のP3Cを購入する意向を示していることを挙げ、日本が改良を引き受ければ、フィリピンのほかにもベトナムやさらに多くの第3世界諸国に売り込むことができると説明した。
しかし一方で、P3Cは米ロッキード社が設計したものであることから
「日本がこのパイにありつけるかどうかは、米国人の顔色をうかがわなければならない」
と解説。
「実際、軍需工業市場全体において、米国の弟という日本の役回りは長期間にわたり変化することはないだろう」
とし、必ずしも日本の思い通りにはいかない状況であることを伝えた。
』
『
サーチナニュース 2015-07-12 06:17
http://news.searchina.net/id/1581007?page=1
「高新6号」哨戒機、日本の「P-3C」より劣る=中国メディア
★.中国海軍が2014年に配備したとみられる対潜哨戒機「高新6号(GX-6)」
について、中国メディアの参考消息は9日、米報道を引用しながら、米ロッキード社(現ロッキード・マーティン社)が1975年に開発して日本の海上自衛隊も運用してきた「P-3C」と比べても、
「明らかに差をつけられている」
と紹介する記事を掲載した。
中国は「高新プロジェクト」として電子戦や情報収集機の開発に取り組んできた。「高新6号」は初の、対潜能力を専門に検討した機とされる。
「高新6号」についてはこれまで、「日本の潜水艦の天敵」、「対潜装備は日米の最新機と同じレベル」などと“華々しく”紹介されてきた。
参考消息はまず、米国で「日本の潜水艦は警戒が必要」との見方が出ていると紹介した。
中国人軍事専門家の李傑氏によると、「高新6号」は海軍北海艦隊に配備された。北海艦隊の担当海域は東シナ海と渤海湾だ。
同海域では性能の高い日本と韓国の潜水艦が活動していることから、優先して配備されたという。
ただし李傑氏は、「高新6号」は
「P-3Cと比べて、依然として大きな差をつけられている。
特に航続距離、偵察範囲などだ」
と述べた。
P-3Cはターボプロップエンジン4発を搭載し、航続距離は6750キロメートルとされる。
「高新6号」の航続距離は6000キロメートル程度とされる。
なお、日本はP-3Cの後継機として「P-1」を開発し、配備を始めた。
P-1は航続距離が8000キロメートルとさらに大きくなると同時に、ターボファンエンジンの採用(4発)により最大速度が時速996キロメートル、巡航速度が時速833キロメートルとなり、必要な海域により迅速に派遣することが可能になった。
中国ではP-1を高く評価すると同時に警戒する報道が続いている。
なお、米国もP-3Cの後継機である「P-8」を開発し、配備を始めた。
参考消息の記事は、新浪網など中国の他のメディアやポータルサイトも転載した。
**********
◆解説◆
「高新6号」は、中国の輸送機「Y-8(運-8)」を哨戒機として改造したもの。
Y-8の初飛行は1974年で、ソ連製の「An-12」のコピー。
An-12の初飛行は1957年。
』
●2015/05/22 に公開
P-3Cの後継機として開発された海上自衛隊の新型固定翼哨戒機P-1
http://news.searchina.net/id/1580320?page=1
日本が開発した「P-1」哨戒機が凄いらしい!=中国メディア警戒
中国では6月下旬から、海上自衛隊が運用する哨戒機「P-1」にかんする記事が急増した。
海自が6月25日に報道陣に初めて公開したことが影響しているようだ。
「革命的進歩。中国の潜水艦の脅威になる」、
「中国の『運-8Q』はかなわない」、
「軽視できない。南シナ海で(中国にとって)苦境をもたらすかも」
など、警戒する記事が多い。
人民日報系のニュースサイト「人民網」は1日付で、
「日本のP-1哨戒機には革命的進歩。中国の水下武器(潜水艦を指す)に脅威になる」
と題する記事を配信した。
同記事はまず、海自がこれまで運用してきた「P-3C」に比べ、P-1は潜水艦探知能力が向上したと指摘。
さらに、光ケーブルの使用で機密保持性が向上したことや、ターボファンエンジンの採用で速度が向上し、目的海域に迅速に到達できるようになったことにも注目した。
P-1は沖縄など日本の南西地区に大量に配備されるとして、
