2015年6月9日火曜日

南シナ海問題(3):フィリピンはなぜ日本に接近するのか:「中国はナチス」、「ならず者は日本・米国そしてフィリピン」

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●12日、フィリピン独立117周年の記念日に合わせ、現地テレビ局は「海洋権益」と題した22分間のドキュメンタリーを放送、南シナ海での中国の活動がフィリピンの国民に与える経済的影響を伝えた。


ロイター 2015年 06月 9日 16:21 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OP0KV20150609

自衛隊がフィリピン軍との共同訓練を本格化、哨戒機を派遣

[東京/マニラ 9日 ロイター] -
 海上自衛隊とフィリピン海軍は今月下旬、災害救援を想定した共同訓練を南シナ海で実施する。
 両国の共同訓練は5月に続き2度目。
 日本は今回、哨戒機を派遣する計画で、中国と領有権を争うフィリピンとの訓練を徐々に本格化させる。

 防衛省関係者によると、訓練は23日、または24日にマニラの南西沖で行う。海自は対潜哨戒機「P3C」を、フィリピン海軍は艦船や航空機を派遣し、不明者の捜索や救難などの訓練を行う方向で調整している。

 両国は5月上旬に、南シナ海で初の共同訓練を実施。他国艦船との予期せぬ衝突を防ぐ「海上衝突回避規範(CUES)」を確認した。
 海上自衛隊の関係者は
 「1月に交わした防衛協力の覚書、先日の両国首脳会談の共同声明に基づき、着実に訓練を重ねていく」
と話す。

 日本とフィリピンの政府関係者によると、両国は自衛隊が訓練などでフィリピンを訪れる際の手続きを簡素化する「訪問部隊地位協定」の締結に向けた議論も進めている。

 中国が岩礁の埋め立てなど南シナ海への進出を活発化させる中、日本とフィリピンは安全保障の協力関係を強めつつある。
 6月4日のアキノ大統領と安倍晋三首相の会談では、日本から防衛装備を移転するための交渉開始など、協力を拡大することで一致した。



サーチナニュース 2015-06-09 07:33
http://news.searchina.net/id/1576965?page=1

フィリピンに「苛立ち」隠せぬ中国メディア
・・・中国をナチスになぞらえたことに「怒り」爆発
「なぜ日本に接近するのか」
「第二次世界大戦の被害者のくせに」 

 中国メディア「中工報」は5日
 「フィリピンと日本はなぜ、どんどん接近するのか」
と題する論説を発表した。
 フィリピンのアキノ大統領が日本との緊密化を図っていることに「いらだち」を示し、
 特に中国をナチスになぞらえて批判したことに「怒りを爆発」させた。

 記事は、フィリピンのベニグノ・アキノ大統領が2-5日の日程で訪日したことに注目。
 「2010年の大統領就任以来、6回目」と紹介し、アキノ大統領は日本を「米国を別にすれば、最も重要な戦略パートナーとみなしている」
と主張した。

 さらに、日本とフィリピンは経済だけでなく軍事面でさらに密接になりつつあると指摘。
 アキノ大統領が日本からの武器購入の動きを強めていることや、5月にはフィリピンのコレヒドール島近くで自衛隊とフィリピン軍の合同演習が実施されたことについて
 「第二次世界大戦後初だ。
 コレヒドール島は第二次世界大戦期に、在フィリピン米軍と日本軍の血戦の場だった」
と論じた。

 記事は、フィリピンについて
 「南シナ海における中国の主権に挑戦している。
 しかし、東南アジア諸国連合(ASEAN)内に、フィリピンを支持する国は少ない」
と主張し、日本も中国と領土問題を抱えているだけに、アキノ大統領は
 「両国が相互に支持しあい、中国に対抗できる」
と考えていると指摘した。

