『
サーチナニュース 2015-06-23 08:37
http://news.searchina.net/id/1578655?page=1
「Su-35」購入は無駄金だ!
・・・中国「コピーすればよい」と少数購入を要望、ロシアと紛糾=中国メディア
中国のポータルサイト「新浪網」は19日
「中国は『Su-35』の購入で無駄金を使いたくない。
ロシアがエンジン問題で譲歩する可能性も」
と題する記事を掲載した。
中国がSu-35購入で機数を極めて少なく抑えようとしており、ロシアが
「コピー用に用いられるだけ」
と難色を示し、交渉が難航しているという。
中国はこれまでしばしば、ロシア製兵器を導入し、ロシア側の了解を得ずにコピーや改良を行った。
特に問題になったのは「Su-27」戦闘機で、当初はライセンス契約にもとづき「J-10A(殲-10A)」として生産していたが、「J-10B」、「J-10C」など、次々に“改良型”を登場させた。
日本の読者が大いに違和感を感じる点は、
上記記事がロシア製兵器の無許可のコピーや改良を問題視していないことだろう。
同じくロシア製の戦闘機を導入しているインドと比較して
「インドは単純に生産ラインを自国内に移すだけだ。
それに対して中国は不断にSu-27シリーズの潜在力を掘りだし、重要な成果を得た」
とむしろ誇らしげに紹介した。
中国がSu-35の輸入を求めている理由は「エンジン」と紹介。
中国は優秀な戦闘機を次々に生み出しているが「エンジン分野では、世界の先進国と大きな差がある」と論じ、
自国が開発したエンジンの「WS-10G(渦扇-10G)」やロシアから輸入している「Al-31」も、
新たに開発した「J-20」にとっては推力が明らかに不足
と説明した。
Su-35は、中国がまだ入手していないエンジンの「117S(Al-41FIS)」を搭載している。
ロシアはこれまでに、117Sエンジン単体の輸出はしない考えを明らかにしている。
中国がSu-35を欲しているのは、
機体全体でなく「サンプルとしての117Sエンジン」
という。
そのため中国はSu-35の購入機数を「4機」と主張。
ロシア側は「最低でも48機」と主張していた。
スホーイ社はその後、販売機数を「24機でもよい」と表明。
交渉を2015年内にまとめたいとの意向も示した。
記事は
「中国側は無駄金を使いたくなかった」、
「ロシアは明らかに譲歩した」
として、Su-35の売買契約が年内にまとまるのは、双方による更にはっきりとした妥協が行われた場合」と主張した。
』
『
サーチナニュース 2015-06-24 08:35
http://news.searchina.net/id/1578838?page=1
「Su-35」戦闘機に中国が執着
・・・「J-11D」では航続距離が不足=中国メディア
中国メディアの「環球網」は22日、米国誌「ナショナル・インタレスト」を引用し、
中国がロシアの戦闘機「Su-35」を欲する理由として、南シナ海への出動を考えるならば、現有の「J-11」シリーズなどでは航続距離が不足
との見方を紹介した。
スホーイ社などを傘下に持つロシア・統一航空製造社のスリュサール総裁は、中国へのSu-35の商談がまとまっていない理由について、中国がロシアから購入した「Su-27」をコピーし改良した新型機を次々に開発したことを挙げた。
「Su-35」も同様に無断改良する懸念があるという。
中国はSu-35について、極めて少数の機数だけを購入する意向だった。
中国はSu-35について、機体全体を求めたのではなく、同機搭載の新型・高性能エンジン「117S」だけを求めているとの見方も出た。
中国はSu-27をベースにした「J-11」シリーズの新たな改良型の「J-11D」の初試験飛行を4月下旬に行ったとされる。
そのため、中国はSu-35への関心を失ったとの見方もできるようになった。
しかしSu-35は増槽を取り付けるなどでSu-27に比べて燃料搭載量が2割程度増え、さらに空中給油も行える。
中国空軍が陸上の基地から南シナ海方面に戦闘機を飛ばした場合、「J-11」シリーズでは航続距離の制約から、満足な行動が困難になる。
このため、中国にとってSu-35の保有は大きな意味を持つという。
スリュサール総裁によると、2015年内にSu-35を24機売却することで、中国側と契約できると考えている。
それだけの機数を売れば、自社側としても「利益を出せた」と認識できるという。
ただし売却にはロシア政府の輸出許可も必要だ。
**********
◆解説◆
第二次世界大戦後、ソ連はアジア・アフリカの諸国に、トラクターなどの農業機器を自らの支持国などに与えた。
中国も援助を受けたが、他の国が故障などで使えなくなるとソ連に再供与を求めたのに対し、中国は譲り受けた機器の一部を分解して徹底的に研究して、自力で作れるようにしたという。
上記はかつて、国家建設への意気込みを象徴する美談として喧伝された。
Su-27の「無断改良」についても、「祖国の偉大さ」を示す話として報じられる場合が多い。
』
『
サーチナニュース 2015-08-10 06:17
http://news.searchina.net/id/1584516?page=1
「Su-35」戦闘機はたいしたことない
・・・参考になるのはエンジンぐらい=中国メディア
中国の大手ポータルサイト「新浪網」はこのほど、ロシアの戦闘機「Su-35」について、中国の一部メディアが評するほどのレベルではないと主張する文章を掲載した。
参考になるのは搭載エンジンなどだけと酷評した。
中国は1990年代にロシアから「Su-27」を76機購入した。
98年にはロシアと同機のライセンス生産の契約を結んだ。
当時の中国の軍用機は極端に「旧式化」していた。
