2015年6月10日水曜日

「中国海軍は強大だ!」(1):怯え、あるいは空威張り、中国海軍は「ロシアだけが頼り」、艦艇の提供から軍事演習まで

_


サーチナニュース 2015-06-09 22:21
http://news.searchina.net/id/1577131?page=1

「055型」ミサイル駆逐艦、戦力は米「イージス艦」を凌駕!
・・・電磁砲も搭載か?=中国メディア

 中国の軍事情報サイト「軍事網」は7日、中国が建造を進めている「055型」ミサイル駆逐艦について、米国のイージス艦を凌駕する戦力であり電磁砲を搭載する可能性があるとの見方があると報じた。

 「055型」の排水量は中国海軍として過去最大の1万2000トンで、米海軍が建造を進めているズムウォルト級に次ぐとされる。
 ただし、ズムウォルト級はステルス性獲得を目的とする特殊な形状だが、055型艦は「通常型」とされる。

 記事は国外メディアの055型艦に対する論評を紹介。
 米メディアは自国のイージス艦と比較して
 「匹敵する。超えているかもしれない」、
 独メディアは
 「中国は先進的なミサイル駆逐艦を発展させている。
 大規模な海戦の準備に大きな1歩を踏み出したことを意味する」
などと報じたという。

 米国では、055型艦について
 「電磁砲やレーザー兵器も搭載できる。
 巡航ミサイルで遠距離攻撃ができる一方で、防空能力で味方艦隊を守ることもできる」、
 「米国及び同盟国が太平洋地域に配備しているイージス艦を凌駕している可能性がある」
と論じたという。

  軍事評論家として知られる尹卓氏は055型艦について、技術面では「米国や日本の艦と比べて大きな違いはない」との見方を示したが、「動力面では重大な革新が行われる可能性がある」と指摘。
 「電磁砲やレーザー兵器を搭載するとすれば、短時間のうちに巨大なエネルギーを必要とする」
からで、デジタル制御による統合電気推進が採用されれば「中国海軍に革命的変化をもたらす」ことになるという。

**********

◆解説◆
 電磁砲は砲弾などを電磁誘導力(ローレンツ力)で射出する装置。
 射出の際に軌条(レール)を用いるので「レールガン」とも呼ばれる。
 原理そのものは電磁気学のごく初歩の部分に属するが、兵器化すれば、従来型の砲よりもはるかに高速での砲弾の射出が可能と注目されている。

 現在の戦車砲では砲弾の初速が最高で毎秒1800メートル程度だが、米軍は重量15キログラムの砲弾を毎秒2500メートルの初速で射出し、370キロメートル先に到達させられる電磁砲の開発を進めている。

 中国が現在の技術力で電磁砲を開発できるとは考えにくい。
 仮に055型ミサイル駆逐艦に統合電気推進システムが採用されるとしても、将来の可能性を念頭に置いた上での米国の動きに対する模倣と理解してよいだろう。



サーチナニュース 2015-07-01 22:25
http://news.searchina.net/id/1579806?page=1

「いずも」型2番艦が進水へ
 ・・・日本のヘリ空母が4隻で挑んでも、中国の航空母艦「遼寧」1隻にかなわない!=中国メディア

 中国の大手ポータルサイト新浪網は26日
 「日本のいずも型2番艦が姿を現す。
  空母4隻を持っていても遼寧にはかなわない」
と題する記事を掲載した。

 記事は、「いずも型」の2番艦の起工は2013年10月7日で、15年8月に進水、17年3月に運用開始の予定と紹介。
 日本にとって2隻目の「いずも」型ヘリコプター空母と解説した。

 記事はさらに、日本は2011年3月11日までに、「ひゅうが型」ヘリ空母2隻の運用を始めたと指摘。
 「いずも型」は満載排水量が2万7000トンで、同1万9000トンの「ひゅうが型」よりもかなり大きいと紹介した。

 「ひゅうが型」については、
 「日本の防衛相は設計初期の段階で、(改装して)ヘリコプター以外の固定翼機を搭載できるようにすることを考慮した」
との報道があると紹介。
 該当する機種としては米国開発の「F-35」があるが
 「日本が購入するF-35Aは空母に発着する能力はない」、
 「空母に搭載できるのはF-35BとF-35Cだが、日本は両機種は購入しない」、
 「日本の4隻のヘリ空母に正規空母のような攻撃力はない」
と説明した。