 記事は、アキノ大統領が中国をナチス・ドイツと結びつけて語ったことについて、
 「中国は日本軍国主義の被害者だ。
 アキノ大統領は日本が集団的自衛権を解禁したことが、アジアに脅威をもたらすであろうことを心配していない。
 それどころか、第二次世界大戦で命をかけて日本に抵抗した中国を侮辱した」、
 「この種の理不尽な言動に、アキノ大統領のでたらめさがはっきりと出ている」
などと怒りを爆発させた。

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◆解説◆
 上記論説は触れなかったが、3日に行われたアキノ大統領を歓迎する宮中晩餐会では天皇陛下が、
 「このことは私ども日本人が深い痛恨の心と共に、長く忘れてはならないことであり、
 取り分け戦後70年を迎える05年、当時の犠牲者へ深く哀悼の意を表します」
と述べられた。

 天皇陛下のお言葉を受けたアキノ大統領は
 「過去に経験した痛みや悲劇は、相互尊重、尊厳、連帯に根差した関係構築に努めるという貴国の約束によって癒やされてまいりました」
と述べた。
 アキノ大統領は政権担当者として、終戦から現在に至るまでの日本を改めて評価したことになる。



時事通信 6月9日(火)17時28分配信
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015060900733

中国船侵入に「外交措置」
=穏健マレーシアが変化か

 【クアラルンプール時事】
 マレーシアのカシム首相府相は8日、ボルネオ島北方の小島や岩礁がある海域に中国公船が侵入、停泊したとして、「外交措置を講じる」と述べ、抗議する方針を示した。
 ナジブ首相が習近平国家主席に直接、問題提起するという。
 9日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(アジア版)が伝えた。
 南シナ海の南沙諸島をめぐる領有権問題で、中国と激しく対立しているフィリピン、ベトナムに比べ、マレーシアは穏健に対処してきたが、姿勢を変える兆しとみられる。 



レコードチャイナ 配信日時:2015年6月10日(水) 5時34分
http://www.recordchina.co.jp/a111081.html

中国が「領有する」南シナ海、
その平和を脅かす「ならず者国家」が確定、
はたして日本か米国か?―中国メディア

 2015年6月9日、環球網は8日の「世界海洋デー」にあわせ、インターネットユーザーを対象に実施した海洋問題に関するアンケート調査の結果を発表した。

 同メディアは「中国の海洋権益が厳しい状況にさらされている」と説明し、その例として南シナ海をめぐる動きを指摘。
 ネットユーザーに対して
 「南シナ海の安定を乱す最大の破壊者は誰か?」
と尋ねたところ、
1.米国26%、
2.日本23.3%、
3.フィリピン18.5%
という結果になった。
 また、中国が海洋進出を図る上で
 「この問題に特化した海洋法の制定が必要」
と答えたユーザーは96.5%に上った。

 ある専門家は
 「日本に比べると中国の海洋問題に対する注目度は低い」
としながらも、国民の意識は高まっていると指摘している。


サーチナニュース 2015-06-12 07:33
http://news.searchina.net/id/1577476?page=1

アキノ大統領「中国はナチス」、
怒る中国にフィリピン政府「幼稚だ」
・・・双方の激突続く

 中国メディアがフィリピンのアキノ大統領に対する猛反発を続けている。同大統領が訪日時に、中国をナチス・ドイツにたとえたことで火がついた。8日ごろからは、アキノ大統領を批判する外国メディアの報道を紹介するケースが増えた。

 アキノ大統領は訪日中の3日、現在の中国をかつてのナチス・ドイツにたとえて強い懸念を表明した。ナチス(国家社会主義ドイツ労働党)を率いるヒトラーは、チェコのズデーテン地方の併合などで、英米など欧州の大国が認めねば、戦争も辞さない態度に出た。当初は英米を相手に戦えるほどの軍事力はなかったが、戦争を恐れる英米は妥協した。ヒトラーはその後、「勝利が確実」と判断できるまで軍備を増強してから、第二次世界大戦を引き起こした。

