2015年6月19日金曜日

日本は「トイレ文化」で世界に貢献!:「日本の温水洗浄便座が『新革命』を起こそうとしている」

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サーチナ 6月19日(金)9時11分配信
http://news.searchina.net/id/1578307

日本は「便器文化」で世界に貢献!
・・・「生活の質向上と社会の発展」と中国メディア絶賛

 中国のポータルサイト、中文業界資訊站は15日、
 「日本は便器文化を広め、世界に貢献」
と題する記事を掲載した。
 日本企業は便器の分野で「役立つ商品」を開発。
 中国でも注目された「温水洗浄機能付き」だけでなく、さまざまな商品があり、世界に貢献していると「絶賛」した。

 記事は、
 「日本企業はこの分野を開拓し、多くの製品を生み出してきた。
 中国国内外の消費者が一致して認めている」
と紹介。
  「今年の春節期間(旧正月期)に(訪日した)中国人旅行者数十万人が争って『爆買い』した」
と指摘した。

 さらに、日本では温水洗浄機能付き便座の普及率が80%と論じ、
 「日本人は便器またはトイレの文化を形成し、
 活の質を向上させ、さらには社会を発展させている」
と主張した。

 さらに日本企業の取り組みとして、
 「便に含まれる気体を計測して、健康常態をチェックできる機能のトイレを開発中。
 5年後には発売の予定」、
 「実験で、男性の小便の圧力で最高2ワットの発電を達成。
 技術者によれば、充電すれば停電時に役立てられる」
などの事例を紹介した。

 さらに、日本で開発された無水便器が、貧困地区で大きな効果を発揮していると指摘。
 「例えばケニアでは、(排泄物が)循環型農業に役立てられている。
 アンモニア臭も少ない」などと論じた。

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◆解説◆
 上記記事には「意外な話題を狙った」面もあると思われるが、極めて真剣な論調で、日本の取り組みを称讃した。

★.日本では、少なくとも建て前としては「職業に貴賤なし」が、社会的合意事項になっている
と言えるだろう。
★.しかし中国や朝鮮半島で深く根付いた儒教は、まったく別の見方をした。

 例えば、豊臣秀吉軍の捕虜となり日本に搬送された朝鮮人儒学者は「倭人」の習慣として
 「技を尊び、木を縛り、壁を塗り、屋根をふくようなつまらない事にも名誉を与え……」(看羊録)
などと記述している。
 彼らにとって実務的な仕事は「いやしい職業」にほかならなかった。

 現在の中国人が「職業の貴賤」について、かつてのようには「儒教原理主義的」であるわけでないが、
 「トイレ」や「便器」については「汚くて、避けたいもの」とのイメージが強かったと考えられる。
 日本の「温水便座」が注目を集めたのは、どんな分野にも徹底的に取り組む日本人の姿に改めて気づき「目からうろこ」状態になったことも原因と考えられる。




●未来授業 Vol.638 山上遊『「無水トイレ」普及のため、いざケニアへ!』
2015/05/13 に公開
講師は株式会社リクシル
総合研究所・新事業創造部 グローバル環境
インフラ研究室の山上遊さん。

現在、貴重な水を使わずに排泄物を衛生的に処理し、
肥料にする「循環型無水トイレ」を研究・開発している山上さん。
その実証実験の場であるケニアでのプロジェクトメンバーの一員として、日本とケニアを行き来しています。

「無水トイレ」の普及は、衛生や環境といった観点から未来に何をもたらすのでしょうか。

未来授業3時間目、
テーマは『「無水トイレ」普及のため、いざケニアへ!』

■プロフィール
山上遊(やまかみゆう) (YAMAKAMI YUU)
株式会社リクシル 総合研究所・新事業創造部
グローバル環境インフラ研究室主査1978年、東京生まれ。
東京都立大学大学院工学研究科を修了後、
旧INAX、現リクシルに入社。
入社後は、トイレ工場の生産管理に携わる。
2012年、NPO法人「大ナゴヤ大学」主催のトイレに関する授業での講師経験をきっかけに、それまで培ってきたトイレへの知識、そして、誰よりも深いと自負するトイレへの愛情が爆発。