 記事は、日本の「いずも型」と「ひゅうが型」について、
 「哨戒ヘリコプターを大量に搭載できる」
と紹介。
 中国の原子力潜水艦と通常動力の潜水艦に対して「重大な脅威になる」と指摘し、
 「中国側からすれば、固定翼機を用いてヘリ空母を制圧する方法を研究することが、極めて緊迫した任務になる」
と主張した。

 一方で、自国の航空母艦である「遼寧」については、
 「中国海軍は試験用に使用している。
 人材育成と、今後の空母建造、設計、利用のための経験を得るためだ」
と主張。
 ただし、「J-15(殲-15)」戦闘機を搭載した後の遼寧には、「正規空母の攻撃力を備える」と説明。

 日本の「ヘリ空母」4隻が「遼寧」と対決した場合、ヘリコプターがまともに固定翼機と戦えるわけがないと指摘。

 記事は最後の部分で、
 「現在の情勢が続けば、日本が正規空母を保有するようになるのは時間の問題」
と主張し、警戒を呼びかけた。



サーチナニュース 2015-07-06 08:37
http://news.searchina.net/id/1580152?page=1

ベトナム入手の「キロ型潜水艦」は、中国の「094型原潜より優勢かも?

 カナダに本拠を置く、中国語などによる軍事関連情報メディア「漢和防務」は2日までに、ベトナムがロシアから購入した通常動力のキロ型潜水艦(キロ級潜水艦)は中国の「094」型原子力潜水艦の重大な脅威との見方を示した。
  中国メディアの環球網は「痴人の夢」などと酷評した。

 キロ型潜水艦は旧ソ連が、自国沿岸での対潜警戒任務に投入する目的で開発。1番艦の就役は1982年。
  輸出も行っており、中国へは12隻が売却済。
  ベトナムには現在までに4隻が、2016年末までに2隻が納品される。

 これまで、ベトナムがキロ型潜水艦を購入したのは、海軍力での中国の「非対称的優勢」を低減するためとされた。
  しかし漢和防務は「キロ型はベトナム側に(中国への)『非対称的優勢』をもたらす」と主張。

 漢和防務は、同じキロ型潜水艦でも、ベトナムに納品された艦の方が、中国が購入した艦よりも新しいので、ソフト面などで改良されているはずと主張。
  「同一の武器ならば、一部の技術が優勢になっている方が、全体として絶対的に優勢になる」
と分析した。

 ベトナムがキロ型潜水艦を導入した結果、中越国境海域である北部湾(トンキン湾)海域で、ベトナムの潜水艦は中国の潜水艦にとって重大な脅威になると主張。
 「もはや中国の安全な内海ではない」とした。
  また、ベトナム側が、中国の海南島にある原子力潜水艦基地を封鎖することも可能になったと論じた。

 環球網は「中国人専門家」によるとする反論を紹介。
  同専門家は、中越両国が購入したキロ型潜水艦の製造年に「大きな違い」があることは認めたが、性能に大きな差はないはずと主張。

 さらに、中国軍には60年間の潜水艦の運用実績があり、技術の向上が進んでおり、対潜攻撃網も完備していると説明。
 「たった6隻のキロ級通常動力艦を持っていても、何かするのは難しい。
 まして中国の潜水艦基地を封鎖するとは、痴人の夢だ」
と嘲笑的に述べたという。

**********

◆解説◆
 中国の外交、あるいは中国人の言動についてはこのところ、周辺国に対し
 「言うことを聞けば厚遇、聞かねば『上から目線で』強硬策」
との、かつての「中華対夷狄」の世界観の復活とも思える傾向が強まっている。



サーチナニュース 2015-07-15 06:17
http://news.searchina.net/id/1581392?page=1

「中華イージス艦」が急増
・・・すでに海自の2倍超、
さらに複数建造中=中国メディア

 中国で最新式の「052D型」駆逐艦の建造が急ピッチで進められている。
 同艦は米国海軍が開発した「イージス・システム」に近い防空システムが搭載されているとされ、「中華イージス艦」などと呼ばれている。
 1番艦の昆明が進水したのは2012年8月で、15年7月10日には7番艦の進水が確認された。
 現在は9番艦までが建造中とされる。