 中国は第二次世界大戦を「全世界における反ファシスト戦争」であり、自国は「甚大な被害を出しながら最後まで戦い抜き、連合国の勝利に大きく貢献した」と位置づけている。それだけに、「中国=ナチス」の発言には猛反発した。

 中国政府・外交部の華春瑩報道官は「アキノ発言」に対して「でたらめで理不尽な発言にひどく驚くとともに、強烈な不満と反対を表明する」など猛反発した。

 しかしフィリピンの大統領府報道官は4日になり、中国政府の批判を「幼稚」と批判。「中国外交部の官員は、自国民に迎合している。われわれは幼稚な言論で聞く者を満足させることはできない。国際司法機関のような、一段高いプラットフォームでこの問題を討論する必要がある」と表明した。

 中国メディアの「アキノ攻撃」は続いた。中国国際放送が運営するニュースサイト「国際在線」は4日「アキノ3世という一種の不幸」と題する記事を掲載。同記事は「西太平洋上の島国であるフィリピンの生存する道は中国と友好関係を保つことか、米国に南シナ海の水をかき回させて中国に対抗することか?」と論じ、「フィリピンにとってこのような国家元首を持ったことが、国家にとって大きな不幸」と主張した。新華社は8日付で「フィリピン大統領のアキノ。こざかしいピエロ」と非難した。

 外交にいて他国と対立した際の中国における“常套手段”である「世界的に、相手を批判する声が発生」と紹介するメディアも目立つ。代表例は環球網で、「ドイツメディアが、人々はアキノを心から嫌がっていると報道」(5日付)、「米国メディアは、アキノが中国をナチスに例えたことを無知で愚鈍と報じた」(9日付)などだ。



レコードチャイナ 配信日時:2015年6月16日(火) 8時44分
http://www.recordchina.co.jp/a111504.html

フィリピン、独立記念日に南シナ海問題のドキュメンタリー放送
=中国メディア「反中感情あおる」と報じる―中国メディア

 2015年6月12日、フィリピン独立117周年の記念日に合わせ、現地テレビ局は「海洋権益」と題した22分間のドキュメンタリーを放送、
 南シナ海での中国の活動がフィリピンの国民に与える経済的影響
を伝えた。
 新華社が伝えた。

 番組は
 「2012年に中国がスカボロー礁を占領した後、
 中国海警はフィリピンの漁民を排除し、
 漁獲量が大幅に減少、
 主な収入源を失うに至った」
と報じている。
 番組はフィリピン外務省、大統領府広報室と、フィリピン報道局が共同で制作したもので、歴史、経済、法律の角度から南シナ海問題を紹介し、著名人による南シナ海問題への過激な発言も多数収められている。

 12日に国連本部で開催された国連海洋法条約の締約国会議で、フィリピンは中国を暗に非難。
 これに対し中国代表の王民(ワン・ミン)氏は
 「ある国が締約国会議で南シナ海問題を大げさに取り上げ、国際社会をだまして中国に圧力を掛けて譲歩を迫ろうと企てている」
と厳しい言葉で反発した。

 今月初め、アキノ大統領が日本を訪問し、南シナ海での中国の行動をナチス・ドイツになぞらえ、
 「東シナ海と南シナ海の沿岸と海洋の繁栄は、境界線を書き換えようとする試みと実体的危険にさらされている」
と述べた。
 また、日本との共同声明で、「一方的な現状変更の試み」への深刻な懸念を共有し、両国は共に国際社会に対し責任ある行動を求めていくとしている。



サーチナニュース 2015-06-17 07:33
http://news.searchina.net/id/1577981?page=1

ベトナムに「中国叩く」戦力を獲得させよう・・・
西側諸国「サーブ39」、「F/A-50」など輸出で後押しか?