ロシア側は、軍需産業の維持のために資金を必要としていた。
両者の思惑は合致した。
しかしすぐに「反目」が発生。
中国側の「不誠実な行い」のせいだった。
中国はロシア側に無断で「Su-27」の改良タイプを“自主開発”により登場させた。
「新浪網」の記事は
「中国が現在保有するSu-27シリーズと改良型は、
中露が最初に契約した生産機数をはるかに超えた。
すでに460機以上だ」
と紹介した。
★.ロシアは、Su-27をベースした「Su-35」の開発を進めた。
★.一方の中国がSu-27をベースにして開発した最新型が、「J-11D(殲-11D)」だ。
スホーイ社は資金難に苦しんだ1990年代、
「Su-35」の関連技術を中国に売り渡したとの“説”がある。
記事は、J-11DとSu-35は機首の構造、電子装置や機体全体の構造など多くの部分が「非常に似ている」として、「技術売却説」を「根も葉もない噂ではない」と評した。
記事は、中国がSu-35を購入する意義について、同機が搭載するエンジンの「AL-41F1S」や後方に向け発射できるミサイルのシステムが、中国が新たな戦闘機を開発する際の参考になると説明。
特にエンジンについては、「極めて大きな助けになる」と評した。
Su-35の売却交渉でロシア側は当初、中国に72機購入を求めていたが、中国側は24機を主張。
ロシア側は「48機でもよい」と妥協したが中国側は譲らず、結局は24機の売却で契約がまとまったという。
記事は、Su-35を大量に購入する必要はないとして、その理由を
「中国の先進的戦闘機に対しする要求をとても満足させられないからだ」
と評した。
中国では今のところ、ロシアとの関係で自国側が「信義を無視した」行為を続けていることの是非や長期的にみた国益への悪影響を指摘する記事を目にすることがない。
』
『
サーチナニュース 2015/06/25(木) 05:48
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0625&f=business_0625_002.shtml
戦闘機「MiG-35」は売れない!
・・・「J-10」が販売戦で圧勝=中国メディア
中国メディアの新浪網は23日
「ロシアの『MiG-35』は戦闘機市場で中国にもっていかれる。
『J-10』と比較して高すぎて買う者なし」
と題する記事を掲載した。
ソ連崩壊後、ロシアの航空会社は統一航空機製造社に統合された。
スホーイやミグ(ミコヤーンとグレーヴィチ)はいずれも、同社の傘下企業だ。
新浪網の記事は、まず「『Su-27』シリーズが国内外市場で華々しく地位を築いたのに比べミグの動きは冷戦後、よいところなし」と指摘。
ミグの最近の話題としては、2007年に初飛行させた「Mig-35」に言及。
インドはいったんは同機を126機購入するとしたが、11年には取り消し、欧州製戦闘機の購入を宣言したと紹介し、「MiG-35は惨敗した」とつけ加えた。
記事は、インドがMiG-35の導入を見送った理由として、同機のエンジンである「RD-33MK」が、1972年開発の「RD-33」であり、古い系統に属することと、同機のレーダーシステムに満足しなかったことを挙げた。
記事はさらに、ミグ社は毎年巨額の赤字を出し、政府の財務支援が常態化していると紹介。
Mig-35についても、量産を行っていないことで価格引き下げができず、中国の「J-10」よりも1000万ドル(約12億3800万円)も高価と指摘した。
中国の「J-10」シリーズは、ロシアから輸入/ライセンス生産した「Su-27」を中国がロシア側の承諾なしに改良した機体だ。
低価格で販売できる大きな理由は「基本部分の設計や実証をせずにすんだ」ことと考えるのが自然だが、同記事は触れなかった。
現在の世界において「最新式」のジェット戦闘機は「第5世代」に分類されている。
米国が2005年に運用を開始した「F-22」、15年内に運用開始予定の「F-35」などだ。
中国は自国で開発中の「J-20」や「J-31」を第5世代と主張している。
ロシアがスホーイ社が開発中の「T-50(PAK FA)」は第5世代とされる。
新浪網は
「T-50が空に舞い上がった時、ミグの飛行機がどこにいるのか、知れたものではない。
その時までに、中国のJ-31がどれだけ製造されているだろう」
と論じた。
』
『
サーチナニュース 2015-07-10 08:35
http://news.searchina.net/id/1580823?page=1
「J-10」戦闘機で一流レベルの仲間入り!? 中国メディア強弁
中国の大手ポータルサイト「新浪網」は8日、米国の「F-22」や「F-35」、ロシアの「PAK FA T-50」、フランスの「ラファール」などの戦闘機と比較して、「J-20(殲-20)」、「J-31」など自国の戦闘機開発を論じる記事を発表した。
自国の航空工業については1950年代に「一窮二白(まず貧乏、次に知識は空白)」の状態から出発したと紹介。
かなり長期にわたり
「コピーや修理、改造が主体で、国際的な一流レベルに肩を並べることはできなかった」
と論じた。
記事は、「J-10」の登場で様相は一変と主張。
中国は米国、ロシア、英国、フランスに続いて、
「第3世代戦闘機(国際的に一般的な数え方では第4世代)を独立して開発した国になった」
と誇らしげに記述した(解説参照)。
記事は次に、中国におけるステルス戦闘機の開発に触れた。
具体的に名を挙げなかったが、該当するのは「J-20」や「J-31」だ。
まず、中国は米国のF-22を追跡できるレーダー「DWL002」を開発したとの情報を示し、
「一部国家が中国の沿海を絶え間なく海陸から偵察している現状を考えれば、中国はさらに強力なレーダーの開発に力を入れねばならない」