「中国およびその他の国の海中目標の活動にとって巨大な脅威」
と論じた。
中国メディアの環球網は英誌「ジェーン・ディフェンス・ウィークリー」によるとして、中国の新型哨戒機「Y-8Q(運-8Q)」が就役したと紹介。
中国海軍の最大の弱点の1つは対潜能力であり、「Y-8Q」は中国海軍にとって重要な意味を持つが、在日米軍が運用する「P-8」、日本の「P-1」と比べて「Y-8Qは差をつけられている」と論じた。チャイナネットも同記事を掲載した。
「Y-8Q」は1974年初飛行の輸送機「Y-8」の機体を用いたものだ。
「Y-8」は1957年生産開始のソ連(現ロシア)の「An-12」の「外観だけでは見分けがつかない」ほどのデッドコピーとされる。
環球網は、「Y-8Q」がターボボプロップ機であるのに対し、「P-8」と「P-1」はジェット機と指摘した。
環球網は7月6日、改めてP-1の「脅威」を強調する記事を掲載。
「偵察機」の分野では
「総合的に、世界で最も優れている機体の1つ」
と紹介した。
さらにP-1は中国にとって南シナ海情勢で
「極めて大きな苦境をもたらす可能性がある」
と主張。
同機は輸出される可能性があり、特に南シナ海に面する国がP-1を購入した場合、
「中国にとって相当に面倒なことになる」
と指摘した。
』
『
サーチナニュース 2015-07-09 08:21
http://news.searchina.net/id/1580652?page=1
「P1」哨戒機に驚愕と戒心!
・・・技術の進歩が「革命的」=中国メディア
中国メディアの人民日報は1日、海上自衛隊がこのほど神奈川県厚木基地で次期哨戒機「P1」の内部を報道陣向けに公開したことについて、中国の軍事専門家である杜文龍氏が
「『P1』は『P3C』哨戒機を基礎とし、技術は“革命的”な進歩を遂げている」
と警戒心を示したことを伝えた。
記事はまず日本メディアの報道を引用したうえで、P1には音響探知機を投下する装置があり、探知機が得たデータを分析するシステムも搭載されていると紹介。
さらに、P1の巡航速度はP3Cの1.3倍、航続距離は約1.2倍に達すると紹介し、巡航高度も高いため積乱雲より上空の巡航が可能だと伝え、天気の影響を受けにくいと伝えた。
続けて、杜文龍氏の話として「P1はP3Cの次期哨戒機として“革命的な”進歩を遂げている」と伝え、その一例として操縦系統には光ファイバーが採用され、安全性が高まったと指摘。
さらに、ジェットエンジンによって巡航速度が上昇したうえに行動半径も拡大したとした。
さらに、杜文龍氏が
「P1に採用された技術はいずれも成熟した技術だが、エンジンをはじめ機体は日本国産だ」
と伝え、日本は将来的にP1を他国に販売することもできるとし、
「日本の武器輸出を支える存在になるかも知れない」
と主張したことを伝えた。
また記事は、日本が2020年までに80機のP1を配備する計画との報道もあると伝え、杜文龍氏の発言として
「日本が沖縄周辺での監視任務にP1を投入すれば、日本の当該区域における監視能力は大幅に向上する見込み」
と伝えた。
さらに、日本が沖縄周辺の監視に向けてP1を大量に投入すれば、中国をはじめとする国の潜水艦にとっては大きな脅威になると論じた。
』
『
サーチナニュース 2015-07-11 08:37
http://news.searchina.net/id/1580993?page=1
「P-1」哨戒機
・・・中国メディア「売れるかどうかは米国の胸先三寸」
中国メディア・北京晩報は4日、「P3C」哨戒機の後継機とされる日本の最新国産哨戒機「P-1」について、
「日本の『ポセイドン』の戦力はどれほどか」
とする記事を掲載した。
記事は、
「P-1のエンジンは見たところ米国の「P-8A」ポセイドン哨戒機より強壮な印象を受けるが、実際はそうではない」
と説明。
そのうえで、日本がP-1を開発、公開したことについて
「南シナ海の局面を撹乱する以上に、航空軍需工業市場への参入というより現実的な目標を持っている」
と論じた。
そして、P-1が風防、主翼外縁、水平尾翼、予備電源、インジケーター、飛行制御コンピューターなどにおいて「C-1」輸送機の技術を数多く利用していると解説。
