2015年6月14日日曜日

荒唐無稽な想定にあきれ返る:ネットレベルの貧困、それが中国を高揚させ、そして滅ぼすかも?

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レコードチャイナ 配信日時:2015年6月15日(月) 1時49分
http://www.recordchina.co.jp/a111395.html

「日本が中国を急襲したら核使用も」と中国ネット、
荒唐無稽な想定にあきれ返る日本ネット

 2015年6月13日、日本が中国を急襲したら中国はどう抵抗するか。
 こんな物騒な事態を想定したスレッドがこのほど、中国の掲示板サイトに立った。
 中国のネットユーザーが反撃に「核使用」も辞さないコメントを寄せたのに対し、日本のネットユーザーは、あまりにも荒唐無稽な想定にあきれ返っている。

 スレ主が
 「中国軍はまず東北地方、華北地方から全面撤退し、ゲリラ戦で日本軍の進撃を食い止める。
 中国軍を南へ後退させてから地形を利用して日本軍と戦う。
 中国の人口、資源をもってすれば、日本に勝てると思う」
と主張すると、中国のネットユーザーは
 「90年前にその方法を使ったことがあるんですけど」
 「スレ主は恥知らずだな。
 蒋介石がとった戦法そのままじゃないか」
 「どうやらスレ主は1937年からタイムスリップしてきたようだ」
などと批判。

 さらに中国政府が
 「いつ、いかなる状況下にあっても非核保有国あるいは非核地帯に対し核兵器を使用しない」
と言明しているにもかかわらず
 「中国は40分で日本を消滅させられる。
 試しにやってみたらいい」
 「10分あれば日本を滅ぼせる」
 「5分間抵抗した後には日本という国が無くなっている」
 「そうだな、2時間と4分は抵抗できるかな。
 2時間ほど大笑いしてから、4分で日本を石器時代に戻せる」
 「いや、直接東京にミサイルを撃ち込めばいいだろ」
 「スレ主は中国の反撃に日本がどれほど耐えられるかと質問すべき」
 「スレ主の考えには大きな問題がある。
 現有の軍事力からして撤退などあり得るか?
 ただ日本を消滅させるだけだよ」
など、核攻撃をも念頭にした強硬論が相次いだ。

 中には、より明確に
 「俺としては日本にぜひとも急襲してもらいたい。
 ひきょうであればあるほどいいね。
 そうすれば核攻撃の正当な理由ができる」
とも声も。

これに対し、日本のネットユーザーからは
 「専守防衛って知ってる?」
 「日本は悪いがそんなことしない」
 「そんなに期待されても急襲する理由がないんで」
 「大丈夫だよ。
 相手にしてないから」
 「言ってることは荒唐無稽だが、軍事力を誇示したいことはよく分かる。
 こういう発想が出て来ることが危険といえる」
 「どう思ってるかよく分かりました。
 無知無能さも」
 「習さん大丈夫ですか?
 情報統制し過ぎで国民がこんなのになっちゃってますよ…」
 「核は抑止力にはなるかもしれないが、使用したら今のご時世で生き残れないと思うけど」
といった書き込みが集まった。



サーチナニュース 2015-08-19 09:59
http://news.searchina.net/id/1585697?page=1

抗日ドラマ「でたらめだ!」 
憤激する元中国兵ら
・・・「日本軍は強かった」
「敬服せざるをえない面あった」=中国メディア


●(写真は華西都市網の上記記事掲載頁キャプチャー。
 当時覚えた銃剣術を披露する馬定新さんの画像がある)


 四川省メディアの華西都市網はこのほど、抗日戦を戦った元兵士らへの取材記事を掲載した。
 中国では「抗日ドラマ」が盛んに放送されているが、元兵士らは
 「あんなに容易なわけがあるか」
などと反発。
 日本軍は極めて強く、突撃などの際に見せる犠牲的精神については
 「敬服せざるをえなかった」
と述べた。

 99歳の馬定新さんは「抗日ドラマ」について
 「数人で鬼子(日本兵を指す)の連隊を全滅させるだって? 
 真実ならば、多くの仲間を犠牲にして8年も戦う必要があったわけがない」
と批判。
 「ひとつ間違えば命を失う」厳しい戦い
だったと回顧した。

★.日本軍は多くの場合、航空機や戦車、重火器で攻撃を加え、敵をただちに撃破する電撃作戦を好んだ。
 しかし、
★.戦線が膠着すると迂回攻撃するなど柔軟性もあった。
★.訓練が行き届き、部隊間の連携も巧妙な日本軍に、中国軍は大被害を受けつづけた。

 記事によると元兵士の多くが、
 日本の将兵は「命を惜しまず、射撃も正確だった」
と証言する。
 「突撃」の命令が下れば、とにかく殺到してきた
という。
 小隊長として1941年5月の中原会戦に参加した鄭維邦さんは、
 日本軍の突撃精神には「敬服せざるをえない」
と述べた。

 戦史研究家の何允中さんは、
 日本兵には「崇高な武士道精神があった」、
 「まず、おのれに厳しかった。
 相手に対してはさらに厳しく戦った」
と説明した。

 中国では「武士道精神」が、「日本人の残虐さを示すもの」として否定的に扱われることがほとんどだ。
 専門家の発言部分とはいえ、メディアが「崇高」と表現するのは珍しい。

 記事は続けて「抗日ドラマの見せ場」でもある、中国人が刀で日本兵を『華麗に殺す』場面を取り上げた。 
 馬さんは
 「大うそ。鬼子と遭遇して、あんなことをしたら、何度殺されていたか分からない!」
と述べた。

 実際には、中国軍の軍刀や銃剣類の使い方は日本軍から学んだもので、日本人将兵の刀剣類の使い方の方が「最高に実際的だった」という。
 また、中国には当初、歩兵の運用規則を定めた「歩兵操典」が存在せず、後になり日本軍の「歩兵操典」を翻訳・編集して使ったという。

 記事は最後の部分で、
 「いかなる目的にせよ、歴史をねじ曲げ、誤った歴史を広める行為は、全民族を挙げた抗日戦に対する侮辱」
と批判。
 「歴史を直視し、(当時の中国と日本の)差を直視することが、抗日戦を戦った英雄に対する最大の尊敬だ」
と主張した。




中国の盛流と陰り

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