 中国の大手ポータルサイト「新浪網」は6月7日と8日、ベトナムが航空兵力などで西側からの輸入を目指していると紹介する記事を配信した。
 「ベトナム海空軍に中国を叩いて鼻血を出させる能力あり!」
などの見出しを使った。
 中国メディアがベトナムの軍事力を高く見積もる記事を配信するのは珍しい。

 記事は「ザ・ガーディアン」など英国メディアなどの情報を総合したという。

★.ベトナムの交渉相手としては、まずスウェーデンのサーブ社がある。
 ベトナムはマルチロール機の「サーブ39グリペン」、さらに「サーブ340」、「サーブ2000」を導入して、海上のパトロール能力などを向上させる意があるとされる。

★.米ロッキード・マーティンとは軽戦闘爆撃機の「FA-50」と輸送機の「C-130」の導入で交渉中という。

★.ボーイング社は、ビジネスジェットの機体に米軍が運用している「P-8」哨戒機と同様の監視機能を持たせた機体をベトナムに売り込みたいと考えている。
 ただし、対潜攻撃能力は取り除くという。

 ベトナムは、軍装備の多くをソ連(ロシア製)武器に頼ってきた。
 しかし、老朽化した「MiG-21」戦闘機100機を更新せねばならないなどの事情に直面し、ロシア製兵器を減らし、西側への依存度を高めようとしているという。

 米国が昨年(2014年)10月に、ベトナムに対する殺傷性兵器の輸出を一部解禁したことも、ベトナムの動きを後押ししたと言える。
 ただし、ベトナムの対米警戒心が完全になくなったわけではなく、西欧諸国の武器に傾倒する可能性が高いという。

 ベトナムには兵員数と兵器で「中国に追いつくことは不可能」との認識がある。
 ただし、
 「やむをえない状況になれば、『中国を殴って鼻血を出させる』程度の戦闘力」
を得ることで、中国の行動に制約を加えることになるという。

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◆解説◆
 ベトナムが西側諸国の武器に関心を持つ大きな背景に、経済成長による購買力の向上があると考えられる。
 中国の場合、購買力は十分にあるが、中国を警戒する西側諸国が、中国の求める武器を売却する可能性は、極めて低い。

 軍事費を急増させ、南シナ海などで強引な行動に出る中国に対する西側諸国の警戒感は、「文革以降の最高レベル」と言ってよいだろう。
 ベトナムにとってみれば、米国が自国への対決姿勢を軟化させ、西側諸国からの武器輸入が現実味を帯びてきたことは、まさに「漁夫の利」と言える。



サーチナニュース 2015-06-24 22:21
http://news.searchina.net/id/1578990?page=1

「P3C」哨戒機、フィリピンが性能に関心
・・・自衛隊が南シナ海方面に派遣

 中国メディア・強国網は22日、フィリピン軍との合同訓練に参加するため、日本の海上自衛隊の「P3C」哨戒機が21日、フィリピン西部・南シナ海に近いパラワン島のプエルト・プリンセサ港に到着したとするロシア・スプートニクの22日付報道を伝えた。

 記事は、自衛隊の部隊が同島に入るのは初めてであると伝えたうえで、鹿屋航空基地第1航空群の隊員約20人がP3Cに搭乗して同島に上陸したと紹介。
 23日より、フィリピン軍の人員も哨戒機に搭乗して同島以西に位置する南シナ海の公海上空を飛行すると伝えた。

 また、今回の訓練の名目が災害時の人道的な援助と捜索救助であるとし、自衛隊の海上幕僚長が
 「訓練計画には警戒監視活動は含まれていない」
と語ったことを紹介した。

 さらに、今回の動きの背景として、両国首脳が今月4日に東京で会談を行い、防衛装備や技術移転に関する協定に向けた話し合いを開始することで意見を一致させたと解説。
 フィリピン側が日本に対して航続距離が長く、情報収集能力に優れるP3Cなどの提供を望んでいるとした。

 記事はこのほか、フィリピン海軍が22日より同島以東のスールー海で米軍と定期合同演習を実施するとする日本メディアの報道を併せて紹介。
 日米両国がいずれも南シナ海海域で存在感を示そうとしていると報じた。