と主張した。
次に、戦闘機に搭載するエンジンにとって「われわれは、さらに突破せねばならない」と、現状ではまだ不十分との見方を示した。
さらに
「空力性能、フライ・バイ・ワイヤ、高度に総合化されたアビオニクス(電子機器)、先進的な素材など、航空分野における鍵となる技術においては、さらに突破が必要だ」
と指摘した。
**********
◆解説◆
J-10は成都飛機工業が開発した戦闘機。
初飛行は1998年で、運用開始は2005年。
上記記事では「独立して開発」と主張しているが、フライ・バイ・ワイヤ操縦装置はイスラエルから技術を購入したとの見方が強い。
エンジンはロシアの「AL-31FN」を搭載している。
中国は1998年には、ロシアの「Su-27」を「J-11A」としてライセンス生産し始めた。
その後の中国の戦闘機はほぼすべてが、「J-11A」を改良した「J-11」シリーズだ。
その意味で、中国の戦闘機開発は現在も「コピーや修理、改造が主体」の状態を言わざるをえない。
』
『
サーチナニュース 2015/06/27(土) 05:40
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0627&f=business_0627_001.shtml
中国「J-31」輸出は困難か
・・・売れるのは無難な安物ばかり=中国メディア
中国メディアの観察者網は21日、中国で開発中の
「J-31(殲-31)」について「(国外には)売れないかもしれない。
慎重さが必要」
と主張する記事を掲載した。
記事はまず、15-21日に開催されたパリ航空ショーで、
★.中国とパキスタンが共同開発した「FC-1(梟龍)」戦闘機のスリランカへの輸出と、
★.中国開発の「JL-9(山鷹)」練習機のアフリカ某国への輸出
が決まったと伝えた。
しかし同航空ショーでは、
★.カタールが米国製の「C-17」輸送機4機を、
★.サウジアラビアがフランスの「ラファール」に続き英独など欧州4カ国が設立したユーロファイター社の「タイフーン」をも購入
することを決めた。
★.マリはブラジル製のターボプロップ攻撃機「EMB-314(スーパーツカノ)」の購入
を決めた。
記事は、中国の軍用機を購入するのは、過去に購入経験のある国だけと説明。
★.技術面ではエンジン開発に遅れはあるものの、その他の技術に遅れはない
と主張し、それでも市場の開拓が進まない背景としてはまず、中国国内市場は世界最大の武器市場であり、中国の軍需企業は国内市場だけで満足していると指摘。
さらに、
★.中国国内でも旧式の「J-7」が大量に現役機として残っており、
中国空軍の「主力」を外国に売るのは困難
と主張した。
★.J-7の初飛行は1966年、原型となった「MiG-21」は55年の初飛行だ。
記事は、中国がこれまで国外に売り込んできた兵器の大部分は比較的安価な装備だったと主張。
また中国は多くの場合、武器売却に政治を絡めなかったとして、イラン・イラク戦争時に両国に武器を売却した例などを挙げた。
ただし、高性能の武器を売却する場合には、中国と利害関係のほとんどない国であることがさらに重要な条件になるとして、考えられる相手にトルコやアルメニア、インドネシアを挙げた。
記事は、自国の瀋陽飛機集団が開発中の「J-35」について
「国際的な軍事バランスを軽々と変えてしまう先進の戦闘機」
と評価。
ただし、さまざまな情勢により「FC-1(梟龍)」のように順調に売ることは不可能として、J-35については
「いったいどのように売ればよいのか、さらに細かく考えることが必要だろう」
と論じた。
』
『
サーチナニュース 2015/06/28(日) 05:48
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0628&f=business_0628_003.shtml
米露が中国の武器輸出を妨害
・・・「WZ-10」攻撃ヘリなどで
中国のポータルサイト「新浪網」は24日付で、中国からパキスタンへの「WZ-10(武直-10)」攻撃ヘリ輸出がロシアの干渉を受けたと主張する記事を掲載した。
25日付の記事では、米国も「攪乱(かくらん)している」と主張した。
中国が攻撃ヘリコプターの開発に着手したのは1990年代で、03年には「WZ-10」を初飛行させた。
同機の開発にユーロコプター(現エアバス・ヘリコプターズ)とアグスタウェストランドが協力したとされる。
中国は2014年にWZ-10のパキスタンへの輸出を決めた。
同年内に2機、現在までにさらに1機を引き渡した。
最終的に17機を売却するが、最初の3機は「輸出」ではなく、「お試し用の供与」との見方もある。
WZ-10の海外輸出は初めて。
パキスタンは一方で、ロシアから「Mi-35(ミル-35)」攻撃ヘリ20機の購入も決めた。
新浪網はパキスタンを巡る中国とロシアの武器売込みが激化していると指摘。
パキスタンはこれまで中国製武器を多く購入してきたことから
「中国の伝統的顧客にロシアが関心を持ちだした」
と評した。
同様に中国の武器輸出相手だったミャンマーやタイにも、ロシアは接近しているという。
新浪網は、中国の軍需産業の確立で
「ソ連/ロシアはこれまで、大きな支援を行ってきた」
と認めたが
「注目すべきは、支援は無償ではなかったことだ。
中国は支払うべきものはすべて支払ってきた」
と、中国の武器開発の歴史を肯定した。
今後については、武器輸出で中ロの競争は激化すると指摘した。
「新浪網」は25日付で、米国もパキスタンへの攻撃ヘリ売り込みを行っているとして、米国も「WZ-10」の輸出を「攪乱している」と主張した。
**********
◆解説◆
