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サーチナニュース 2015/06/19(金) 16:08
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0619&f=business_0619_046.shtml
中国人が不動産購入に躍起なるもう1つの理由
前回、結婚に伴う不動産購入について書きましたが、不動産の購入はその他の人たちにとっても考えざるを得ないものとなっています。
どんな人たちが不動産の購入の圧力を受けるかというと、例えば小さな子供を持つ人達です。
多くの若者にとって、都市部での不動産購入は経済的に非常に難しいです。
運良く、結婚時に都市部でのいい物件を見つけて買っていれば別ですが、そうでない人たちは、子供ができたのち、子供のために新たな家の購入を考えるようになります。
子供のための不動産の購入には、いろいろな理由が絡んできます。
■不動産購入は行政サービスを受ける近道
都市部では、子供の数に対して学校の数が足りていません。
では、どのような人たちが、優先的に学校に行けるのでしょうか。
それは、住んでいる都市の戸籍を有している子供たちです。
日本では、引っ越した場所で住民登録を済ませると、その場所で各種行政サービスを受けることができますが、中国は違います。
住民登録は出来ても、住んでいる都市での付加的な行政サービスを受けるためには、その都市の戸籍を有していなければなりません。
都市部の行政機関は、戸籍の発行にはとても慎重です。
つまり、いろいろな条件をクリアーしなければ、戸籍をもらい、都市部の行政サービスを受けることができないのです。
その条件を満たすための近道が、住んでいる都市での不動産購入なのです。
■袖の下が要求されることも
ですが、不動産を購入すれば良いということではありません。
学校には学区が存在します。
物件によっては、学校の学区内でない場合もあるのです。
もし、今所有している不動産が学区内でないなら、学区内にある家への引っ越しを考えなければなりません。
待機児童がたくさんいる都市部の状況で、
都市部の戸籍を持っていない人たちにとって、子供を都市部の学校に通わせることは簡単ではありません。
学校に入れてもらうためには、違う場所の戸籍所有者が、本来であれば地元の子供に与えられる座席を一つ借りるということで、座席の賃料を払わなければなりません。
それも安くないのです。
他にも、待機児童が列をなしているわけですから、優先的に処理してもらうために、裏でお礼を要求されることが日常化している場所もあります。
では、戸籍が住んでいる都市のものではなく、かつ余分にかかる費用を払えない人はどうするのでしょうか。
彼らは、子供を故郷にいる親戚に預け、故郷で学校に通わせるしかないのです。
子供と一緒に生活したい、子供にレベルの高い都市部での教育を受けさせたい人たちは、なんとしてでも条件にかなった不動産を購入しようとするのです。
(執筆者:大西 秀明 提供:中国ビジネスヘッドライン)
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サーチナニュース 2015/06/19(金) 16:10
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0619&f=business_0619_047.shtml
中国の共働き、子育てに対する価値観
一人っ子政策を取り続けて来た中国、その大切な子どもをどのように育てているのでしょうか?
今日は中国の子育て、共働きに対する見方や価値観をご紹介します。
(あくまでも福建省福州市近辺の価値観です。
広い中国、省が違えばもう国が違うようなものです。
文化や価値観もそれぞれ異なりますのであしからず)
■子どもは宝?
どの国でも「子は宝」この認識は共通しているかと思います。
ましてや基本が一人っ子の中国ではなおさら……かと思いきや、実はそうでもないようです。
良く言えば「おおらか」、悪く言えば「放任主義」、
そもそも日本と違って「しつけ」という概念がないように感じる場面が多々あります。
例えば、日本だと小さな子どもでも何か悪いことをしたら叱って教えますよね。
その点こちらの親は全く放任で、他人に迷惑をかけていても気にしません。
よく聞くのは
「だって、まだ小さいからわからないでしょ。
大きくなったら自然にわかるようになるわ」
とか……。
とにかく、「できるだけ子どもと一緒にいる時間を」とかいう考えはないようです。
というか見る限り、
「しつけなんて根気のいる面倒くさいことはしたくない」
という意識も見え隠れします。
■子どもはおじいちゃん、おばあちゃんが見る
それよりも何よりも大切なのは「お金儲け」。
というわけで、子どもはおじいちゃんおばあちゃんに預けて、みな共働きです。
「専業主婦」なんて言葉や概念はここにはありません。
中には家で子どもをしっかり育てたい、という人もいるにはいるのですが、普通はそんなこと言おうものなら親から、つまり子どもの祖父母から
「何考えてんの!