 「中華イージス」と呼ばれているのは「052D型」駆逐艦と、同型艦の前級で2015年2月までに6隻を就役させた「052C型」駆逐艦(蘭州級)だ。
 「052D型」は「052C型」と比べて、レーダーが追加され、長射程の対艦ミサイルも追加、さらに艦型もステルス性を考慮するなど「進化している」とされる。

 「052D型」の1番艦である「昆明」は2012年8月28日に進水し、すでに就役。
 「052D型」は同年には2隻、13年には1隻、14年には3隻が進水し、7月10日には今年(15年)初の艦が進水した。

 同型艦をこれまで建造してきたのは上海江南造船廠で、現在は遼寧大連建造廠で8番艦と9番艦を建造中とされる。
 建造はさらに続き、中国は2018年末までに「052D型」を12隻就役させるとみられている。
 その時点で「052C型」が現役であれば、合計で18隻の「中華イージス」が運用されることになる。

 中国では駆逐艦「052」シリーズの設計責任者だった潘鏡芙氏が2009年、「中華イージス艦」について、米国のイージス艦や、イージスシステムを導入した日本のこんごう級に比べても「還有る距離(まだ距離がある)」と述べたことがある。
 中国語の言い回しとしては「かなりの差がある」と認めるニュアンスだ。

 また「052C型」は2014年12月に実施された演習で、旧式艦に「撃沈」されたことが明らかになった。
 中華イージス艦は乗員の練度などを含めて、実力が分かりにくい面もある。

 ただし艦数では、海上自衛隊のイージス艦である「こんごう型」、「あたご型」が計6隻であるのに対し、中華イージス艦はすでに2倍以上で、今後も保有艦数の差が大きくなることは確実な情勢だ。



レコードチャイナ 配信日時:2015年7月22日(水) 6時32分
http://www.recordchina.co.jp/a114518.html

中国空母は実戦まで20年、日本は対抗策が必要
=中国ネット「中国脅威論をあおってる」
「日本のばかげた思考にはついていけない」

 2015年7月20日、中国が空母運用に熟練するには20年かかるが、戦闘力は高くなくとも、空母群が配備されれば東南アジア諸国に対する政治的、軍事的影響力は増すことになるとの日本メディアの指摘に対し、中国のネットユーザーからさまざまな意見が寄せられている。

 記事は、
 「日本に残された時間は10年しかなく、中国の空母群戦略に対抗する戦術・作戦案を構築しなければならない」
とも指摘し、日本は中国への対抗策を早急に講じる必要があると伝えている。

 この報道に対し、中国のネットユーザーからは以下のような意見が見られた。

「日本のメディアは中国脅威論をあおって、国内での軍備拡張ムードをつくろうとしている」
「中国脅威論をあおって自国が軍備を拡張する理由にしながら、その一方で中国の脅威を認めようとしない、
 精神分裂的な記事だ」
「考えすぎ。
 日本のばかげた思考にはついていけない。
 もう笑うしかない」

「日本を攻撃するのに空母など不要だ」
「日本をたたくには弾道ミサイルがある」
「弾道ミサイル『東風』は日本全土が射程内」

「日本人のこういう考えは恐ろしい」
「日本人は中国の変化スピードを分かっていない。
 10年以内に空母は戦闘力として成立する」
「空母保有はあくまで海軍力向上の象徴でしかない。
 実戦では格好の攻撃対象になる。
 空母に依存するような方向に向かうべきではない」(



サーチナニュース 2015-07-29 08:37
http://news.searchina.net/id/1583144?page=1

中国海軍の実力向上!
・・・日米が焦り始めている=中国メディア

 中国メディアの爪游控はこのほど、中国海軍の実力が近年、大幅に向上し、海上自衛隊の実力と比較しても
 「天秤は中国海軍に傾きつつある」
と主張、日本だけでなく、米国も中国海軍の実力に焦り始めていると主張した。

 記事は、「052D型」駆逐艦が6日に進水したことを紹介し、同艦は13隻目の「中華イージス艦」であると紹介した。
 さらに、長距離対空ミサイルが搭載された駆逐艦が相次いで建造されていることは
 「中国海軍が大型艦艇による作戦能力を強化していることの表れ」
であると論じた。

