2015年6月8日月曜日

中国の領海侵犯に自民党が反発、抗議の要請書を送付:この作為の意味は?

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 意図的にやったとしか思えない。
 この作為の裏には何があるのだろう。
 単純に考えるなら中国の反発を引き出す目的
ということになる。
 お山の大将的な思考回路の中国では、針のものを棒にする傾向がある。
 それを見越して、中国の態度を誘導した気配があるように思うのだが。
 まあ、よくある手段ではある。
 中国が黙殺できれば中国の外交上手。
 いつものように事大に対応すれば、日本の上手になる。


レコードチャイナ 配信日時:2015年6月7日(日) 20時0分
http://www.recordchina.co.jp/a110877.html

<尖閣>中国の領海侵犯に自民党が反発、
抗議の要請書を送付―日本

 2015年6月6日、中国新聞網は記事
 「日本自民党:中国巡視船の釣魚島巡視は日本人に苦痛を与えた」
を掲載した。

 自民党の原田義昭議員は4日、中国政府と中国共産党に対し、尖閣諸島(中国名は釣魚島)への領海侵入をやめるよう要請書を提出したことを明らかにした。
 要請書は
 「平和の現状に変更を加えようとする物理的な挑発行為は近代の国際秩序では決して許されるものではない」
と批判している。

 また自民党は安全保障関連法案への国民的理解を求めるために100万枚という膨大な数の政策ビラを作ったが、
 「中国は急速に軍備を増強しつつ、頻繁に尖閣諸島の日本領海に公船を侵入させています」
と中国の脅威をとりあげている。

 中国の平和的台頭を日本は脅威と見なしているが、
 集団的自衛権の解禁や大戦後の国際秩序を打破するための口実に過ぎない
と中国新聞網は反論している。



FOCUS-ASIA.COM 6月8日(月)17時54分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150608-00000031-xinhua-cn

自民党が政策ビラ100万枚で「中国の脅威」呼び掛け、
関係緩和ムードをぶち壊し―中国紙

  中国紙・環球時報は8日、自民党が政策ビラ100万枚を配布して釣魚島(尖閣諸島)の問題を訴えたことは、中日関係の緩和ムードをぶち壊しにする行為だとする中国国際問題研究院国際戦略研究所の蘇暁暉・副所長の寄稿記事を掲載した。

 中日財務対話が先ごろ、北京で行われ、中日両国が関係改善に向かっていることが改めて示された。
 これに先立ち、今年1月には日中防衛当局間の海上連絡メカニズムに関する第4回共同作業グループ協議が行われ、5月には自民党の二階俊博・総務会長が近年で最大規模となる3000人の代表団を率いて訪中した。

 ところが、自民党は4日、中日関係の緩和ムードに逆行する動きをみせた。
 中国公船が釣魚島(日本名・尖閣諸島)の12カイリ内を巡航することは「国際法に違反する」として、在日中国大使館に抗議文書を渡したというのだ。
 その上、
 「中国の海警船が頻繁に尖閣諸島(釣魚島)およびその周辺海域を巡航し、中国は軍備増強を続けている」
として、日本の国民に安倍政権の安全保障関連法案の改正を支持し、自衛隊の海外派兵も支持するよう呼び掛ける政策ビラを100万枚作成し、配布した。

 日本の右翼勢力が「中国の脅威」を誇張して、民意を誘導しようとしていることは明らか。
 こうした言動は中日関係の緩和ムードをぶち壊しにするものである。
 日本の右翼勢力に民意を力づくで動かす権利はない、と筆者は指摘している




中国の盛流と陰り

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