子どもは私たちが見るからそんな時間があったらしっかり稼ぎなさい!」
と怒られてしまいます。
ここら辺りは海外に出稼ぎに出ている人もかなりいますから、子供が生まれたら実家に預けて2人とも海外へ出稼ぎ、そのまま十数年帰らない、というケースもままあります。
10代になっていきなり初めて会う人が「お父さんだよ」と言ってくるわけですから、日本では考えられないですよね。
私の周りにも、
「日本で働いている娘が出産し、子供を預けに来てまた日本に帰ったので、いきなり子育てをする羽目になったお母さん」
とか、
「小さいころから親戚の家に預けられて育ち、10代になってから一緒に住むようになったため、両親とのコミュニケーションがとれない女の子」
とか普通にいます。
おじいちゃんおばあちゃんも、責任を持ってしっかり育てるかというとそうでもなく、例によってしつけるでもなく
「学校に行かせて食べさせていればいい」というような育て方
です。
中国は最近まで経済的に苦しく、福祉も充実していなかったため、「稼げる時に少しでも多く稼ぐ」が主な関心事で、家庭にまで注意を向ける余裕がなかったのだと思いますが、その名残が今も残っています。
そんな中でたくましく育っている中国の子どもたちには、ぜひ頑張ってほしいです。
===== 次回は中国の子育て観についてもう少しご紹介したいと思います。
==== 先回に引き続き、中国(福建省)の子育てに対する見方や価値観をご紹介したいと思います。
●基本放任 → 結果「王様」
先回もお伝えしましたが、ここら辺りの子育ては基本「放任」です。
「まだ小さいのに言ってもわからないでしょ」
という理屈なのだそうですが、本音は「めんどくさい」。これに尽きると思います。
ここら辺りの中国人はよく「麻煩」(面倒くさいの意味)と言い、すぐに「沒弁法」(仕方ない、方法が何もないの意味)とさじを投げますが、とにかくちょっとしたことでも面倒なことを嫌います。
そんな彼らにとって、時間と辛抱が求められる子育ては「麻煩」の最たるものなんでしょうね。
「とにかく大きくなったら道理は自然にわかるのだから、ご飯さえ食べさせていればいい」
ぐらいの感じで子育てをしています。
しかもこの価値観には
「大事なのは、しっかり勉強して、いい会社に就職して、将来自分たちを養ってもらうこと」
という続きがあるため、
礼儀作法などのしつけは二の次、
とにかく勉強さえしてくれたら他はどうでもいい(放任)
そのためならいくらでも犠牲を払う(甘やかし)になる
のです。
結果、どんな子どもになるかというと…
・「ありがとう」を言わない(言えない)
・バスではわれ先に座り、座席を譲ることはまずない。(むしろ譲られるのが当たり前)
・特に小さな子供の場合はトイレフリー(つまりしたくなったらどこでもOK)
という王様みたいな子どもたちが出来上がるわけです。
まあ「人様の迷惑にならないように…」なんてことはないお国柄ですので、この3番目はなかなかものすごいものがあります。
店から出てきてそのまま歩道で…なんてのは当たり前、過去実際に見た中で特に唖然としたのは…
第3位:バスの昇降口(ステップ)
第2位:スーパーの中
第1位:新幹線の洗面台(手洗い場)
でしょうか。
写真を撮っていなかったのが実に残念です(笑)。
そう言えばこちらの子供はみなおなじみの「尻割れズボン」をはいているのですが、あれって「いつでも、どこでも、すぐに出せるように」ということなんですかね?
■どうしてもの時は…
そんな子供たちですが、やはりどうしても駄々をこねたり、言うことを聞かない時がありますよね。
そんな時、親がどうするかというと、ズバリ「キレる」です。
突如大声で「うるさい!」とか「叩くわよ!!」とか怒鳴りつけるわけです。
もともと声が太く大きい中国人ですから、本気で(しかも突然)大声を出して切れられるとなかなかの迫力です。
まあ子供も慣れていてそんなにこたえていませんけど。
唯一しつけと言える場面はこの時くらいですかね。
そんな環境で育てられる子どもたちですが、それでも彼らの言う通り、年ごろになるとそれなりに分別がついてくるので不思議です。
席を譲ることとかいったいどこで学んでくるのでしょうか?
まあ世界中どこでも子供は宝、親としても子供にはしっかりと良い大人に成長してほしい、プロセスは違えど、その土地その地方に合った育て方があるんでしょうね。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年8月4日(火) 15時2分
http://www.recordchina.co.jp/a115189.html
中国の家庭教育はなぜ失敗するのか?