ロシアが中国の武器ビジネスで問題視しているのは、中国がロシアの承諾を得ないでロシア製武器を改良し、場合によっては第三国の輸出を図ることだ。
上記記事は中国側の「不誠実な行為」には触れていない。
なおロシアは、中国への輸出を全面停止することはしていない。
対米関係などもにらみ、中国との関係を悪化させない方が有利と判断していると考えられる。
ロシアの軍需企業にとって中国は「大得意先」であることから、自国の軍需産業を維持し発展するために、中国への武器輸出で資金を稼いでいる事情もある。
』
『
サーチナニュース 2015-06-30 22:27
http://news.searchina.net/id/1579693?page=1
「F-22」を圧倒する「第6世代戦闘機」
・・・中国メディア「わが国で開発に着手」と主張
中国メディアの「中網資訊」は28日、中国の瀋陽飛機工業が「第6世代戦闘機」の開発を進めているとの見方を紹介した。
「世界に先駆ける 「F-22」もその一撃に耐えず」
と主張した。
記事は「中国工業報」を引用し、瀋陽飛機工業の航空機開発のテンポはかつては10-15年に1機の割合だったが、現在は3-5年に1機と指摘。
「J-31」の場合には開発開始から2012年10月31日の初飛行までわずか19カ月で、瀋陽飛機工業はその時期に「第6世代戦闘機」の開発を立ち上げたと主張した。
記事は続いて、
「第5世代戦闘機」の開発を手掛けるのは米国、ロシア、フランス、日本、中国
と紹介。
米・ロ・中は「第4世代機の開発成功の土台の上」に、
日・仏は「第4世代機」を経ずに第5世代戦闘機の開発に着手した
と主張した。
記事は、米国が次世代型無人戦闘爆撃機の「F/A-XX」の開発に乗り出したことも紹介し、
米軍は 「空と宇宙を一体化させた新型の空軍を築き、空における絶対的な優勢を続ける」
考えと論じた。
中国の「第6世代戦闘機」については、
「ステルス性は第5世代以上」、
「どのような状況でも高度な飛行性能を発揮」、
「電磁砲(レールガン)やレーザー兵器搭載の可能性も高い」
などとして、
「これらの技術標準からして、F-22、F-35、T-50(PAK FA)、J-20は、(中国の)第6世代機の前にはひとたまりもなく、一撃にも耐えられない」
と主張した。
**********
◆解説◆
中国では軍事や国際政治について、「不思議な論理」の記事が発表されることが珍しくない。
★.上記記事でまず不思議なのは、中国の戦闘機はほぼすべてが「ソ連/ロシア製」のコピーおよび改造品であることだ。
主要部分の「すべて」または「ほぼすべて」を自国が開発してきた米国などと同列に論じるのはおかしい。
★.さらに、百歩譲って中国が第6世代戦闘機も開発できたとしよう。
性能を比較する対象は米国のF/A-XXあるいは他の第6世代戦闘機であるはずだ。
★.開発のテンポから言えば、米国の新型機の登場の方が早いはずだ。
ならばそれから当面の間、中国の戦闘機は「米国の新型機の前にはひとたまりもなく、一撃にも耐えられない」ことになる。
』
『
サーチナニュース 2015-07-02 08:37
http://news.searchina.net/id/1579818?page=1
「F-35」製造工程の画像公開
・・・度胆抜かれる中国ネット民、
「それでも天下を取るのはわが国だ!」
中国メディアの新浪網などは29日、
「数量は驚異的、
規模は巨大、
ロッキード・マーチン公開のF-35組立ラインに震撼」
と題する記事を掲載した。
工場内で撮影されたという写真を複数紹介したところ、読者からコメントが次々に寄せられた。
工場には1.6キロメートルの生産ラインが設けられ、「F-35」戦闘機が次々に組み立てられている。
新浪網は
「1日で100機が組み立てられた」
として、「このような生産効率には敬服してしまう」と評した。
30日午後1時半現在(日本時間)、「いいね」が最も多いコメントは
「米国は科学技術はすごい。
しかし中国の飛行機も弱くないぞ」
などとして、
「米国のロケットも、いつも事故を起こすではないか」
と続ける意見だ。
「いいね」が次に多いのは
「その差を直視し、奮い立って追いかけるのだ。
中国は今後必ずや群雄を見下して、天下を睥睨(へいげい)する!」
との意見だ。
米中の技術力や生産力の差を否定するか、直視するかの違いはあるが、いずれにせよ、かなり極端な愛国論調だ。
**********
◆解説◆
中国人に、「かつては世界に冠たる文明国だった」との意識は強い。
一方で、清朝の中盤以降の腐敗や無能がたたって、西欧や日本という「列強」の食い物にされたとの歴史観がある。
習近平政権は2012年の発足以来、「中国の夢」の実現を強調している。
現在も、腐敗撲滅と並ぶ政策の「二本柱」のひとつだ。
「中国の夢」には、「中国を世界の中心」とみなす、いわゆる「中華思想の再現」の面があるとの指摘がある。
とすれば、軍事や高速鉄道技術が「中国の夢」と関係づけて語られ、一方では「核心的技術」を国外から導入していながら、「自国の技術」と強調/強弁して国外への輸出をしようと懸命になる背景には、かつての
「文化文明は常に、中華から周囲にもたらされるもの」
との理念的構図を求める願望が存在する
とも分析できる。
ただし中国には格差拡大や環境破壊など本格的な解決が極めて難しい問題も数多い。
現在のところはさまざまな技術面でも「中国の夢」の実現が一歩進んだと認識して喜ぶ国民も多いが、
★.現実がともなわない場合には、政権に対する期待が「幻滅」に一転する事態
も否定できない。
』
『
サーチナニュース 2015-07-08 08:37
http://news.searchina.net/id/1580472?page=1
「J-10」戦闘機は「F-35」に勝てるか?