 続けて、海上自衛隊が6000トン級の主力艦を1隻進水させるたびに、中国海軍は同クラスの艦艇を2-3隻建造しているとの分析があることを紹介し、日中の海上における実力は中国が有利に傾きつつあると報じた。

 さらに、中国では2010年から「055型」ミサイル駆逐艦および052D型駆逐艦の建造を進めていると伝え、055型ミサイル駆逐艦は排水量1万2000トン、巡航ミサイルなどを搭載し、中国海軍の対空任務を担うことになると紹介。
 また、052D型駆逐艦については空母打撃群を構成し、護衛艦としての任務を果たす能力があるなどと報じた。

 また記事は、中国海軍および軍艦の能力の高さを主張したうえで、中国海軍は「高度成長期」に突入したとし、日本はもはや追い付くことはできないと主張。
 中国海軍の実力の大幅な向上に対し、日本だけでなく、米国も中国海軍の実力に焦り始めていると論じた。



サーチナニュース 2015-08-04 14:45
http://news.searchina.net/id/1583945?page=1

海上自衛隊に劣る「兵士の能力」
・・・中国海軍は人材不足=中国メディア

 中国メディアの参考消息は1日、香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストの報道を引用し、中国人民解放軍では人材不足が深刻化していると伝え、
 「中国海軍が海上自衛隊に追い付くには「最低でも10年」はかかる」
と論じたことを紹介した。

 記事は、中国海軍は艦艇や兵器の建造を進め、急速に軍備を拡張しているとする一方、
★.中国人民解放軍は「古くさい訓練方法や人材の抜擢(ばってき)方法を改めない限り、
 多くの問題に直面することになるだろう」
と論じた。

 続けてカナダの「漢和ディフェンスレビュー」の報道を引用し、
★.中国は2016年までに少なくとも12隻の「052D型」駆逐艦と22隻の「052A型」駆逐艦を保有する見通し
だと伝え、
★.2隻の空母を含め、さらに多くの先進的な軍艦を建造する計画
だと報じた。

 一方で、マカオ在住の軍事専門家である黄東氏の話として、
 「中国国内の海軍学校では外洋海軍の保有に向けた訓練ができない状況」
であるにもかかわらず、
★.米国を始めとする西側諸国は中国と軍事面の交流を行いたがらない」
と指摘。

 さらに、米国はインドやベトナムなど中国以外のアジアの国と海軍の共同訓練を行い、中国のぼっ興とのバランスを取ろうとしていると主張。
 中国は何が何でも自国の海軍の人材を育成する必要があると指摘し、
 「下手をすれば人材育成には他国より長い時間が必要となるだろう」
と危機感を示した。

 また記事は、中国人民解放軍の兵士は訓練が不足しており、日本の海上自衛隊と比較すると、軍艦などのハード面の能力の差に比べて、兵士としての能力は大きく劣っているとし、
 「中国海軍が海上自衛隊に匹敵する能力を持つにはあと10年はかかる」
と論じた。



サーチナニュース 2015-08-05 12:07
http://news.searchina.net/id/1584073?page=1

まるで旧日本軍!・・・ハイペースで大型艦艇を建造する中国海軍=加メディア

 中国メディアの参考消息は7月31日、カナダの軍事専門誌「漢和ディフェンスレビュー」がこのほど、
★.「中国海軍が排水量7000トン以上の大型艦艇を驚くべき速度で建造している」
と報じたことを伝えた。

 記事は、漢和ディフェンスレビューを引用し、
 「中国は空前の速度で大型艦艇を建造している」
と伝え、2015年は遼寧省大連市および上海市で同時に「052D型」駆逐艦を建造していることを紹介。
 2010年に建造が始まった052D型駆逐艦は進水済み、建造中のものも含めて計11隻となったと紹介。
 さらに大連で1隻建造されることが決まっているとも伝えた。

 続けて、03年から建造が始まった「052C型」駆逐艦はすでに6隻が就役していることを紹介し、052Cおよび052Dの駆逐艦は計18隻となったことを紹介。
 しかも、いずれも船齢は10年以内であるとし、中国の艦艇の建造について「建造ペースが速いうえに大規模である」と伝え、漢和ディフェンスレビューが「第2次世界対戦前の旧日本軍に酷似している」と伝えたことを紹介した。