現在は、その思いが通じ、ケニアで「循環型無水トイレ」普及のためのプロジェクトに奔走している。



レコードチャイナ 配信日時:2015年6月20日(土) 15時35分
http://www.recordchina.co.jp/a111800.html

進化を続ける日本の温水洗浄便座、健康診断や発電まで―中国メディア


●16日、最近、「温水洗浄便座」が「日本」とともにホットワードとなっていた。昨年から、中国人観光客が「温水洗浄便座」を爆買いしたことが大きな話題となった。

 2015年6月16日、最近、「温水洗浄便座」が「日本」とともにホットワードとなっていた。
 昨年から、中国人観光客が「温水洗浄便座」を爆買いしたことが大きな話題となった。
 また今月15日には、日本紙が、
 「日本の温水洗浄便座が『新革命』を起こそうとしている」
という記事を掲載した。環球時報が伝えた。

 どんな「新革命」なのだろう。
 同紙の報道によると、世界的に有名なトイレメーカーTOTOの神奈川県茅ケ崎市にある総合研究所に2020年ごろの実用化をめざすトイレの試作機がある。
 見た目はごく普通のトイレだが、ここには「自宅のトイレを健康診断室にする」という福田幸弘所長の夢が詰まっている。
 この試験機には、排泄物に含まれる特定のガスの濃度を測定して腸内の健康度合いを調べる機能がある。
 「臭いの原因となるガスは腸内細菌の状態と深いつながりがある」
と福田所長。
 消化吸収を助け、免疫力を高める善玉菌が多ければガスは少なく、臭いもそれほどしない。
 一方、腸内環境が悪く毒素を作る悪玉菌が多くなると臭いも強くなる。
 試験機で測定されたガスの濃度のデータは、クラウドホスティングを通して管理される。
 さらに、そのデータと他の機器で測定した体温や血圧などのデータと合わせると、健康診断が可能になるというのだ。
 TOTOは今後、ITや医療関連の企業と連携し、同試験機の商品化を進めたい考えだ。

 一方、トイレメーカー大手のLIXILの開発者は、温水洗浄便座を「発電所」にしてしまうことを思いついた。
 開発者は、温水洗浄便座のノズル内に小さな水車を付けた発電装置を搭載すれば、「水力発電所」にしてしまうことができると考えた。
 発電した電気を蓄電池に蓄えることができれば、停電などの緊急事態が発生した場合も、一定時間安心してトイレに行くことができる。
 LIXILは、東北大学と連携して実験を繰り返し、男性用便器で2ワット発電させることに成功し、温水洗浄便座でも、1ワット発電させることに成功した。

 筆者は約1年以上前に、TOTOの北九州工場を訪れたことがある。
 機械による生産が一般的な日本。
 しかし、この工場では機械ではなく、多くの従業員が温水洗浄便座を生産していた。
 工場の責任者は取材に対して、
 「高品質の温水洗浄便座を生産するために、重要な作業は、機械ではなく、人がしなければならない」
と説明した。
 工場内には、小さな温水洗浄便座の飾り物から、相撲の力士専用の大きな温水洗浄便座など、さまざまな温水洗浄便座が置かれていた。

 日本の温水洗浄便座業界は現在、農業用水確保のために、無水トイレの実現を目指している。
 日本において、温水洗浄便座の普及率は80%に達している。
 新しい商品を作り出す際には、技術と健康、エネルギーなどと組み合わせることも必要だ。
 例えば、LIXILは、「無水トイレ」をケニアに持ち込み、現地で農業改革を起こしたい考えだ。

 LIXILがケニアで計画している、「無水トイレ」とは、水や電気などのインフラが整備されていない地域でも設置、使用ができるトイレ。
 便器下部で排泄物を固液分離のセパレーターにより便と尿に分ける。
 分けることで、アンモニア臭などの発生を抑制し、不快な臭いを減らす仕組みとなっている。
 食糧不足が社会問題になっているケニアで、その分けた排泄物を発酵させて肥料にすることができれば、安定した農業生産も期待できる。
 このアイデアが成功すれば、日本が予想もしていないビジネススタイルが発展途上国に広がる可能性もある。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)