・・・大風呂敷はいけない!=中国メディア
中国の大手ポータルサイト「新浪網」は6日
「中国の『J-10(殲-10)』戦闘機は『F-35』に勝てるか 大風呂敷はいけない。
『J-20』の仕事だ」
と題する記事を掲載した。
記事は、米軍が1月に実施した「F-35A」と「F-16D」の各1機による模擬接近空中戦で、F-35Aが“撃墜”されたことに注目。
中国のJ-10は性能がF-16Dに「極めて近づいた」性能を持つ戦闘機と主張した。
記事はさらに、中国人の専門家の間では、J-10とF-16Dでは「部分的にはJ-10の方が優秀」との評価もあると紹介。
「F-16Dが接近戦でF-35Aを撃墜できたなら、J-10についても同様の事態になるかもしれない」
との見方を示した。
ただし記事は改めて「このような仮説は成立しない」と指摘。
米国防省などの発表によるとして、F-35Aはステルス性を発揮させるための塗装を行っておらず、センサー類や武器使用のソフトなども、完全ではない形でテストされたと説明。
さらに、
「米当局は、十全な状態のF-35とF-16の各4機ずつの模擬選を何度も実施したが、いずれもF-35が勝ったと説明している」
と紹介。
J-10は、米当局が1月の模擬戦で用いたような、一部機能を取り除いた“宦官状態のF-35”なら勝てるだろうが、そうでなければ「接近戦に持ち込む前に撃墜される」と評した。
記事はその上で、F-35のような第5世代の戦闘機についての仕事(撃墜行動)は、
「やはり、わがJ-20にやってもらおうではないか」
と主張した。
ただし、J-20がF-35などを撃墜できる理由は説明しなかった。
』
【中国の盛流と陰り】
サーチナニュース 2015/06/25(木) 05:48
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0625&f=business_0625_002.shtml
戦闘機「MiG-35」は売れない!
・・・「J-10」が販売戦で圧勝=中国メディア
中国メディアの新浪網は23日
「ロシアの『MiG-35』は戦闘機市場で中国にもっていかれる。
『J-10』と比較して高すぎて買う者なし」
と題する記事を掲載した。
ソ連崩壊後、ロシアの航空会社は統一航空機製造社に統合された。
スホーイやミグ(ミコヤーンとグレーヴィチ)はいずれも、同社の傘下企業だ。
新浪網の記事は、まず「『Su-27』シリーズが国内外市場で華々しく地位を築いたのに比べミグの動きは冷戦後、よいところなし」と指摘。
ミグの最近の話題としては、2007年に初飛行させた「Mig-35」に言及。
インドはいったんは同機を126機購入するとしたが、11年には取り消し、欧州製戦闘機の購入を宣言したと紹介し、「MiG-35は惨敗した」とつけ加えた。
記事は、インドがMiG-35の導入を見送った理由として、同機のエンジンである「RD-33MK」が、1972年開発の「RD-33」であり、古い系統に属することと、同機のレーダーシステムに満足しなかったことを挙げた。
記事はさらに、ミグ社は毎年巨額の赤字を出し、政府の財務支援が常態化していると紹介。
Mig-35についても、量産を行っていないことで価格引き下げができず、中国の「J-10」よりも1000万ドル(約12億3800万円)も高価と指摘した。
中国の「J-10」シリーズは、ロシアから輸入/ライセンス生産した「Su-27」を中国がロシア側の承諾なしに改良した機体だ。
低価格で販売できる大きな理由は「基本部分の設計や実証をせずにすんだ」ことと考えるのが自然だが、同記事は触れなかった。
現在の世界において「最新式」のジェット戦闘機は「第5世代」に分類されている。
米国が2005年に運用を開始した「F-22」、15年内に運用開始予定の「F-35」などだ。
中国は自国で開発中の「J-20」や「J-31」を第5世代と主張している。
ロシアがスホーイ社が開発中の「T-50(PAK FA)」は第5世代とされる。
新浪網は
「T-50が空に舞い上がった時、ミグの飛行機がどこにいるのか、知れたものではない。
その時までに、中国のJ-31がどれだけ製造されているだろう」
と論じた。
』
『
サーチナニュース 2015-07-10 08:35
http://news.searchina.net/id/1580823?page=1
中国の大手ポータルサイト「新浪網」は8日、米国の「F-22」や「F-35」、ロシアの「PAK FA T-50」、フランスの「ラファール」などの戦闘機と比較して、「J-20(殲-20)」、「J-31」など自国の戦闘機開発を論じる記事を発表した。
自国の航空工業については1950年代に「一窮二白(まず貧乏、次に知識は空白)」の状態から出発したと紹介。
かなり長期にわたり
「コピーや修理、改造が主体で、国際的な一流レベルに肩を並べることはできなかった」
と論じた。
記事は、「J-10」の登場で様相は一変と主張。
中国は米国、ロシア、英国、フランスに続いて、