C-1やP-1のような中型・大型の軍用ジェット機のプラットフォームを研究開発した背景には、自らの航空軍需工業の地位を確保することに加えて、「憲法改正の状況下で、航空機を輸出する目的もある」と評した。
そのうえで、日本が戦後に武力の再構築を図るなかで、国産装備の研究開発を非常に重視し、高いコストを掛けたとしても可能な限り国産品を研究開発し、自衛隊に導入してきたと説明。
P-1のような航空設備を積極的に開発することには
「軍用飛行機開発における自らの地位を証明したいという思惑もある」
とした。
記事は、日本が戦闘機市場に参入する可能性は高くないとする一方、
哨戒機、輸送機といった戦場支援機市場に進出する能力は有しており、
最高のものを作らなくても、今のP3Cを作り直すだけで大きなシェアを獲得できる状況ですらあると分析。
その例として、フィリピンが先日改良版のP3Cを購入する意向を示していることを挙げ、日本が改良を引き受ければ、フィリピンのほかにもベトナムやさらに多くの第3世界諸国に売り込むことができると説明した。
しかし一方で、P3Cは米ロッキード社が設計したものであることから
「日本がこのパイにありつけるかどうかは、米国人の顔色をうかがわなければならない」
と解説。
「実際、軍需工業市場全体において、米国の弟という日本の役回りは長期間にわたり変化することはないだろう」
とし、必ずしも日本の思い通りにはいかない状況であることを伝えた。
』
『
サーチナニュース 2015-07-12 06:17
http://news.searchina.net/id/1581007?page=1
「高新6号」哨戒機、日本の「P-3C」より劣る=中国メディア
★.中国海軍が2014年に配備したとみられる対潜哨戒機「高新6号(GX-6)」
について、中国メディアの参考消息は9日、米報道を引用しながら、米ロッキード社(現ロッキード・マーティン社)が1975年に開発して日本の海上自衛隊も運用してきた「P-3C」と比べても、
「明らかに差をつけられている」
と紹介する記事を掲載した。
中国は「高新プロジェクト」として電子戦や情報収集機の開発に取り組んできた。「高新6号」は初の、対潜能力を専門に検討した機とされる。
「高新6号」についてはこれまで、「日本の潜水艦の天敵」、「対潜装備は日米の最新機と同じレベル」などと“華々しく”紹介されてきた。
参考消息はまず、米国で「日本の潜水艦は警戒が必要」との見方が出ていると紹介した。
中国人軍事専門家の李傑氏によると、「高新6号」は海軍北海艦隊に配備された。北海艦隊の担当海域は東シナ海と渤海湾だ。
同海域では性能の高い日本と韓国の潜水艦が活動していることから、優先して配備されたという。
ただし李傑氏は、「高新6号」は
「P-3Cと比べて、依然として大きな差をつけられている。
特に航続距離、偵察範囲などだ」
と述べた。
P-3Cはターボプロップエンジン4発を搭載し、航続距離は6750キロメートルとされる。
「高新6号」の航続距離は6000キロメートル程度とされる。
なお、日本はP-3Cの後継機として「P-1」を開発し、配備を始めた。
P-1は航続距離が8000キロメートルとさらに大きくなると同時に、ターボファンエンジンの採用(4発)により最大速度が時速996キロメートル、巡航速度が時速833キロメートルとなり、必要な海域により迅速に派遣することが可能になった。
中国ではP-1を高く評価すると同時に警戒する報道が続いている。
なお、米国もP-3Cの後継機である「P-8」を開発し、配備を始めた。
参考消息の記事は、新浪網など中国の他のメディアやポータルサイトも転載した。
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◆解説◆
「高新6号」は、中国の輸送機「Y-8(運-8)」を哨戒機として改造したもの。
Y-8の初飛行は1974年で、ソ連製の「An-12」のコピー。
An-12の初飛行は1957年。
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●2015/05/22 に公開
P-3Cの後継機として開発された海上自衛隊の新型固定翼哨戒機P-1