サーチナニュース 2015-06-26 11:53
http://news.searchina.net/id/1579209?page=1

中国で「温水洗浄便座」の需要はさらに高まる!=中国メディア



 中国メディアの毎経網は21日、2015年の春節(旧正月)期間中に日本を訪れた約45万人の中国人は日本国内で60億元(約1213億円)もの消費を行ったと伝え、特に温水洗浄便座の人気が高かったことを指摘し、今後は日本メーカーの製品は中国国内で販売台数が伸びる見込みだと伝えた。

 記事は、
 「60億元のうち、どれだけの金額が温水洗浄便座に使われたかは分からない」
としながらも、日本では各メーカーの温水洗浄便座が品切れ状態になるほどだったと紹介した。
 さらに、日本で販売されている温水洗浄便座の多くが中国で生産されたものだと伝え、
 「日本から苦労して持ち帰った製品は中国製だった」
と論じた。

 続けて、日本の温水洗浄便座メーカーとして有名な企業はパナソニック、TOTO、東芝の3社が挙げられるとし、パナソニックとTOTOの製品は中国市場でも購入できるが、東芝の温水洗浄便座は現時点で中国市場では正式に販売されていないと紹介した。

 さらに、パナソニックの温水洗浄便座を生産している工場は世界に1つだけ、それも中国にしか存在しないとし、
 「パナソニックの温水洗浄便座のうち、『DL-WH60WS』は最高級品だ」
と指摘する一方、同製品は日本だけでしか販売されておらず、中国で購入したければ代理購入によるネット通販などしか手段はないと指摘し、
 「なぜパナソニックは中国でDL-WH60WSを販売しないのだろうか」
と疑問を投げかけた。

 続けて、DL-WH60WSが中国で販売されていない理由として、中国のパナソニック関係者の話として、
 「中国の国家規格」と関係していると伝え、
 同製品を中国で生産・販売するためには「医療機械の生産許可証」が必要
だからと紹介。
 中国で販売したくても、日本と中国での規格が異なるため販売できないのが現状だったと伝えた。

 また記事は、中国で
 パナソニックは年120万台の温水洗浄便座を生産し、うち3分の1を中国国内向けに販売している
と伝える一方、中国人の所得が上昇し、生活の「質」を求める消費者が増えていることを背景に、中国国内での販売台数は今後、ますます増えていくに違いないと論じた。


サーチナニュース  2015/07/10(金) 14:56
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0710&f=business_0710_048.shtml

日本の驚き「トイレ事情」!・・・文化も形成=中国メディア 

 中国メディア・今晩網は6月5日、スマート便座に代表される日本のトイレが「科学技術によって生活が変化するお手本になっているばかりでなく、ハイテク技術を含むトイレ文化をも形成している」とし、日本国内で見られる驚きのトイレ事情について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、スマート便座が実は日本が発明したものではないことを紹介。
 1960年代に日本企業が米国から輸入販売したのが最初で、日本初の国産スマート便座は67年にINAXが開発したものであると伝えた。
 そして、その後水温調節や便座センサーなどといった改良を重ねることで日本国内で普及が進み、今は小さな旅館にすら備えられている状況であるとした。

 さらに、日本のトイレには「くずかごはなくても、トイレットペーパーは必ずある」とし、どこのトイレにも再生紙で作られた、水に溶けやすい柔らかいペーパーが備え付けられていると紹介。
 この溶けやすいペーパー、力強い水洗能力、そして詰まりにくい下水道の設計により、日本では使用済みのペーパーをくずかごに捨てず、そのまま便器内に流すことができるのだと解説した。

 このほか、
 「日本のトイレには社会的弱者に対する配慮も表れている」
とし、公共スペースの多くに高齢者や障害者専用のトイレが設置されており、滑りにくいマット、手すり、乳児用椅子やおむつ台のほか、緊急時の通知ボタンまで備え付けられ、安全確保が図られていることを紹介した。

 記事はそのうえで、
 「日本人にとって、トイレは単なる排泄の場ではなく、リラックスできる場なのだ。
 日本人はトイレを一種の文化にまで発展させたのである。
 また、日本政府もトイレを通じて日本の科学技術や文化をアピールしたいと考えている」
と締めくくった。




中国の盛流と陰り




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