「第3世代戦闘機(国際的に一般的な数え方では第4世代)を独立して開発した国になった」
と誇らしげに記述した(解説参照)。
記事は次に、中国におけるステルス戦闘機の開発に触れた。
具体的に名を挙げなかったが、該当するのは「J-20」や「J-31」だ。
まず、中国は米国のF-22を追跡できるレーダー「DWL002」を開発したとの情報を示し、
「一部国家が中国の沿海を絶え間なく海陸から偵察している現状を考えれば、中国はさらに強力なレーダーの開発に力を入れねばならない」
と主張した。
次に、戦闘機に搭載するエンジンにとって「われわれは、さらに突破せねばならない」と、現状ではまだ不十分との見方を示した。
さらに
「空力性能、フライ・バイ・ワイヤ、高度に総合化されたアビオニクス(電子機器)、先進的な素材など、航空分野における鍵となる技術においては、さらに突破が必要だ」
と指摘した。
**********
◆解説◆
J-10は成都飛機工業が開発した戦闘機。
初飛行は1998年で、運用開始は2005年。
上記記事では「独立して開発」と主張しているが、フライ・バイ・ワイヤ操縦装置はイスラエルから技術を購入したとの見方が強い。
エンジンはロシアの「AL-31FN」を搭載している。
中国は1998年には、ロシアの「Su-27」を「J-11A」としてライセンス生産し始めた。
その後の中国の戦闘機はほぼすべてが、「J-11A」を改良した「J-11」シリーズだ。
その意味で、中国の戦闘機開発は現在も「コピーや修理、改造が主体」の状態を言わざるをえない。
』
『
サーチナニュース 2015/06/27(土) 05:40
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0627&f=business_0627_001.shtml
中国「J-31」輸出は困難か
・・・売れるのは無難な安物ばかり=中国メディア
中国メディアの観察者網は21日、中国で開発中の
「J-31(殲-31)」について「(国外には)売れないかもしれない。
慎重さが必要」
と主張する記事を掲載した。
記事はまず、15-21日に開催されたパリ航空ショーで、
★.中国とパキスタンが共同開発した「FC-1(梟龍)」戦闘機のスリランカへの輸出と、
★.中国開発の「JL-9(山鷹)」練習機のアフリカ某国への輸出
が決まったと伝えた。
しかし同航空ショーでは、
★.カタールが米国製の「C-17」輸送機4機を、
★.サウジアラビアがフランスの「ラファール」に続き英独など欧州4カ国が設立したユーロファイター社の「タイフーン」をも購入
することを決めた。
★.マリはブラジル製のターボプロップ攻撃機「EMB-314(スーパーツカノ)」の購入
を決めた。
記事は、中国の軍用機を購入するのは、過去に購入経験のある国だけと説明。
★.技術面ではエンジン開発に遅れはあるものの、その他の技術に遅れはない
と主張し、それでも市場の開拓が進まない背景としてはまず、中国国内市場は世界最大の武器市場であり、中国の軍需企業は国内市場だけで満足していると指摘。
さらに、
★.中国国内でも旧式の「J-7」が大量に現役機として残っており、
中国空軍の「主力」を外国に売るのは困難
と主張した。
★.J-7の初飛行は1966年、原型となった「MiG-21」は55年の初飛行だ。
記事は、中国がこれまで国外に売り込んできた兵器の大部分は比較的安価な装備だったと主張。
また中国は多くの場合、武器売却に政治を絡めなかったとして、イラン・イラク戦争時に両国に武器を売却した例などを挙げた。
ただし、高性能の武器を売却する場合には、中国と利害関係のほとんどない国であることがさらに重要な条件になるとして、考えられる相手にトルコやアルメニア、インドネシアを挙げた。
記事は、自国の瀋陽飛機集団が開発中の「J-35」について
「国際的な軍事バランスを軽々と変えてしまう先進の戦闘機」
と評価。
ただし、さまざまな情勢により「FC-1(梟龍)」のように順調に売ることは不可能として、J-35については
「いったいどのように売ればよいのか、さらに細かく考えることが必要だろう」
と論じた。
』
『
サーチナニュース 2015/06/28(日) 05:48
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0628&f=business_0628_003.shtml
米露が中国の武器輸出を妨害
・・・「WZ-10」攻撃ヘリなどで
中国のポータルサイト「新浪網」は24日付で、中国からパキスタンへの「WZ-10(武直-10)」攻撃ヘリ輸出がロシアの干渉を受けたと主張する記事を掲載した。
25日付の記事では、米国も「攪乱(かくらん)している」と主張した。
中国が攻撃ヘリコプターの開発に着手したのは1990年代で、03年には「WZ-10」を初飛行させた。
同機の開発にユーロコプター(現エアバス・ヘリコプターズ)とアグスタウェストランドが協力したとされる。
中国は2014年にWZ-10のパキスタンへの輸出を決めた。