 また記事は、中国初の空母である遼寧艦が就役したことに続き、「中国は大連で排水量7万トン級の国産空母の建造を進めている」としたほか、ここ10年で中国海軍は2隻の「054型」フリゲート艦と22隻の「054A型」フリゲート艦をはじめ、数多くの艦艇を建造したと紹介。
 中国が保有する大型艦艇の合計排水トン数は日本や英国、フランスなどを超え、米海軍に次ぐ規模になったと驚きを示した。



サーチナ 8月15日(土)8時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150815-00000025-scn-sci

台湾の新鋭艦は「空母キラー」
・・・中華イージス艦も「楽々撃破」!=中国メディア

 台湾の中山科学研究院は12日に行った台北国際航空宇宙及び国防工業展の記者会見で、
 台湾の新鋭巡洋艦「沱江」が、同院が開発した近接防空ミサイルの「海剣羚を装備すると発表した。
 沱江は各種装備の組み合わせで、中国側の「Su-30」戦闘機やミサイル、さらに最新式の「中華イージス艦」と呼ばれる「D52D型」駆逐艦を撃退できるという。
 大陸の一部メディアは「楽々と撃破」と表現した。

 海剣羚は米国やドイツが開発した「SeeRAM」と同様の近接防空ミサイルなどからなるシステムだ。
 発射されるミサイルは艦側の誘導システムを必要としない、いわゆる「撃ちっぱなし」で目標にむけ飛翔する。

 海剣羚が装備される「沱江」は、台湾海軍が開発した双胴の砲艦で、満載排水量は約600トン。
 「沱江」は3月に就役し、台湾海軍は同級の砲艦を8-12隻配備する考えだ。
 台湾にとって中国の空母保有と建造は極めて大きな脅威であり、
 「沱江級」は「空母キラー」として期待されている。

 沱江級には「海剣2型」対空ミサイル、「雄風3型」対艦ミサイルなどと合わせて、極めて強力な対空・対艦戦闘能力を持つことになる。

 中山科学研究院は「沱江」の想定能力を示す動画を発表。
 中国人民解放軍の「Su-30」戦闘機または「J-11」シリーズと見られる戦闘機から発射されたミサイルと戦闘機2機を撃ち落とし、続けてD52D型駆逐艦を撃沈する様子を示した。

 同話題を報じた大陸メディアの「戦略網」は、見出しで「台湾の仮想」としたものの、沱江がミサイルを連続発射することで、解放軍のD52Dや戦闘機を「楽々と撃退」と表現。
 さらに「威力は強大無比!」と論じた。一方で環球網は「台湾の幻想」と酷評した。

**********

◆解説◆
 中山科学研究院は正式名称が国家中山科学研究院。
 中華民国・国防部が設けた行政法人で、理事長は国防相が兼任する。
 ミサイル、電子分野、素材分野で実績が多い。
 国防専用だけでなく、軍民共用の技術開発も行っている。



サーチナニュース 2015-08-19 08:31
http://news.searchina.net/id/1585675?page=1

空母「遼寧」は精神力で完成!? 
ワリヤーグは「ポンコツ」だった=中国メディア

 中国国営通信社の「中国新聞社」は、自国初の空母である「遼寧」について、現場関係者の懸命な努力で、予定よりも大幅に早く就役させたと紹介する記事を掲載した。
 いわゆる「美談」だが、同時に、
 技術面での相当な「背伸び」を示唆する内容だ。

 「遼寧」は旧ソ連が建造に着手したが、同国崩壊などで放棄されていた空母「ワリヤーグ」を中国が買い取ったものだ。
 中国は当初、「中国が改造・完成させて空母にする」との見方に対して猛反発したが、結局は空母にした。

 ワリヤーグは大連(遼寧省)の造船所に曳航(えいこう)された。
 共産党中央と中央軍事委員会が空母にすると決定した時、現場の人々は「どれほど困難になるか」を想像するのが難しかったという。

 同船が「予想以上にひどい」ことが判明した。
 例えば、エンジンを固定する74個のボルトは約半数しかなく、しかも足りない部分には「ボルト穴」さえもなかった。

 さらに、一部鋼材を強度が高く耐久性にもすぐれた鋼材に交換しようとしたところ、何度溶接しても、細かな亀裂が入ることが分かった。
 改めて鋼材をハルビンの工場に運び込み、実験した。
 温度条件を変え、それぞれの条件のもとで数十回から100回以上も溶接を繰り返した。