Wikipediaより

 ロッキード P-3は、アメリカ合衆国の航空機メーカー、ロッキード社(現・ロッキード・マーティン社)が開発したターボプロップ哨戒機。
 愛称は「Orion」日本ではその英語読みから本機愛称を「オライオン」とする。
 Orion とはギリシア神話に登場する狩人の名で、星座の一つである「オリオン座」のオリオン。
 西側諸国を代表する哨戒機で、アメリカ海軍及びアメリカ沿岸警備隊や日本の海上自衛隊他、多くの国で運用中である。



●P-3C体験搭乗 エアーメモリアル in かのや 2004
2010/07/07 にアップロード


●海上自衛隊鹿屋航空基地P-3C 女性パイロット
2013/01/15 に公開



サーチナ 7月26日(日)14時25分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150726-00000048-scn-bus_all

フィリピンの国防予算に
・・・「たったそれだけで何ができる」=中国メディア

中国のニュースサイト「環球網」は22日、「5.5億ドルの軍事費のフィリピンに、どうして中国を害することができようか」と題する記事を発表した。(イメージ写真提供:CNSPHOTO)

 中国のニュースサイト「環球網」は22日、「5.5億ドルの軍事費のフィリピンに、どうして中国を害することができようか」と題する記事を発表した。

 記事は、フィリピンのアキノ大統領が国会に提出予定の2016年度国家予算案で、国防予算案は5億5200万ドル(約682億4200万円)と紹介。前年度比で約25%増だが、「中国の2015年国防費の200分の1にも満たない数字」と評した。

 記事は続けて、「ベトナムの軍事費はフィリピンよりも相当に多額で、2014年には40億ドル(約4945億円)以上に達した」と紹介。続けて「ベトナムの国内総生産は2000億ドルにも満たない。中国の広西チワン族自治区よりも少ない。これが、彼らの軍事費の規模を制約している」と論じた。

 中国とベトナム・フィリピンは南シナ海に存在する島の領有権を巡って厳しく対立している。

 記事は、フィリピンやベトナムについて軍事費の状況から「両国とも、南シナ海において中国の『深刻な軍事的脅威』にはならないだろう。ただし彼らは、言いがかり、攪乱(かくらん)、外部勢力の引き入れで、南シナ海における中国の主権と利益を侵食するかもしれない」と論じた。

 フィリピンについては「海軍力をますます増強する中国について、『やや心配』しているのだろう。ただし領土の主張で彼らは貪欲だ。彼らの中国に対する感情は複雑でデリケートだ」と論評した。

 さらに、南シナ海における「面倒」は主にフィリピンとベトナムが巻き起こすが、その背後には米国と日本があると主張。中国は「平和台頭」のイメージを大切にしているが、「フィリピンとベトナムが米国と日本にそそのかされて、あまりにも厚顔な振る舞いに及び、中国の『限界線』を踏み越えれば、われわれは国家イメージのために忍耐を続けることができなくなる」と威嚇した。

 また、南シナ海の問題にとって「中国国内世論は欠かすことのできない応援団」とした上で「中国でカードを切るのは高度に専門的な外交当局と戦略機構。従って中国の大衆は南シナ海についての真の実力と布局を知らねばならない」と、過度の愛国論に釘を刺した。

 「環球網」は別の記事でもフィリピンの国防費を紹介し、「中古船を買って中国に対抗するつもりか」などと揶揄(やゆ)した。


 国防予算にたくさんのお金を注ぎ込むことができないから、他国を頼ることになる。
 それが何をもたらすかを分かっていて論を展開するならいい。
 もしそのことを理解していないなら、ちょっと危険の匂い日本に傾かせているということである。
 フィリピン相手なら問題はあるまい。
 アメリカや日本が出てくることで問題がこじれていく。
 そのところを抑えないといけない。
 軍事力比のみでウハウアするとドロ沼に引きずり込まれる。




中国の盛流と陰り

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