同年内に2機、現在までにさらに1機を引き渡した。
最終的に17機を売却するが、最初の3機は「輸出」ではなく、「お試し用の供与」との見方もある。
WZ-10の海外輸出は初めて。
パキスタンは一方で、ロシアから「Mi-35(ミル-35)」攻撃ヘリ20機の購入も決めた。
新浪網はパキスタンを巡る中国とロシアの武器売込みが激化していると指摘。
パキスタンはこれまで中国製武器を多く購入してきたことから
「中国の伝統的顧客にロシアが関心を持ちだした」
と評した。
同様に中国の武器輸出相手だったミャンマーやタイにも、ロシアは接近しているという。
新浪網は、中国の軍需産業の確立で
「ソ連/ロシアはこれまで、大きな支援を行ってきた」
と認めたが
「注目すべきは、支援は無償ではなかったことだ。
中国は支払うべきものはすべて支払ってきた」
と、中国の武器開発の歴史を肯定した。
今後については、武器輸出で中ロの競争は激化すると指摘した。
「新浪網」は25日付で、米国もパキスタンへの攻撃ヘリ売り込みを行っているとして、米国も「WZ-10」の輸出を「攪乱している」と主張した。
**********
◆解説◆
ロシアが中国の武器ビジネスで問題視しているのは、中国がロシアの承諾を得ないでロシア製武器を改良し、場合によっては第三国の輸出を図ることだ。
上記記事は中国側の「不誠実な行為」には触れていない。
なおロシアは、中国への輸出を全面停止することはしていない。
対米関係などもにらみ、中国との関係を悪化させない方が有利と判断していると考えられる。
ロシアの軍需企業にとって中国は「大得意先」であることから、自国の軍需産業を維持し発展するために、中国への武器輸出で資金を稼いでいる事情もある。
』
『
サーチナニュース 2015/06/29(月) 05:40
韓国が戦闘機を輸出
・・・フィリピン受け取り、中国で警戒感は希薄
騰訊新聞など中国メディアは26日、最近になり韓国から12機の輸出が決まっている「FA-50」戦闘機の最初の1機が相手国のフィリピン引き渡されたと報じた。
中国ではメディアもネット民もさほど警戒心を示していない。
日本からフィリピンへの武器輸出問題とは対照的だ。
フィリピンと中国は、南シナ海で島の領有問題で対立している。
フィリピンのアキノ大統領が2014年に米メディアの取材に対して、15年には訪日時に中国をナチス・ドイツに例えた際には、両国政府が非難の応酬をする事態にもなった。
日本がフィリピンに巡視船10隻を輸出することが決まった際や、フィリピンが日本製武器の輸入を意図していると報じられた際、中国は強い警戒心を示した。
しかし「FA-50」輸出については、現在のところ特に強い警戒心は見られない。
新浪網の記事に寄せられたコメントを見ると
「標的機だな」、
「フィリピン犬もジェット機を持つことになるのだな」、
「フィリピンにF-15は使えない」、
「フィリピンの標的機の南シナ海と飛来し先に撃ってくれることを歓迎!」
などの意見が目立つ。
FA-50は練習機「T-50」の派生型の戦闘爆撃機。
T-50は米ロッキード・マーティンから技術支援を受け、韓国航空宇宙産業(KAI)が開発した。
試作1号機の初飛行は2002年。
』
『
サーチナニュース 2015-06-30 22:27
http://news.searchina.net/id/1579693?page=1
「F-22」を圧倒する「第6世代戦闘機」
・・・中国メディア「わが国で開発に着手」と主張
中国メディアの「中網資訊」は28日、中国の瀋陽飛機工業が「第6世代戦闘機」の開発を進めているとの見方を紹介した。
「世界に先駆ける 「F-22」もその一撃に耐えず」
と主張した。
記事は「中国工業報」を引用し、瀋陽飛機工業の航空機開発のテンポはかつては10-15年に1機の割合だったが、現在は3-5年に1機と指摘。
「J-31」の場合には開発開始から2012年10月31日の初飛行までわずか19カ月で、瀋陽飛機工業はその時期に「第6世代戦闘機」の開発を立ち上げたと主張した。
記事は続いて、
「第5世代戦闘機」の開発を手掛けるのは米国、ロシア、フランス、日本、中国
と紹介。
米・ロ・中は「第4世代機の開発成功の土台の上」に、
日・仏は「第4世代機」を経ずに第5世代戦闘機の開発に着手した
と主張した。
記事は、米国が次世代型無人戦闘爆撃機の「F/A-XX」の開発に乗り出したことも紹介し、
米軍は 「空と宇宙を一体化させた新型の空軍を築き、空における絶対的な優勢を続ける」
考えと論じた。
中国の「第6世代戦闘機」については、
「ステルス性は第5世代以上」、
「どのような状況でも高度な飛行性能を発揮」、
「電磁砲(レールガン)やレーザー兵器搭載の可能性も高い」
などとして、
「これらの技術標準からして、F-22、F-35、T-50(PAK FA)、J-20は、(中国の)第6世代機の前にはひとたまりもなく、一撃にも耐えられない」
と主張した。
**********
◆解説◆
中国では軍事や国際政治について、「不思議な論理」の記事が発表されることが珍しくない。