 厳寒の冬のハルビンで溶接を繰り返し、春になってやっと「溶接法」が決まり、3冊のマニュアルにまとめられたという。

 「遼寧」の初の試験航海は2011年8月、就役は2012年10月だった。
 同記事によると試験航海は当初予定より5カ月、就役は3カ月早めることができたという。

**********

◆解説◆
 現場関係者の熱意や努力を否定するつもりはないが、かなりの「背伸び」があったことが伝わる文章だ。
 象徴的なのが大幅な「前倒し完成」だ。
 中国では事業推進に際して、有力者の意向で問題点が「見切り発車」されてしまい、あとで深刻な事態が発生することがある
 2011年に発生した高速鉄道事故は、代表例のひとつだ。

 技術以外の要素なしに工期が大幅に圧縮されたとすれば、当初の時点で「どのぐらい時間や手間がかかるか」分かっていなかったことになる。
 戦前に日本が手がけた戦艦の「大和」と「武蔵」も、しっかりと工期が定められて建造された(太平洋戦争突入のため、途中からは工期短縮)。

 2015年3月に就役した戦後最大の護衛艦の「いずも」では、コンピューターで「工程」をシミュレートして、建造の段取りを定めた。
 工程管理を含めた技術力があれば、予定よりずっと早く完成されることは考えにくい。



サーチナニュース 2015-08-25 08:31
http://news.searchina.net/id/1586304?page=1

中国版「八八艦隊」を建設だ! 
「052D」と「054A」の建造急ピッチ=中国メディア 

 中国では共産党の習近平総書記(国家主席)が提案する「中国の夢」が、事実上の統治理念とされている。
 「中華民族の偉大な復興」を目指すものだ。
 軍事関連記事も、「夢の実現」を連想させるものが多い。
 軍事情報サイトの「軍事区」はこのほど、中国は駆逐艦の「052D」型や護衛艦の「054A」型を組み合わせた中国版「八八艦隊」を建設していくと論じる記事を掲載した。

 「八八艦隊」とは、旧日本海軍の戦艦8隻と巡洋戦艦8隻を中核とする艦隊整備計画だ。
 ただしワシントン軍縮会議などで計画は変更を余儀なくされた。建造された軍艦としては戦艦「長門」や空母の「加賀」や「赤城」がある。

 戦後になり、
 護衛艦8隻とヘリコプター8機で運用される海上自衛隊の艦体が「八八艦隊」、「新八八艦隊」と通称されるようになった。

 新浪網の記事はまず自国の「052D」型駆逐艦に触れた。
 「改良型中華イージス艦」であり、中国の過去10年間における設計技術の大きな進歩を示すものと主張。
 大量建造によって、中国はアジア太平洋地区で米国に迫る第2の海上軍事力を獲得と論じた。

 052D型が米軍や日本が保有するイージス艦よりも船体が小さく、搭載するミサイル数も少ない点については、
 「相手は古今を通じてかつて存在しなかった空海の戦力」
と主張。
 大量に建造することが必要と説いた。

 ちなみに、日本の「あたご」型護衛艦は満載排水量が1万トンクラス、052D型は同7500トンクラスだ。

 中国の新型護衛艦の「054A」型にも触れ、
 各駆逐艦艦隊は今後052D型または後継型の駆逐艦4隻と054A型4隻による
 「中国版・八八艦隊」を形成すると説明。
 駆逐艦は防空、護衛艦は対潜任務を担当すると論じた。

**********

◆解説◆
 中国にとって日本とは、日清戦争以来「かつての偉大だった中国」を打ち砕いた存在であり、一方で日本を「教師」として「明治の成果」を懸命に導入した。
 中国人の日本に対する感情は複雑だ。

 上記記事でも、「八八艦隊」の呼称を「中国版」として無理にでも用いたところに、日本への「意識」が読み取れる。
 実際には「四四艦隊」と表現すべきだ。

 中国は052D型の建造も、猛烈な勢いで進めている。
 1番艦の就役は2008年だが、「新浪網」によると19日には20番艦を「邯鄲」と命名し、就役させた。
 中国にとっては「日本を超越」することがが「」の重要な要素になる。




中国の盛流と陰り


_