各国の「食卓」にヒントあり―中国メディア
2015年7月27日、網易新聞は米中韓の子どもの食卓での違いについて比較する記事を掲載した。
中国の食卓では、両親はまるで店員のように働く。
祖父母がいれば、彼らはより忙しい。
中華鍋をあおりながら「ご飯だぞ~」と呼び掛けるのはよく見る光景だ。
食事が始まると、子どもに料理を取り分け、たくさん食べるようにと促す。
しかし、子どもはそれをありがたいと感じるような表情を見せることは少ない。
それどころか、当然のような顔をしている子も多い。
韓国の食卓では、両親は年長者らしい振る舞いをする。
家の中で最も年少者である子どもは、食事の前にご飯をよそったり料理を運んだりと忙しく働く。
それが終わると席に行儀よく座り、年長者に対して恭しく
「こんなに豊富な料理をありがとうございます」
と言い、感謝にあふれた顔で食べる。
米国の食卓では、両親は友達のように振る舞う。
子どもがスプーンを持てるようになると、両親は子どもに食べさせることはしなくなる。
何を食べるかも意見を言うだけで、最終的には子どもの好きなものを食べさせる。
食事の量も子どもに任せる。
米国では、子どもは自分に対して責任を負い始めており、自分で必要なものはわかると見られているためだ。
米国の子どもの食事は非常に独立していると言える。
家庭教育は「導くこと」を重視すべきである。
多くの中国の家庭教育が失敗に終わるのは、保護者の言葉の問題ではなく、どのように導くかを理解していないからだ。
韓国の家庭では食卓の雰囲気を通して感謝を、米国の食卓では習慣を通して独立と責任を学ばせている。
しかし我々は、子どもの腹が満たされるかどうかにしか注目していない。
これでは、
子どもに対して「大人が世話をするのは当然である」という間違った情報
を伝えてしまう。
結果的に、良い仕事が見つからないのは両親のせい、家が買えないのも両親のせい、嫁が見つからないのも両親のせい、と何でも親のせいにしてしまう人間に育つ。
日々の食卓のような日常の生活から、時間をかけて子どもに感謝や責任感の種をまいてやらず、子どもが親不孝者に育ってしまった時、恨むべきは子どもなのだろうか?
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レコードチャイナ 配信日時:2015年7月6日(月) 20時20分
http://www.recordchina.co.jp/a113308.html
中国人の海外不動産購入ブーム再び、
円安に五輪で日本が人気―中国紙
2015年7月5日、中国人の海外不動産購入ブームが再び起きている。
かつてオーストラリアのシドニー、カナダのバンクーバー、米国の不動産価格上昇をもたらした中国人の不動産購入熱が、円安や五輪開催といった材料を踏まえ、今や日本に向かっており、日本の不動産価格を上昇させている。
銭江晩報が伝えた。
これまでシドニー、バンクーバー、米国を席巻した中国人の不動産購入熱が今では日本に広がり、中国の不動産購入希望者を満載した大型バスが、1台また1台と日本各地にやって来て、その土地の不動産価格を上昇させている。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、北京の不動産仲介業者が最近は月に2回、3日間で東京や大阪などの不動産を見て回るツアーを組んでいる。
1回のツアーの参加人数は40人で、海外投資に最適な地を求めツアーに参加する。
中国人の不動産投資家が日本の不動産に心を寄せるようになった原因は主に2つある。
★.一つは22年ぶりの低い水準になった現在の円安だ。
★.もう一つは2020年の東京五輪開催だ。
五輪で不動産価格が上昇するとみており、2008年の北京五輪開催で北京の不動産価格が上昇した、あのきらきらした夢をもう一度みたいのだ。
上海でもまもなく不動産購入ツアーが動き出す予定だ。
不動産経済研究所によると、東京のマンション価格は1990年代初頭以来で最高の水準になり、過去2年間の上昇幅は11%に達した。
これは動き始めた中国人の日本不動産投資ブームによる部分も大きい。
中国の不動産仲介サイト・捜房の大阪事業所の代理人は、
「需要は今まさに吹き出し始めた」
と話す。
(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)
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サーチナニュース 2015/07/30(木) 14:22
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0730&f=business_0730_049.shtml
中産階級は「日本」、富裕層は「米英豪」
・・・中国人の海外不動産投資
中国メディアの一財網は28日、近年、中国人の新たな投資先に日本が浮上してきていると伝え、中国人富裕層は米国や英国、オーストラリアなどの不動産に投資する傾向があるとしつつも、
「中国の中産階級の人びとは円安の日本に投資している」
と論じた。
記事は、日本では不動産投資における敷居が低く、賃貸収入による投資利回りも悪くないと伝え、マンションやホテルといった物件が人気となっていることを紹介した。
さらに、不動産サービス大手のデータを引用し、2014年における中国からの海外不動産投資額は165億ドル(約2兆378億円)に達し、前年比46%増となったことを紹介。
15年も中国人の海外投資の熱は冷めていないと論じた。
さらに、北京市内の不動産会社は毎月2回にわたって、日本への不動産投資を目的としたツアーを実施していることを紹介。
ツアー1回あたりの参加者は約40人で、海外における安全な投資先を捜すため、東京や大阪を訪れていると伝えた。
また、中国の不動産情報サービス提供会社のデータとして、
★.中国人が日本での投資先としてもっとも好む不動産は50万-100万元(約1000万円-2000万円)ほどの単身者向けマンションだ
と伝えたほか、
★.200万元-500万元(約4000万円-1億円)の住宅も人気が高い
と紹介。また、多くの中国人が土地に対しても投資を行っているとし、金額としては総じて500万元以上だと報じた。
続けて記事は、中国人が日本の不動産に投資する理由として、
「日本は不動産の賃貸市場が成熟しており、入居率90%以上の物件があること、
一部都市では人口密度が高く、賃貸収入による投資利回りが高いこと、
円安によって割安感が出ていること」
などを挙げた。
』
【中国の盛流と陰り】
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