★.上記記事でまず不思議なのは、中国の戦闘機はほぼすべてが「ソ連/ロシア製」のコピーおよび改造品であることだ。
主要部分の「すべて」または「ほぼすべて」を自国が開発してきた米国などと同列に論じるのはおかしい。
★.さらに、百歩譲って中国が第6世代戦闘機も開発できたとしよう。
性能を比較する対象は米国のF/A-XXあるいは他の第6世代戦闘機であるはずだ。
★.開発のテンポから言えば、米国の新型機の登場の方が早いはずだ。
ならばそれから当面の間、中国の戦闘機は「米国の新型機の前にはひとたまりもなく、一撃にも耐えられない」ことになる。
』
『
サーチナニュース 2015-07-02 08:37
http://news.searchina.net/id/1579818?page=1
「F-35」製造工程の画像公開
・・・度胆抜かれる中国ネット民、
「それでも天下を取るのはわが国だ!」
中国メディアの新浪網などは29日、
「数量は驚異的、
規模は巨大、
ロッキード・マーチン公開のF-35組立ラインに震撼」
と題する記事を掲載した。
工場内で撮影されたという写真を複数紹介したところ、読者からコメントが次々に寄せられた。
工場には1.6キロメートルの生産ラインが設けられ、「F-35」戦闘機が次々に組み立てられている。
新浪網は
「1日で100機が組み立てられた」
として、「このような生産効率には敬服してしまう」と評した。
30日午後1時半現在(日本時間)、「いいね」が最も多いコメントは
「米国は科学技術はすごい。
しかし中国の飛行機も弱くないぞ」
などとして、
「米国のロケットも、いつも事故を起こすではないか」
と続ける意見だ。
「いいね」が次に多いのは
「その差を直視し、奮い立って追いかけるのだ。
中国は今後必ずや群雄を見下して、天下を睥睨(へいげい)する!」
との意見だ。
米中の技術力や生産力の差を否定するか、直視するかの違いはあるが、いずれにせよ、かなり極端な愛国論調だ。
**********
◆解説◆
中国人に、「かつては世界に冠たる文明国だった」との意識は強い。
一方で、清朝の中盤以降の腐敗や無能がたたって、西欧や日本という「列強」の食い物にされたとの歴史観がある。
習近平政権は2012年の発足以来、「中国の夢」の実現を強調している。
現在も、腐敗撲滅と並ぶ政策の「二本柱」のひとつだ。
「中国の夢」には、「中国を世界の中心」とみなす、いわゆる「中華思想の再現」の面があるとの指摘がある。
とすれば、軍事や高速鉄道技術が「中国の夢」と関係づけて語られ、一方では「核心的技術」を国外から導入していながら、「自国の技術」と強調/強弁して国外への輸出をしようと懸命になる背景には、かつての
「文化文明は常に、中華から周囲にもたらされるもの」
との理念的構図を求める願望が存在する
とも分析できる。
ただし中国には格差拡大や環境破壊など本格的な解決が極めて難しい問題も数多い。
現在のところはさまざまな技術面でも「中国の夢」の実現が一歩進んだと認識して喜ぶ国民も多いが、
★.現実がともなわない場合には、政権に対する期待が「幻滅」に一転する事態
も否定できない。
』
『
サーチナニュース 2015-07-08 08:37
http://news.searchina.net/id/1580472?page=1
「J-10」戦闘機は「F-35」に勝てるか?
・・・大風呂敷はいけない!=中国メディア
中国の大手ポータルサイト「新浪網」は6日
「中国の『J-10(殲-10)』戦闘機は『F-35』に勝てるか 大風呂敷はいけない。
『J-20』の仕事だ」
と題する記事を掲載した。
記事は、米軍が1月に実施した「F-35A」と「F-16D」の各1機による模擬接近空中戦で、F-35Aが“撃墜”されたことに注目。
中国のJ-10は性能がF-16Dに「極めて近づいた」性能を持つ戦闘機と主張した。
記事はさらに、中国人の専門家の間では、J-10とF-16Dでは「部分的にはJ-10の方が優秀」との評価もあると紹介。
「F-16Dが接近戦でF-35Aを撃墜できたなら、J-10についても同様の事態になるかもしれない」
との見方を示した。
ただし記事は改めて「このような仮説は成立しない」と指摘。
米国防省などの発表によるとして、F-35Aはステルス性を発揮させるための塗装を行っておらず、センサー類や武器使用のソフトなども、完全ではない形でテストされたと説明。
さらに、
「米当局は、十全な状態のF-35とF-16の各4機ずつの模擬選を何度も実施したが、いずれもF-35が勝ったと説明している」
と紹介。
J-10は、米当局が1月の模擬戦で用いたような、一部機能を取り除いた“宦官状態のF-35”なら勝てるだろうが、そうでなければ「接近戦に持ち込む前に撃墜される」と評した。
記事はその上で、F-35のような第5世代の戦闘機についての仕事(撃墜行動)は、
「やはり、わがJ-20にやってもらおうではないか」
と主張した。
ただし、J-20がF-35などを撃墜できる理由は説明しなかった。
』
【中国の盛流と陰り】
_